仕事拒否の理由2『担当がココだから』で笑った実話
毎日のお勤めご苦労様です。すえです。
会社勤めが続いていくと、能力に応じて勤務内容が変化する事があります。
これって実は、新たな業務を任される度に能力として認識され、言ってみれば給料・成績のアップに繋がってくるのですね。
1人1役の正社員は会社は望みません。
1人で複数をこなせる人材を会社は望みます。
とはいえ、1人で行える業務は1人分が限界です。
1人で複数分を求めるのは道理的に無理がありますね。
つまり、会社が求めるのはそれぞれの従業員が備え持つ経験という事になります。
その経験の入り口が『新たな業務の依頼』となります。
ただし、人の性格とはそれぞれでして、成長を拒む人材も少なくありません。
そうした場合は正社員としての雇用の意味がなくなりますので要注意です。
嘘のような本当の話。
信じるかどうかは読み手次第ですが、先に言っておきます。
『何事もやらない内には結果が出ない』
これはどんな業務であっても通用する言葉です。
そして特別な資格を必要としない業務であれば、
『誰かが出来る業務は自分にでも出来る』
という事です。
と、そんな前置きでこのページの話題は『仕事拒否その2』、
担当がココだからできないです。
覚えている限りではありますが、やり取りを事細かく記して言いますね。
担当がココだから他の仕事はできないという理由
会社は人の成長に合わせて配置換えをする。
弱い部門の強化。
新しい業務への勉強。
合わないと感じた場合の助け舟。
リーダーとして未来を期待しての新天地。
理由は様々。
彼の場合は物覚えが早く、会社全体で目を向けられた人材でした。
…が…。
実際の業務拒否内容
すえ「××くん、そろそろこの業務にも慣れてきた事だろうし、そろそろ新しい仕事覚えてみようか?」
新業務拒否者「いや、それは出来ません」
すえ「え? 何か理由があるの?」
新業務拒否者「面接の時、お偉いさんに『君の担当場所はココだから』って言われたんです」
すえ「そうかぁ。確かにそうかもね…」
(注:↑そのお偉いさんだったりします…)
新業務拒否者「僕、クビですか?」
すえ「いや違う違う! 会社としては、みんなに色々な仕事を覚えてもらうのが一般的なんだよ。君も僕もそのうちの1人なわけで、こうやって少しずつ出来る仕事の範囲を広めていくんだよ」
新業務拒否者「本当ですか?」
すえ「バカばっかり言ってる俺だけど、キミに嘘を言った事がある?」
新業務拒否者「う~ん、無いかも。でも、あのお偉いさんに言われたから…」
すえ「そっか。じゃあ、そのお偉いさんの命令なら聞けるの?」
新業務拒否者「はい」
すえ「じゃ、今日の今日は無理だから、明日までに確認するね」
新業務拒否者「お願いします」
う~む…
採用者は彼との会話で何を見出したのかと尋ねたくなる内容ですね。
彼の入社当時、配属場所を考えたのは僕。
その配属場所を現場見学がてらに伝えたのも僕。
そして彼はそんな僕を『お偉いさん』と表現。
でも次の日から一緒に勤務していながら、その『お偉いさん』の顔と名前を忘れていたらしい彼…。
そんな事もあるんですね…。
(昨日を振り返った挨拶をしたんだけどなぁ…)
彼の本音?
ある意味で忠実な性格の持ち主なんでしょうね。
誓ってもいない忠誠心すら感じましたよ。
ただし記憶力に問題があるようで…。
それ以前に社会勉強不足ですかね。
なんだかコントみたいな話ではありますが、これも実話ですね。
ちなみに彼には次の日、
『お偉いさんに聞いたけど、やっぱり次の場所も覚えて欲しい』
って言ってたよ。
と言ってみたところ、すんなりと快諾してくれました。
顔も名前も忘れた彼の中のお偉いさんの言葉とは、一体どれだけの影響力があるのでしょうかね?
そして当の『お偉いさん』である僕は、苦笑するのが精一杯でした。
仕事は着実に覚える。
しかも他人の些細なミスを指摘でき、安全性の配慮も忘れない。
模範的な従業員ですね。
…でも、細かな言動を耳にするあたり、リーダーとして適任かどうかは疑われる所でもあります。
担当の変化は避けられない
企業が特に強く求めるのは世代交代可能な従業員づくりです。
先代が物事を覚え、そのイロハを後継者に継ぐ。
そうして世代交代が繰り返され、企業は安定した存在感を示すものです。
正規社員とアルバイトとの最大の違いは正にここにあるのでは?
と、昔から考えていますね。
なので厳しい話ですが、
『どれだけプロ意識を持って1つの仕事が完璧に近い従業員』
と、
『そこそこの能力でそこそこのミスをするが複数の仕事を知っている従業員』
とでは、僕の場合は後者を考える事も無く優秀と表現するでしょう。
1つしか出来ない従業員と複数の仕事を知っている従業員では、他人に教えられる範囲が違いますからね。
優しく言えば、1つの物事しか教えられない従業員と、複数の物事を複数に教えられる従業員という違いです。
加えて言えば、時代の流れに応じて流行り廃りが出てきます。
1つを極めた仕事が無くなれば、その1つを極めた人材は用なしとなります。
ところが、たとえ平凡以下でも複数の業務を知っている人材であれば、そのうちの1つが消滅しても、他の業務に携わる事が可能です。
これが管理する側としての決定的な違いですね。
ちなみに業務は極めても仕方がありません。
というのも、誰か1人が極める事が出来ても、その後の誰かがそこに到達できないという事態に陥れば、極められた技術は劣化の一途を辿るからです。
そして極められる人材はごく限られます。
更には、極めるにはそれ相応の時間と経験が必要ともなります。
という事で、仕事なんてものは『誰もが行える平均的』が1番という解釈ですね。
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