2分間スピーチ防災ネタ『消火栓・消火器位置』参考例
朝礼の参考例を記しておきます。
この参考例はあくまで僕の性格が反映していますので、 実際に使う場合にはあなたの言葉に置き換えてくださいね。
防災ネタは、ある意味で笑って話す内容ではありません。
ただし、実際に災害に見舞われたわけではない状況下で言葉にするのが防災ですので、怒って話す内容でもありませんね。
コツは、『淡々と』といったところでしょうか。
ニュースや身の周りで実際に発生した災害などを織り交ぜると、リアリティーが増しますよ。
消火栓・消火器位置を利用した朝礼の一言
『〇月△日、午前✕時より消防の立ち入り検査があります。
毎回同じ事を言いますが、消火器・消火栓までの進入ルートを確保しておいてください。
そして付け足して言うならば、毎回毎回消防立ち入りの話の前に同じ事を言いたくありませんので、意識的に常時通路を確保していただければ幸いです。
…というか、当たり前の話ですね。
確かに施設キャパは完全にオーバーしている物量ではありますが、いざ火災が起きた時に消火器や消火栓まで辿り着けないのであれば、消防の立ち入り検査も意味なしになります。
いざという時に自分自身や周囲関係者を守る意味でも、消火器・消火栓前通路の整理整頓は常に意識してください。
どうしても溢れてしまう物資は………、この際、シャッターの外に放置でもいいでしょう☆
ちゃんと考えない会社が悪いという話ですからね。』
話題の狙いと余談
この話し方は、実は僕の性格のありのままというか、実際に言葉にする伝え方ですね☆
会社環境によっては驚く方もいらっしゃるかと思いますが、少なくない企業が消防立ち入りに関しては無関心であり、そもそも『火災』に関して無関心です。
それよりも売り上げ、それよりもコスト削減に躍起になっており、災害に関しては
『発生してから謝れば良い』
…ではなく、
『発生そのものが別次元の話』
といった認識なんですね。
言い古された言葉に『日本は肩書主義』という言葉があり、例えば運転免許証を取得していれば、免許取得後、20年間ペーパードライバーでも『運転ができる』という認識になります。
超有名大学を卒業した人物である場合、その本人が極度の対人恐怖症で、どんな相手に対しても一切の言葉を発する事が無く、その上、人の話を全く耳にしない、誰の言う事も聞く気が無い、といった性格であっても、『賢い人物』と認識されます。
消防の立ち入り検査もこれに似通った部分があり、立ち入り検査時に問題が無かったから合格。
そんな印象ですね。
個人的にはどうして立ち入り検査に日程を組む必要性があるのか?
という疑問を持つわけですが、ああいった調査というものは突然発生してこその緊急時の対策だと思うのですね。
火災発生は人為的でない限り、予定は存在しません。
だからこそ、いつ火事が起こっても迅速に対応できるように、常々消火器具の存在位置を把握し、その使用法を理解する必要があるわけですが、消防が立ち入るだけの検査、更にはその場限りの正否確認にどれだけの効果が期待できるか、疑問ですね。
こんな話を目にして『?』な方に分かり易い替えの話をお伝えするならば、こんな問い掛けが出来ます。
『本社のお偉いさんや、重要な来客がある場合にだけ追加清掃業務が発生する事業所』
コレって重要な相手に悪い部分を見せたくない行為ですよね。
こういった臨時清掃業務が当たり前の事業所は、防災に関しても同じ考えを持つ傾向が強い気がしますね。
『その場凌ぎで高評価が得られれば良し』
という考えの表れであり、正直、自分以外の従業員の事はどうでも良いという気持ちを隠す気が無い事業所なんでしょう。
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