2分間スピーチ防災ネタ『通路上に這う配線』参考例

朝礼の参考例を記しておきます。

この参考例はあくまで僕の性格が反映していますので、実際に使う場合にはあなたの言葉に置き換えてくださいね。

防災ネタは、ある意味で笑って話す内容ではありません。

ただし、実際に災害に見舞われたわけではない状況下で言葉にするのが防災ですので、怒って話す内容でもありませんね。

コツは、『淡々と』といったところでしょうか。

ニュースや身の周りで実際に発生した災害などを織り交ぜると、リアリティーが増しますよ。

通路上に這う配線を利用した朝礼の一言

『安全対策と防災意識の一環として、常々気になっていた箇所があります。

それは○○現場に繋がる通路の事ですが、あそこには昔からコピー機と電話がありますね。

以前は反対側の壁に隣接していて配線が隠れていた状態でしたが、何らかの理由で今現在の位置に設置された事を覚えています。

どうして設置位置が移動したのかは分かりませんが、それはまあいいとして、問題は配線ですね。

電力供給のコンセントが反対側にしか存在せず、これが仕方なしなのか、それとも移動した事自体を忘れてしまっているのかも判りませんが、むき出しの配線に足を引っ掛けてしまい、非常に危険に思えます。

まだ転倒による怪我の情報や、機械の故障といった情報は聞いた覚えがありませんが、どちらにしても時間の問題である事は間違いないと思います。

なので、問題のコピー機に関係する部署の方は今の話を持ち上げ、可能であれば早急な措置をよろしくお願いいたします』

多くの事業所では何らかの理由で特定空間のレイアウト変更がなされ、業務に必要な道具の位置関係が変化する場合があります。

ただ、空間内部の位置関係を自由に変更できても、壁に固定されるコンセントまでは移動は不可能ですね。

その結果、至りがちになるのが『仮移動』。

『仮』なので、実際にとりあえず配置変更してみて、その後の様子を見ようという試みですね。

同時に『仮』なので、大掛かりな工事は後回しとなる場合が大半です。

これが原因で電子機器の多くの配線が『仮に、一時的に』、床面に姿を現すという流れですね。

ところが別の現実問題として、意図的な長期休業中でもなければ業務は日々続行されます。

はじめは短期間で予想できる問題を解消するつもりであったとしても、業務に追われる中で後回しが優先され、いつの間にかその状態が自然と感じてしまうのですから、人の認識というのはある意味で不思議ですね。

電気製品に使用される多くのコードは踏まれたり引っ張られたりという事も想定されているため、ある程度の強度は考えられていますが、それでも毎日踏まれたり引っ張られたりという想定は無いでしょう。

長い期間、コードが床面を這う状態では、いずれ誰かが転倒事故に見舞われたり、足に引っ掛けた衝撃で機械が損傷する事も考えられますが、一番怖いのは火災の発生でしょう。

どれも事が発生してしまってからでは手遅れですので、この手遅れを未然に防ぐのも管理者の仕事であり、防災意識の表れとも表現できるでしょう。

人前で話すのが苦手という人に向けた話をまとめてあります。

どうしても朝礼や昼礼といった、『人前が苦手・ネタ探しが苦手』という人に役立てば幸いです。

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