2分間スピーチ防災ネタ『避難訓練』参考例

朝礼の参考例を記しておきます。

この参考例はあくまで僕の性格が反映していますので、実際に使う場合にはあなたの言葉に置き換えてくださいね。

防災ネタは、ある意味で笑って話す内容ではありません。

ただし、実際に災害に見舞われたわけではない状況下で言葉にするのが防災ですので、怒って話す内容でもありませんね。

コツは、『淡々と』といったところでしょうか。

ニュースや身の周りで実際に発生した災害などを織り交ぜると、リアリティーが増しますよ。

避難訓練を利用した朝礼の一言

『毎回避難訓練時に消防署からおりを受けていますが、今回もそうでしたね。

全ての避難訓練が採点されているのかは僕にはわかりませんが、少なくとも○○市内に存在する避難訓練においては、○○市を管轄とする△△消防署ではリスト化され、同時に採点による順位化がなされているようです。

結果、もともと低順位だった当事業所の今回の避難訓練は最下位と言われてしまいました。

なんだか実感が湧かない結果ではありますが、当事業所からすれば、他の全ての企業・事業所が僕らよりも優秀と判断されているようですね。

言い換えれば何らかの大災害が発生した場合、○○市内の全事業所で当事業所の死傷率が格段に高いという想定が結論付けられている話でもあります。

生き抜くための競争の話ではありませんが、結局痛い思いをして嫌な気分になるのは自分自身ですので、次回は高得点を目指して行動しましょう』

実際の災害に対しての被災者の犠牲者統計の内容は把握していませんが、例えば2011年3月11日の東日本大震災の犠牲者には、ある特徴が素人目線でも窺い知れる事ができます。

当時は既にスマホが徐々に普及していた時期でもあり、今で表現するガラケーと呼ばれる携帯電話に関しては既に一巡した時期と言っても問題が無いでしょう。

動画記録が誰にでも簡単な時代に突入しており、それまでになかった一般素人の録画映像がYouTubeなどにも投稿され、今でも当時の被災の瞬間を確認する事が可能です。

実際に被災を被り、いち早くその後の大災害から逃れる事ができた人物と、そうではない犠牲者側に立つ事に至った人物の大きな違いは『行動の速さ・声の出し方』にあります。

生存者ほどいち早い安全圏への脱出を試みており、とにかく大声で周囲に存在をアピールしていました。

反対に、犠牲者側ほど妙に落ち着いており、先に避難した人物から丸見えの状態にあるにもかかわらず、『声』を上げる事をしないんですね。

僕は専門家ではないので詳しい話は出いませんが、少なくとも犠牲者側には『大丈夫だろう』といった、妙な安心感があったかに思えます。

避難訓練において高い確率で低評価を受ける原因には、この『大丈夫だろう』といった、他人事にも近い考えが浮かんでしまうのかも知れませんね。

実際に命の危険に迫られた事のない人に多い考えでして、それは実は幸せな人生を歩んでいる証明とも言える状況下ではありますが、多くの犠牲者が犠牲者となった理由には、そうした気付かない幸せを当たり前に思った結果、実際に命の危険が迫った瞬間にも『他人事』に思えてしまった何かがあったのでしょうね。

でも、自然は全てにおいて平等ですので、人1人の考えが及ぶわけのない世界でもあります。

それを認識するのが避難訓練でもあるので、毎回訓練の度に叱咤を受ける事業所ならば、少し考えを改める方法を模索した方が良いかも知れませんね。

人前で話すのが苦手という人に向けた話をまとめてあります。

どうしても朝礼や昼礼といった、『人前が苦手・ネタ探しが苦手』という人に役立てば幸いです。

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