屋台とテキ屋とキッチンカーの違いとは?お祭りによく見る売店の疑問解消
お祭り会場に切っても切り離せないのが屋台の存在ですね。
屋台はある方面で売店と呼ばれ、またある方面でテキ屋とも呼ばれ…と、様々な呼ばれ方をされてイマイチ理解が追い付けない部分がありますね。
更には最近ではキッチンカーも乱入する状況でさらに混乱している方もいるでしょう。
このページでは『屋台』と代表された呼び方をされる一方で、その他の呼び方をされるそれぞれの特徴を説明していきますので、気になる方はご覧ください。
ちなみに結論から言いますと、客側に立つこちら側としては、お金を払って欲しいものを購入するといったスタイルには何一つ変化はありません。
屋台とは?
商品を売る台に屋根を取り付けた、簡易販売所の事ですが、正確に言えば『屋外売店』の総称です。
お祭りをはじめとしたイベント会場を思い浮かべればよく分かる事ですが、常時店舗を構えるような形態ではなく、一時的に店を組み立て、一定時間または一定期間内にのみ販売を行うお店の事ですね。
仮に一定期間、同じ場所で商品を売るにしても、販売時間外は屋台を折り畳み軽トラックなどに収納する事でその姿を消す事も有名です。
早い話が土地と土地をまたぐ移動販売所という事です。
店舗スペースが非常に狭いため、多数の商品を取り扱う事をせず、多くの場合は一点集中型な販売形式を採用しています。
屋台の経営者は様々で、町内会の役員や飲食店舗の販売員、独立経営者や的屋と幅広いですが、購入者側からは全てが店主となるため、その見分けはつきません。
なお、屋台は収納が容易な売店を意味するものとして今では有名ですが、移動可能な売店も屋台に数えられます。
移動可能な売店とは、チャルメラなどで有名なラーメン屋台を想像すれば理解できるでしょう。
リヤカーの様に手で店ごと引き歩く売店の事です。
なお、移動販売カーやちんちん屋に関しては下記に書き留めておきます。
的屋(テキ屋)とは?
盛り場や縁日など人出の多い所に店を出し、いかがわしい品物などを売る商人とされますが、現代の情報社会の中ではいかがわしい商売が白昼堂々と成立する事が極めて少なく、結果的に普段よく見る屋台店に溶け込んだ印象が強いですね。
一般層の屋台と決定的に事ある部分は組織化されており、親分と子分に分かれてそれぞれが商売に精を出すという部分です。
もともとが商売に精通した組織ではないので広範囲の商材を販売する事が苦手な反面、人気となるだろう商材に的を絞って売るといった手法を得意としているという一説も。
これが的屋の『テキ(的=まと)』の由来とも言われています。
一般的な見解をすれば、屋台商人も的屋商人も見分けがつかず、同時に識別する理由は無いという話ですね。
露店とは?
露店の正式名称は『露天商』です。
屋台に存在する屋根が存在せず、簡素な台や地べたに商品を並べて販売する形式ですね。
時代背景もあって今ではめっきり目にする事が無くなりましたが、分かり易く説明すれば
時代劇に登場するアレ……
と言えば理解できるでしょうか?
いかにもな商人が風呂敷を広げ、その上に商品を並べ、
『寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!』
と騒ぎ立てるアレですね。
今の時代では衛生法のなんたらで不衛生ととらわれがちですが、昔はむしろそれが一般的でしたね。
また、路上に商品を展開するようなものですから、当然ながら調理品は並べられません。
キッチンカーとは?
屋台と自動車が合体したような自走可能な販売所の事で、トラックで言うならば荷台が調理場兼カウンターになっている事が多いですね。
屋台としての準備時間や撤去時間が大幅に短縮され、現地に到着と同時に販売が開始できる魅力を備えています。
超有名な部分を言えば、石焼き芋屋さんがそうですね。
ここ最近まで問題視された新型コロナウイルスの影響で一気にキッチンカーが増加したようですが、その多くは大手飲食店か、個人の飲食店に集中したようです。
個人の飲食店は無名な反面、キッチンカーの導入が可能な予算を持ち合わせていると推測できますので、その味が気になるところですね。
特設販売所とは?
イベントに合わせて一般的な屋台は出展しない代わりに、保有する敷地を利用して時間外販売を行う一時的な販売スタイルといったところでしょうか。
例えるならば、『あいうえお商店』というお店があった場合、そのお店はイベントのために休業しますが、それに代わって敷地内に特設販売所を設置するなどをし、その時限りの販売を試みるといった販売方法ですね。
また、『あいうえお商店』は完全休業となりつつも、町内会などの関係者が一時的に貸し切る事で特別な売店として利用する場合もあるようです。
後者の場合は町内の予算が組み込まれているため、良心的な販売価格になっているところも特徴ですね。
移動販売カー・ちんちん屋とは?
移動販売カーとはキッチンカーのような調理を行う設備を整えておらず、雑貨や加工食品を取り扱う移動するお店を指します。
企業が保有する楽曲や覚えやすい有名どころの楽曲を大音量で放送しつつ、住宅街を走る事で自らの出現を知らせ、特定の場所で短時間の販売を繰り返す商売方法ですね。
移動費用がどうしても嵩み、また、集客率も良いとは言えないため、比較的割高になってしまう傾向も。
お店の少ない農村地区や限界集落には無くてはならない存在とも言われ、人の多い地域では見る事が難しい存在です。
また、ちんちん屋とは同じく移動販売カーですが、こちらは大人向けというよりも子供向けな販売カーの事で、加工食品の他に玩具や駄菓子が多く備えられている印象です。
なお、『ちんちん屋』という名の由来は、金属を打ち鳴らす『チン!チン!』という音色から来ているようです。
屋台とテキ屋とキッチンカーの違いとは?お祭りによく見る売店の疑問解消 まとめ
という事で、屋台にちなみ、一言には『売店』と称されるアレコレをまとめて書き上げてみました。
こうして見ると売店にもいろいろあるものですね。
もしかすると僕の知らない販売方法が他にもあるかもしれませんので、他の販売方法を知る機会があったなら追記していきますね☆