仕事拒否の理由5『コミュ障のため』で笑った実話
毎日のお勤めご苦労様です。すえです。
近付く人を注意深く観察すると実に面白いもので、同じ言葉を使うにしても様々な人格というものが浮き彫りになる場合があります。
ただし、これは言葉を発する方に限る場合であり、言葉を発する事のない人物から読み取れる内容の多くは不安でしかありません。
それくらいに働く場においてのコミュニケーションとは重要なものと感じます。
仮に、何かの障害によって声を出せない方もいますが、声を出せない代わりにアクションをしてもらう事で多くの場合は理解できます。
つまりはコミュニケーション能力とは、どれだけ自ら他人に接近できるかどうかを指し示すものであり、それが可能なほどに理解力が高まり、強いては職能に繋がると感じます。
しかし、反対にどれだけ能力に優れていたとしても、コミュニケーションを避け続けば、その人材の成績は地に近付く…という事ですね。
と、そんな前置きでこのページの話題は『仕事拒否その5』、
コミュ障のためそれは出来ないです。
覚えている限りではありますが、やり取りを事細かく記して言いますね。
コミュ障だからその仕事はできないという理由
特に接客業では見知らぬ人との会話…とまではいかなくとも、最低限の言葉のキャッチボール能力は必要となります。
仮に接客を完全無視しても、会議や面談といった相手と直接言葉を交わす機会はほぼ強制的にめぐって来るものです。
避けては生きていく事が難しい事実。
それが言葉の扱いとなるでしょう。
実際の業務拒否内容
すえ「××さん、お客さんからクレームが名指しで来ましたよ」
業務拒否者「…どういう…?」
すえ「『暗い。商品を探していて声を掛けても無視される。挨拶が無い』とか。確かに店内での声掛けが全くありませんし、いつもうつむいていますよ」
業務拒否者「すいません。…コミュ障なんで…」
すえ「コミュ障にしては僕とはこうして会話できるじゃないですか?」
業務拒否者「…話すしかない場面だから応答しているだけです…」
すえ「じゃあ、ココでは『働く場面だから働いている』と?」
業務拒否者「そんな感じです…」
すえ「働く場面の中では基本的挨拶も含まれているんだけど? 仕方なしにでも笑顔の接客を心掛けてもらえると有難いんですがね」
業務拒否者「でも、コミュ障なんで…」
すえ「コミュ障って…。……昼休み、よくファストフードのハンバーガー食べてるよね? いつもどうやって注文してるの?」
業務拒否者「………」
う~む…
そもそも自分で自分を『コミュ障』と表現するのってどうなんですかね?
そういうのって他人が判断する気が…。
それ以前に入社したという事は、面接などの面談を何回か繰り返したはずなのですが…。
更にはこの職場は赤の他人が頻繁に出入りするショッピングセンター。
言葉が不必要な職場ではないんですね。
どうしてこの職業を選べたのかが最大の謎であり、面接官はどういった意図で彼を採用したのかも謎ですね。
彼にとって生き地獄ともなりそうな職業の筈ですが…。
彼の本音?
会話内容は暗いものですが、雑談程度なら気軽に乗ってくるのが彼でもありました。
つまりは極端な人見知りの性格の持ち主なんでしょう。
本当の意味で『コミュ障』を考えるなら、まず世間に顔を出す事が難しいとも考えます。
言うなれば彼の場合は『自閉症』と言ったところかもしれませんね。
それでも、こうして外出して人の行き交う店内で業務遂行が可能であれば、ちょっとしたきっかけで人生が変化すると考えるのですがね。
働くコミュ障?
単純にコミュ障と言っても様々な人格が存在しますが、職をきちんと選べば障害無く勤務する事も可能です。
ちなみに僕も少なくないコミュ障の方と勤務した事がありますが、実際のコミュ障という方は…、まず、どんなに声を掛けても声による返事をしませんね。
尋ねても身振り素振りで応答し、極端には全てが『YES・NO』の世界観です。
これが今回の話題で彼がコミュ障ではなく、自閉症と判断した理由ですね。
本当の意味でのコミュニケーション障害の方は、人との接触を極端に避ける傾向にあるため、与えられた業務は高い吸収力を発揮し、着々と進めるという傾向が強いですね。
なにせ、判らない事があれば言葉を発して質問する必要性が生じますし、ミスをすれば注意を促されたり質問に応じる必要性が生じるからです。
なので、自分に合わないと判断した時点で離職したり、人との接点を極力減らすために文句を言われない状況を作り上げる事に非常に長けているのが僕の中の『働くコミュ障』です。
人とのコミュニケーションを避けつつも自我を維持するには、業務に対する高い吸収能力と精度の高い実績が求められる……。
それが可能であれば、わざわざ人と対話する必要がない。
という事です。
こうでもなければ一般社会で給料を稼いで生きていくなんて芸当は、とてもではないけど出来ません。
対人関係に恐怖を感じる方は、まず朝の『おはようございます』から始めましょう。
これが出来るだけで人生に明るい光が差すはずですよ。
言い換えれば『おはようございます』を万人に出来ない人は、いずれ暗い人生を歩む事になります。
毎日の始まりの挨拶が出来ない。
好きな人にだけ挨拶をする。
これは立派なコミュ障ですね。
思い当たる方は少し勇気を持ちましょう。
緊張するのは2度の一瞬だけです。
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