残業拒否のウソ理由5『家が遠いから』で笑った実話
毎日のお勤めご苦労様です。すえです。
会社勤めとなると、残業の概念が脳裏に浮かぶのでは?
もちろん、残業を否定する会社も今では随分と増えましたが、依然として残業ありきの会社も多いですね。
こちらではそんな残業をどうにか回避しようとする理由の中、特に印象の深い内容を紹介しています。
嘘のような本当の話。
信じるかどうかは読み手次第ですが、先に言っておきます。
『残業が出来ないなら、もっとストレートに言いましょう』
そして、残業が当たり前の会社にとっては残業分の仕事があるものです。
そこのところをよく考えて業務に取り組み、未来の自分を眺めましょう。
そして残業ありきの会社の中で普段から残業に参加していれば、定期的な定時上がりは特に問題が無い事も理解しておきましょう。
と、そんな前置きでこのページの話題は『残業拒否その5』、
家が遠いから残業できないです。
覚えている限りではありますが、やり取りを事細かく記して言いますね。
家で調べるから残業しないという理由
定時終了間近。
自分で『拒否されるかも』という理由で残業出来ない理由を考える人物は、だいたい残業時間突入直前に申し出てきたりする。
時間に表せば、残業突入時間10分前あたりが最も多く、この場合の『話がある』の90%以上は残業拒否の内容を打ち明ける人物が非常に多い。
もっと早く言ってちょうだいよ。
こっちも業務の流れを想定しているんだから…。
実際の残業拒否内容
残業拒否者「すいません、今日残業が出来ません」
すえ「わかりました。何か急用ですか?」
残業拒否者「いや、家が遠いから帰り時間が掛かっちゃうんです…」
すえ「そ…、そうですか」
残業拒否者「…………」
すえ「明日以降も?」
残業拒否者「明日以降は問題ありません」
すえ「そうですか。…………。」
残業拒否者「では、失礼します」
すえ「…お疲れさまでした」
う~む…
……………この日、彼の家はどこかに遊びに行っていたのでしょうかね??
毎日の通い勤務で自宅から片道60~70キロという従業員が僕の中での最長記録と記憶しますが、彼の場合は片道40キロ越えでした。
電車通勤でもなければ多くの方は通勤距離を20キロ圏内に留めたがるので、40キロ片道の彼の場合は単純に表現しても長距離ですね。
自宅と会社の往復だけで3時間は取られているという話でしょう。
普段の彼は毎日最後の方まで現場に残らないタイプではありましたが、家との距離の話は知っていましたので、僕を含めた関係者も口出しはしませんでした。
何よりも彼自身が残業そのものを否定する性格ではないので、後日に業務の支障が出ないのであれば、彼自身に任せていた部分があるのですね。
まあ、早い話が『いつもは残業をしてくれる』という話でして、この話は『この日に限って残業が出来ない』という話です。
ただ、その理由が急用等の特殊な理由ではなく、『家が遠いから』って………。
いや、僕個人としては『今頃!?』ってなものですよね。
彼の本音?
冷静になって理由を述べられないくらいの緊急事態が彼を襲ったのでしょう。
…と、解釈しました。
もともと口下手な彼でしたので、短時間で納得のいく理由が思い付かなかったのだと。
そうでないと、考えようによっては彼の自宅が日によって近かったり遠かったりしてしまいそうですからね。
僕の場合ではありますが、『今日、定時で上がるから』って言ってもらえれば問題無いんですけどね。
ちなみに残業を拒否するには?
多くの方が勘違いしていますが、残業は必ずしなければいけないものではありません。
残業を乱暴に訳すると、
『時間内に終わらなかった業務を残って処理する事』
です。
一方で就業時間とは1勤務(基本的に24時間内)に定められた全体的な時間の事です。
また、定められた時間『定時時間』とは、1日の全ての業務を指します。
日本の多くの場合は1勤務8時間労働という場合が多いですね。
これは8時間の中で1日に与えられた業務を行いましょう。
という事です。
言い方を変えれば1日の勤務時間が8時間なので、仮にこの時間内に終わらなかった場合は居残りをして業務を完了しましょう。
という事ですね。
この『居残り時間』が残業という枠として扱われる話です。
つまり、残業とは通常業務とは異なる場合に発生する可能性がある業務の事で、簡単な解釈を施すならば、8時間以内で終了する業務を与えるのが企業の義務とも言えるのですね。
毎日の残業が当たり前と言う会社は、1勤務以内に完了できる筈のない業務量を労働者に押し付けている。
とも取れるわけです。
これが残業ありきの企業の実態ですね。
終わるわけの無い業務量が常時与えられる…。
ブラック企業の基本中の基本ですね。
こんな企業で働き、疑問を抱く場合は未来の自分を生かすためにも慎重に考えましょう。
ところで残業の参加は基本的に自由です。
拘束時間は企業が設けた1勤務(日本企業の多くは8時間)に集約されるので、そこからの延長はあくまで従業員の自由なんですね。
なので、残業できない場合は素直に
『今日は残業できない』
という旨を申し出れば良いのです。
もちろん、理由も必要ありません。
これを咎める権利は誰にもありません。
残業をしない事に対する変化は単純に
『残業分の賃金が発生するか、しないか』
という部分だけです。
これで成績に変化が生じるならば、それは単純にブラック企業という事ですね。
もちろん、残業ありきと紹介を受けた会社の中で、年がら年中残業拒否では残業する側が優遇されるでしょうが。
なかなかに悩ましい話です。
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