1分間スピーチどこかで使える業務連絡ネタ『指摘後の処置』参考例
朝礼の参考例を記しておきます。
この参考例はあくまで僕の性格が反映していますので、 実際に使う場合にはあなたの言葉に置き換えてくださいね。
どこかで使える業務連絡ネタは、そのタイトルの通り常に使えるネタではありません。
ですが、業務をする中で不定期に必ずと言っても良いほどに遭遇する内容でもありますので、場合によっては予定していたスピーチネタを差し置いてでも言葉にした方が印象アップに繋がる場合もあります。
どうしてもどこかのタイミングでネタ切れは起こりますので、こうした不定期な内容をお伝えする事で場を凌ぐという考えもアリかと思いますよ。
業務連絡ネタ:指摘後の処置を利用した朝礼の一言
『非常に残念な話ではありますが、社内横領が発覚しました。
横領物は缶ジュース。と、お菓子。
発見者は僕自身です。
本人には既に注意勧告を促し、今後、同様の事を行わないという旨を約束してもらい、こちらの管理不足という反省点も踏まえ、今回は不問としました。
なので、名前は伏せますし、今まで通りの接し方をします。
ただ、被害状況を数値化すると、これって1人2人の犯行では到底実現不可能な数値に達しているんですね。
という事で、僕が確認してしまった以上、監視の目が強化される事になりますが、今後の悪い数値がゼロになる事を期待します。
当事者には次に誰かを発見した場合の処置も話してありますので、宜しければ関係者は当人の口から聞いてみると良いかも知れません。
もちろん、昨日僕が発見してしまった方も、見逃すのは今回限りですので、同じ過ちは繰り返さないでくださいね。
残念な話ではありましたが、いずれ過去の反省点として笑い話になる事も期待して、今後の結果に期待したいと思います』
話題の狙いと余談
社内物横領は、実は万引き問題など比較にならない数値で起こっています。
特に小売り店の加工食品、飲食店の食品や提供素材、小さなアクセサリーなどは格好の的となり、意外な部分では店内備品の一部(仕切り材や装飾収納ラックなど)も悪い意味で人気ですね。
それぞれの原価を考えれば被害は微々たるものですが、これを売り上げに換算すると頭を悩ませる大きな損失に繋がるもので、現実問題として互いが信頼し合うべき『仲間』といった間柄が起こす出来事なので、どんな分野でも過信は禁物という良い例でしょう。
チリも積もればという言葉がありますが、食品関係店ではリアルな問題の1つでしょう。
ただ、仲間内の不正を抑制するコツもあるもので、何でもかんでも叱咤し、罰則をつけるのではなく、まずは泳がせるという工夫も必要になってきます。
全てを切ってしまえば切られない内の仲間たちは犯行を続行する事でしょうし、切る度に新人教育が必要になるという精神的ダメージも付きまといます。
何よりも実行犯が滞在する限り、新人にもそのノウハウが伝えられるケースが考えられますからね。
なので、僕の場合は第一に発見してしまった相手が知識面・作業面・協力性・サービス性にある一定の信用を置いていた相手ならば、あえて見逃し、こう言います。
『どうせ1人で出来る量じゃない。仲間がいる事も何となく理解している。ただね、面倒だからわざわざ探すようなことはしないけど、君の手口を見て学んだから、そこは観察能力アップだね。仲間がいたら伝えておいて。2人目以降は見逃す気が無いって』
1人目を見逃す事によって、その1人目に関係者に注意を促してもらうといった魂胆ですね。
相手だって悪いと知って行動しているわけですから、危険が迫れば隠れて当然であり、証拠隠滅してもそれは当然なのです。
ならば、同じ穴の狢ではありませんが、仲間同士で注意喚起してもらい、曲りなりであってもまっとうな方面に向かってもらおうといった考えですね☆
こちらも半分仲間になるという意味で安心してもらい、その上で約束は果たすといった誠意も通します。
当然、2人目を見付けてしまった場合には約束通り、上層部に相談し、場合によっては警察に突き出します。
なお、1人目を見逃す事で、結果は大きく4つに分かれます。
- 見逃した1人が協力的になり、以後、会社に貢献するようになる。
- 見逃した1人に影響力があり、関係者の多くが会社に貢献するようになる。
- 見逃した1人が一方的に自主退社をする事で、本来の処置が自然実行される。
- 見逃した1人に影響力があり、その仲間の多くが自主退社を申し出てくる。
いずれにしても、もともと見つけ出してしまった1人に関しては一般常識として犯罪ですので重要な選択に迫る義務が生じますが、その選択義務を実行するのも正直悩み、苦痛に他なりません。
なにしろ、被害額が10円だろうと10万円だろうと、そんな金額で相手の人生を揺るがす結果になるわけですからね。
何でもかんでも犯罪だ警察だと騒ぎ立てれば、世のサービス業の多くは破綻してしまう時代に突入しています。
ならば、相手のつまらない人生の斡旋ではなく、自らの勉強代を含める意味でもその場で反省させ、事がうまく運べば味方に着け、それで手口を知る本人に犯罪を抑制してもらうのも1つの運営ではないかと。
過去の犯罪者が更生して世に貢献する話はよく聞きますが、それを身近で自然に実践してもらおうかといった考えも含めた話でした。
注意:
当然、スタートは犯罪の不問ですから、それをネタにゆすったりしてはダメですよ。
何事も無かったふりに徹するのが、時間は掛かりますが1番です。
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