朝礼ネタ安全対策の HHK 参考例
朝礼の参考例を記しておきます。
この参考例はあくまで僕の性格が反映していますので、 実際に使う場合にはあなたの言葉に置き換えてくださいね。
HHKの危険性を利用した朝礼の一言
『安全に関する話は度々していますが、それでも人が行動する以上、 どうしても考えなくてはいけないのが様々な危険性とその先に繋がる事故との遭遇の可能性です。
実際に発生していない事故に関してとやかく言う事は出来ませんが、どれだけ注意を払っていても見抜けない事故の可能性というものはどこかしらに潜むものです。
例えば皆さんそれぞれの経験の中には、自分だけが気にしたかもしれない危険性というものがあるかと思いますが、
その思い当たった危険性はまんざら笑い話とは言えず、実は多くの人が同じような考えを持った経験があるものです。
では、どうしてみんなで同じ事を考えつつも話題にならないかと言えば、 それは単純に『自分だけが思う事』と勘違いする部分があるからと言えるかもしれませんね。
例えば、高所での作業時には落下の危険性が伴うという事は誰にでも理解できます。
誰にでも理解出来るからわざわざ口に出さない。
それが当たり前という判断に至り、注意を呼びかけない。
だからどこかのタイミングで思った通りの事故が発生する。
と、こんな感じでしょうかね。
でも、誰でも理解出来る高所での危険性は、 結果的に同じ落ちるでもその経緯が異なる場合があります。
足を滑らせる・つまずく・踏み外す・風に煽られた・足場が不安定だった・安全用具を正しく身に付けていなかった・安全用具が引っ掛かってしまった・高所恐怖症で集中できなかった。
…と、ポンと浮かぶだけでも色々とその発生原因があるものです。
こんな感じで業務中、それぞれが何かしらの危険性を感じた物事をヒヤリハットキガカリと表現し、略してHHKと呼びますが、 会社は様々な角度から作業中の危険性を考えているようでありながら、実はほとんどの危険性を見落としている部分もあるものです。
そういった意味から、作業に関する皆さんの安全性をより高める為に、 些細な考えや思い付きでも結構ですので
『例えば・もしも・万が一』
といった危険性を感じた場合には声を上げて頂けると幸いです』
話題の狙いと余談
HHK（ヒヤリ・ハット・キガカリ）は危険を伴うとされる多くの職場で活用されています。
ですが、
『痛い目を見ないと気が付かない』
という表現があるように、多くの人は事故寸前までの危険遭遇であれば、
『面倒』
の2文字が先だって言葉にすら出さない事がほとんどです。
結果、いつか大きな労働災害に誰かが見舞われます。
その一方で、会社は何かと予算の言葉を口にして利益を優先し、手を出さなければいけない改善項目を後回し…というか、そもそも乗り気でない印象が強い職場が多過ぎですね。
確かに労働災害に繋がっていなければ、危険な場所も無関係者には危険な場所と認識されません。
言い換えれば、
『だから問題が起きた時に大事になる』
という事です。
どんな職場であれ労働者は働く以上、可能な限り安全を意識する事が義務であり、反対に会社側は可能な限り安全に配慮するのが義務となります。
会社側が安全対策を怠っていると感じるならば、労働者は執拗なほど集団で改善を要求しなければ、いずれ誰かが痛い目を見るという事になります。
その痛い目を見る人物こそが、もしかするとあなたかも知れないのです。
せっかくHHKという言葉があるのですから、問題と思われる場所はバンバン言い放ちましょう。
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