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職業経験談04 地域密着型のストアー勤務1-2

1.8 職場の思い出

地域密着型ストアー(当時)勤務継続

おはようございます! すえです!

前回の話で僕の人生初の企業入社という事で、早くも普通ではない入社方法を披露してしまいましたが、あなたの初のアルバイト経験というのはどんなものでしたでしょうか?

やっぱり普通に履歴書を胸に面接でしたか? …というか、それが当たり前ですよね(笑)。

下のリンクは前回のお話です。まだ目を通していない方は暇つぶしにどうぞ。

職業経験談03 地域密着型のストアー勤務1-1】へ

 

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アルバイトから『新定時社員』へ

ストアー内の青果担当という事で、それがどうやら野菜と果物を専門に扱う部門と気付いた頃、当時の店長から声が掛かりました。

『すえ君、きみ、どうせ決まった時間まで働くなら新定時社員の方がいいんじゃないか?』

笑顔で説明する店長さん。僕の頭は『なんじゃらほい?』

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その会社の『社員』と『アルバイト』の中間職、『新定時社員』とは?

世の流通企業にもそういった扱いがあるのかどうかはわかりませんが、この企業ではそういった立場の従業員が存在し、長期的に勤務する可能性が高いと判断された時に登録される専用職のようなものらしいです。

ちなみにアルバイトとの違いはというと…。

時給+50円

正社員と同じ休暇日数(年次有給休暇使用の7連休・3連休各一回ずつ、誕生日休暇・結婚記念日休暇・忌引き休暇)

正社員と同じ待遇(年始出社特別手当・労働組合加入・夏季冬季賞与各・交通費支給)

他にもなんだかいろいろあった気がしますが、当時の僕はとにかく社会未経験者に等しかったため、これらの説明の全ては『呪文』そのものでした。

辛うじて理解できた『時給アップ』。これで働く時間が変わらないのだから、まあ、チョイスしない手はありませんね。

業務詳細

何も変わらず…。

唯一の違いは朝礼後の『会議』と銘打つ雑談会の参加。

内容は正社員たちの趣味である、昨日のパチンコ勝敗報告会。

全員でジャンケンして最終的に負けた人が全員分のジュースをおごるハメになる恐怖イベントつき。(ちなみに僕は高校入学したてで『金が無いだろう』という勝手な理解のもと、毎日無条件で一杯頂いてました。というか、遠慮しても強引に飲まされました)

担当/最終役職

担当:青果

最終役職:新定時社員(将来の正社員候補として、残業なしの条件下で社員と同じ仕事をする。当時の僕みたいな学生で、決まった時間しか業務出来ないが、長期間滞在する見込みがあると判断された人が対象となる模様)

通勤

片道約2キロ、自転車で約20分

労働時間

08:00~15:00(休憩1時間、なんちゃって会議30分、実働5.5時間)

定時制通いのため残業は無し

学校の長期休暇期間などに夜まで残業。内容はアルバイト教育、相手は同級生かやや年上。

特殊業務

発注忘れなどによる品薄商品などを周辺協力店舗から回収する業務。相変わらず。

『無いよりはマシ!』というチーフの一声に応じ、5個でも10個でもいいからモヤシをかき集める若き日の僕…。真夏の炎天下の回収となると、輸送中にモヤシの袋がパンパンに膨れる。これ、売っていいの?

その他の業務

『平台』と呼ばれる、商品を山積みする台を年に数回移動して模様替えをするが、予想外に大掛かり。

大根のミイラを偶然発見するが、大きな大根が干からびると親指サイズくらいに縮むらしく、見付けた時はそれが大根とは気付かなかった。

基本待遇

新定時社員だからと言って、業務の何が変わるわけでもない。アルバイトやパートと比較すると純粋に得する事ばかりの印象。

強いて違いを挙げるとすれば、休憩時間の優先度がアルバイト・パートよりも後回しになるため、食事が遅れる。

また、搬入を最優先に処理するのも社員関係の重要な仕事。生鮮物を炎天下に晒すわけにはいかないため、こちらは搬入放送が入り次第、全部門が迅速に処理に当たった。

基本給

時給:650円(1990年当時)

時給換算

650円

賞与

夏季・冬季

新定時社員の場合、平均所得の1.2倍が標準。ただし、僕の場合は遅刻ばかりだったので1.0倍にされていたとか。

ちなみに正社員は基本給の2.8倍が当時の標準。

この職場のおまけ要素

やっぱり『味見』と称したつまみ食い常習犯。どれだけ食べても『こらっ☆』で済まされるのは若さゆえの特権?

唯一、正面からつまみ食いを否定していたのは店長だったが、そんな店長がパイナップルの芯にかじりついている姿を偶然に目撃してしまい、照れくさそうに『食べるか?』という言葉と共になぜかトマトを渡される。…美味しかったなぁ♡

以後、僕のつまみ食いは正当化してしまった…。

頂いた称号…?

この仕事で僕が頂いた称号というか、愛称というか、そんな呼ばれ方です。

  • すえさん
  • すえくん
  • すえちゃん
  • こーちゃん(下の名前)
  • 期待の星
  • 食いしん坊
  • 遅刻魔
  • 重役(遅刻による…)
  • プチ店長(特定のお客さんから)
  • ポンタ(『あんぽんたん』から??)

…あれですね、案外、呼び捨てってないものなんですね。

とか、この当時は思っていました。

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一勤務の流れ

何も知らない職場でも、さすがに1か月も滞在すれば流れは見えてくるものですね。

…ちゃんと見ていればの話ですが。

なお、前回の話と同じ店舗ですので、流れのほとんどは変わりません。

一勤務の流れ詳細

08:00~08:30 出社(遅刻込み)

08:45 当番型朝礼~朝礼当番による一言~店長(または次長)からの昨日売り上げ発表~一言

09:00 開店・社員会議(雑談)

10:00 第三便入荷(一便・二便は早朝に運ばれ、店の外に台車ごと放置されてる)

休憩 12:00からの休憩が基本だが、入客状況・アルバイトの作業量によって変動。

休憩終了後、午後作業開始 基本的に朝と変わらない

14:00 第四便入荷

15:00 業務終了。自転車で学校へ

この仕事ので知ったこと:元気な声を出せる人が上を行く

同僚やお客さんに人気のある社員は常に元気な声を出している事に気付きました。

店内に出る度に『いらっしゃいませ~♪』と響く声を恥ずかしげもなく出せる社員さんは、探し物をするお客さんにすぐ呼び止められる印象が強いですね。

信頼は『従業員間の中だけで育つものではなく、外部の影響も十分にある』とも知りました。

事実、元気な従業員はそれだけで好印象としてお客さんの目に映るため、例えばそういった従業員が休暇の時などは特定のお客さんに『いつもの社員さんは休みですか?』なんて尋ねられる事も珍しくはないんですよね。

そんなお客さんは気に入った店員のために、わざわざお金を落としていってくれるのです。

この業種(業務)の長所 その2

チェーン店に好んで従事する人の多くは気短な人がどちらかといと多いようで、結構な割合の社員は自分を指して『飽きっぽい』と言います。

その飽きっぽい性格とは、一つの職場に留まる事を嫌がるといったものなので、配属変更が多いチェーン店勤務は好都合という話を複数の方から聞きましたね。

もちろん、慣れ親しんだ店舗から全く新しい未知の店舗に赴くことは緊張するようですが、その緊張が常に新人時代の再来を思うようとも聞きました。

そんな前向きな性格の持ち主は誰とでも上手に付き合うことが出来るらしく、例えば他店舗から何かしらの用事で姿を現した時には、お互いが旧友の仲のような口ぶりで笑い合う姿を何度も目撃し、見ているこちらが妙な喜びを感じるほどです。

この業種(業務)の短所 その2

多数のチェーン店を抱える企業には、当然ながら売り上げが好調な店舗とそうでない店舗が必然的に数値化され、分けられます。

そして期待するは成長過程を見極められた好調店舗であり、そういった店舗には当然ながら数値を上昇させてくれるだろうと期待される好成績従業員に『次なるステップの場』として準備されることとなりますが、反対に売り上げ不振の店舗にはどういった従業員が配置されるのか…。

大変シビアな話ではありますが、そういった期待されない店舗には『期待されない従業員』が配置されることが多いようです。

その中での問題はと言えば、従業員のほとんど全ての従業員が『売れる店舗に配置転換する理由・売れない店舗に配置転換する理由』というものを前もって知っているところでしょう。

異動を命じる側はそれとなく期待を持たせるような言葉の使い回しをするようですが、指名された本人はとうの昔に様々な体験談を身近な人物から耳に入れているため、そういった上司の厚意は既に何の効力も無いのが難点です。

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この仕事で知ったこと

勤め始めて数か月も過ぎると、こういった業界の異動事例とはひっきりなしに行われるものだと実感しました。

せっかく仲良くなってもすぐに消えてしまう社員を眺めては、ある意味で『よくもまあ文句言わずに言う事聞くもんだ』なんて、子供視点で感心した事を覚えています。

こういった人事異動が多い職場だと面白い現象がありまして、その中に『社員がアルバイトに良い意味で頼ってくる』というものがあります。

いくら正社員の役職付きとは言っても、異動先では誰もが『その店舗では新人』という意識が芽生えるらしく、仮に過去に勤務した店舗であっても、その場のアルバイトさんやパートさんの方が勤務歴が必然的に長いケースが多く、どうしても頼らざるを得なくなる場面に出くわしますからね。

とりわけ備品の在処は質問の定番となっており、そんなやり取りがあるせいか、その質問の延長上に雑談が発生し、結果的に仲良くなるという現象は何回も体験しました。

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今回のあとがき

学校では教えようのない教育の一つに『仕事の実体験』というものがあると思います。

『見ると聞くとでは大違い』なんて表現があるように、どれだけ授業という場で教育を施してみても、社会には多くの職業があり、それに見合った教育が求められるため、むしろ授業での教育は不可能といった方が正しいのかも知れません。

僕がこれまでの人生で得た、数少ない知識の中に胸を張って言える事があるとすれば、

『学生時代のアルバイトは経験した方がいいよ』

というものです。

子供視点での社会の体感は将来の道しるべにならない訳がありませんし、年齢の差を無効化する上下関係というのも学校では教えようがない自然教育の一つだと思いますね。

これを読むあなたが学生さんで、アルバイトをするかしないかを迷っているのであれば、僕は『やった方がいいよ』と言い切りますね。

このページの話に関連付けるのであれば、スーパーなどの食品店での従事は人間関係の構築基礎が自然と身につく事になり、前向きな姿勢を表に出せば、人との良好な関係の築き方も自分の性格を参照に身に付けることができるでしょう。

なぜなら、様々な客層が否応なしに目に入り込む食品店は、そこに従事するだけで『人』を観察することができ、その全てが情報として記憶されるからです。自身の成長に繋がらない訳がありません。

お勧めはバックヤードと店内を行き来する関係の職務でして、僕の体験した青果はもちろん、精肉・鮮魚も同様にお勧めですね。

どういった素材がどういった過程で商品化するかを知る事ができ、一つの部門の従事でありながら複数の視点を持てるところも魅力です。

 

 

という事で、今回もお疲れさまでした。今回も長くなりましたが、このストアーの話はまだまだ続きます。

次のお勤めも頑張りましょう。

すえ

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