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仕事拒否の理由1『お酒を飲まないから』で笑った実話

1.81 様々な人たち

仕事拒否の理由1『お酒を飲まないから』で笑った実話

毎日のお勤めご苦労様です。すえです。

会社勤めが続いていくと、能力に応じて勤務内容が変化する事があります。

これって実は、新たな業務を任される度に能力として認識され、言ってみれば給料・成績のアップに繋がってくるのですね。

1人1役の正社員は会社は望みません。

1人で複数をこなせる人材を会社は望みます。

とはいえ、1人で行える業務は1人分が限界です。

1人で複数分を求めるのは道理的に無理がありますね。

つまり、会社が求めるのはそれぞれの従業員が備え持つ経験という事になります。

その経験の入り口が『新たな業務の依頼』となります。

ただし、人の性格とはそれぞれでして、成長を拒む人材も少なくありません。

そうした場合は正社員としての雇用の意味がなくなりますので要注意です。

嘘のような本当の話。

信じるかどうかは読み手次第ですが、先に言っておきます。

『何事もやらない内には結果が出ない』

これはどんな業務であっても通用する言葉です。

そして特別な資格を必要としない業務であれば、

『誰かが出来る業務は自分にでも出来る』

という事です。

と、そんな前置きでこのページの話題は『仕事拒否その1』、

お酒を飲まないから種類取り扱いはできないです。

覚えている限りではありますが、やり取りを事細かく記して言いますね。

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お酒を飲まないから種類取り扱いはできないという理由

1つの担当業務を長期間に渡ってこなした従業員。

そろそろ新しい場所に配置変更を行い、今現在の彼の業務を新人に任せたい。

加工食品は単価が低い場合が多く、トータル的にミスした際の損害が小さい。

そんな理由で新人投入の場にはもってこいの場所でもある。

幸いというか何というか、彼以外の人材は既に複数の業務を覚えてもらっている。

順番的に期間的にも彼が打ってつけだろう。

実際の業務拒否内容

すえ「△△さん、そろそろこのコーナー(担当区域)に慣れてきましたね。来週、新しい従業員が投入されますので、そのタイミングで食品エリアからアルコールエリアに移りましょう」

新業務拒否者「来週からですか?」

すえ「はい。全くの新人ですので、いろは的な物事を××さんに教えてもらいたいんです」

新業務拒否者「でも、僕は…?」

すえ「安心してください。同じタイミングで××さんがアルコールエリアを抜けますので、その××さんに△△さんは聞いてください」

新業務拒否者「いや、でも、イキナリは…」

すえ「ごめんなさいね。でも、みんなそうして移り変わっているもので、僕もそのうちの1人なんですよ」

新業務拒否者「ちょっと難しいと思いますねぇ…」

すえ「え?」

新業務拒否者「僕、お酒飲まないのでアルコール管理が出来ないんです」

すえ「はぁ……。そうですか…」

う~む…

なかなかにぶっ飛んだ理由というか…。

様々な言い訳を駆使して新業務を拒む従業員は見てきましたが、さすがにこの理由は…。

我ながらへそ曲がりな理由ではありますが、彼がこれまで数百点の食品管理を行えた理由は

『該当する全ての食品を口にした事がある』

という事になりますね。

偶然ではありますが、その日、2日後に新発売として市販される新商品が入荷し、その従業員のエリアに配置されていたんですね。

そんな様子を目にして大人げない僕は、

『じゃあ、△△さんは既にその商品を口にした事があるから取り扱えるんですね?』

とか攻めてみたくなりましたが、さすがに抑えましたよ。

 

…仮に彼が電化製品売り場に配属されていれば、担当する全ての電化製品を使用済み…という事でしょうかね?

そりゃないっしょ。

ちなみにそんな彼は、僕よりも20年以上先輩だったりします。

彼の本音?

単純に言って、新たな挑戦に興味を持たない性格ですね。

いや、正直言って新たな挑戦とは人を扱う側が都合よく表現するだけの話でして、本音で言えばせっかく覚えた1つの業務に留まれるのであれば、それに越した事は無いと言ったところでしょう。

彼の場合は新しい物事を覚える事を苦痛と感じるらしく、なんだかんだと理由を付けては『巣に籠る』考えの持ち主だったんですね。

言ってみれば悪い意味で良い見本です。

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担当の変化は避けられない

企業が特に強く求めるのは世代交代可能な従業員づくりです。

先代が物事を覚え、そのイロハを後継者に継ぐ。

そうして世代交代が繰り返され、企業は安定した存在感を示すものです。

正規社員とアルバイトとの最大の違いは正にここにあるのでは?

と、昔から考えていますね。

なので厳しい話ですが、

『どれだけプロ意識を持って1つの仕事が完璧に近い従業員』

と、

『そこそこの能力でそこそこのミスをするが複数の仕事を知っている従業員』

とでは、僕の場合は後者を考える事も無く優秀と表現するでしょう。

1つしか出来ない従業員と複数の仕事を知っている従業員では、他人に教えられる範囲が違いますからね。

優しく言えば、1つの物事しか教えられない従業員と、複数の物事を複数に教えられる従業員という違いです。

加えて言えば、時代の流れに応じて流行り廃りが出てきます。

1つを極めた仕事が無くなれば、その1つを極めた人材は用なしとなります。

ところが、たとえ平凡以下でも複数の業務を知っている人材であれば、そのうちの1つが消滅しても、他の業務に携わる事が可能です。

これが管理する側としての決定的な違いですね。

ちなみに業務は極めても仕方がありません。

というのも、誰か1人が極める事が出来ても、その後の誰かがそこに到達できないという事態に陥れば、極められた技術は劣化の一途を辿るからです。

そして極められる人材はごく限られます。

更には、極めるにはそれ相応の時間と経験が必要ともなります。

という事で、仕事なんてものは『誰もが行える平均的』が1番という解釈ですね。

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