牛丼屋アルバイト経験談03　特殊採用？たばち入社の場合(笑)

かつてお世話になった牛丼屋さんでの実話です。

当時はブラック企業という言葉が誕生する以前の話であり、ちょっと僕が経験したのもそんなブラック寄りでしたので、

そんな従業員の扱いをする企業もあるよ

程度に知ってもらえれば幸いです。
（当時の話として）

なお、実話なので当時のそのままを自分なりに面白おかしく書いています。

僕自身は『経験』という意味では非常に楽しめましたからね。

当時を振り返ると2009年です。

今は労働基準の改善も進められたため、今現在は当時と比較して見違えるような従業員の扱いを期待しつつ、この体験談を書いています。

店名は伏せますが、判ってもゆるりと知らないフリしてあげてください。

今現在は当時と違っている筈…という期待を込めて書き出していますから☆

どんな有名企業にも、過去を遡れば暗い一面があるという、1つのお話です。

あと、当時、共に頑張った方が偶然この話を見付けてしまったらごめんなさい。

実際の話ですので架空の人物名では話がややこしくなります。

なので、オリジナルユーザーにだけ理解できる当時のネーミングで話を進めさせてもらいますね☆

という事で、手始めに牛丼屋さんのアルバイト入社までの流れです。

こんな採用もあるのか。…という話
グランドオープン牛丼屋採用面接たばちの採用経緯
完全に責任者任せスタイル企業のおもしろ例
1. たばちの採用まで
どうして電話一本で採用に繋がった？
牛丼屋アルバイト経験談03　特殊採用？たばち入社の場合(笑)　まとめ
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こんな採用もあるのか。…という話

忙しいとズボラは紙一重。

立派な大手企業でもタイミングによっては信じられない流れで採用に繋がると言った、１つの例です。

ちなみに、あくまで例外なので参考にはできません☆

ただ、流れ的に非常に面白かったのでここに記す事にしました☆

グランドオープン牛丼屋採用面接たばちの採用経緯

僕が牛丼屋さんのアルバイト面接に合格したその数日後、同じくたばちさんという方が遅れて面接希望の電話をした時の出来事です。

通常、企業の採用面接には

採用面接告知
面接期間
面接希望者の電話対応等面接予定日決定
顔合わせ面接
面接終了後の採否決定
面接者への結果報告

といった手順を組むわけですが…

完全に責任者任せスタイル企業のおもしろ例

たばちさんのケースは採用面接期間終了後…つまり、既に面接期間が終わった後の確認だったのですね。

通常なら面接通過により合格者が集えば、今度は教育期間に入るなどして面接は完全にカットされるわけですが、そこはあくまで店舗任せの運営スタイルな企業でもあるため、その判断は店舗責任者のさじ加減で自由に決められます。

もちろん、当時は迫るグランドオープンに向けて責任者も面接対応どころではなかった話ですが、予定は未定ともいうか、ドタバタの中では色々と予定通りに事が進まないことがあるようで。

たばちの採用まで

…で、本人から聞いた、実際の内容は以下の通り。

たばちの確認電話から全てが始まります。

たばち『すいません、アルバイト面接はまだ行っていますか？』

面接官『申し訳ありません。採用面接の募集は数日前に締め切らさせていただきました』

たばち『わかりました。忙しいところ…』

面接官『ちなみに学生さんですか？』

たばち『え？　あ、はい。今年18…』

面接官『あ、すいません!　ちょっと待っててください！』

たばち『…？　はい。……？』

約５分後…。

面接官『大変お待たせいたしました！　採用ですので、明日から３日以内に当店へ……』

たばち『えっ！？』

という具合だそうで……。

忙しい業務形態とはいえ、幾ら何でもな採用までの流れでした。

どうして電話一本で採用に繋がった？

裏話後々知ったことですが、本来はたばちの応募は見送られる手筈でした。

…が、既に採用済みの相手から辞退の連絡がタイミング良く入ったようですね。

その辞退した相手が女性であり、学生であり、と、条件が一致したようで、これが面接抜きの採用に繋がったとか。

当時の面接官いわく、

『学生は正直言って急な休みが多く、期待値は低い。せっかくに採用もこうしてキャンセルされる事が多々あるので、そこに代わる人物が居るならその人で良い。まっさらの新人で、教えることは何も変わらないから』

とのこと。

臨機応変と言えばそうかもですが、相手を見ないうちの採用も正直言ってどうかと言うのが僕の考えですがね。

ちなみにたばちさん本人はいたって真面目な子でしたので重宝しましたが、当然ながらそんな採用を受けたときには

『この会社、大丈夫かな?』

という本音しかなかったのだとか。

………当たり前っちゃぁ、当たり前ですよね☆

ちなみに言えば、この会社の当時は全然ダメダメでした(笑)

ただ、社会的に酷使を無視した時代であったというか、日本企業に悪く根付いた人よりも金・売り上げ・数字といった考えが強く意識された企業は珍しくない時代背景の中の話です。

まあ、実体験でやんわり申し上げても、この会社は今で言うブラック企業の先頭集団だった事は間違いありませんがね。