労働災害実例の目次1
どの会社であれ勤務をこなしていると、必ず遭遇する可能性を秘めているのが事故…労働災害ですね。
どれだけ気を付けていても、いつ、どこで、どんな原因で事故が発生するかは誰も知る事が出来ず、同時にその被害度合いも遭遇前に予想する事は困難です。
『え…? まさかこんな事でこういう結果を招くの?』
という内容から、
『いつかこうなると思ってた…』
という内容まで、それはそれは様々です。
幸か不幸か僕はたくさんの転職を経験してきた中で実に多くの事故を見聞きしました。
いろいろな職務をこなす中で、どれだけ注意していようと何度も大小の労働災害の可能性に直面し、労働災害と表現されなかっただけで痛い思いもしてきました。
それでもこれを書いている今現在は五体満足。
その理由は何でしょう?
常日頃から安全に気を遣っている事は言うまでもありませんが、それ以上に運が良かったかに思う節もあります。
それでも安全に対して意識が緩んでいたとすれば、今現在が悲惨な人生の真っ只中だった可能性もありますね。
下記に連なる労働災害実例は全て僕が見聞きしたものであり、聞いた内容に関しての真偽は判らなくとも、少なくとも可能性としてはゼロではなく、『そうなっても不思議ではない』という話ばかりです。
どれだけ安全に気遣っていても全ての業務を安全に遂行する事は難しいでしょう。
それでも安全に対して細心の注意を払っていれば、少なくとも危険から遠ざかる事は可能です。
しかし、安全を意識しないまま業務を続けると……?
いつかはこうなる…かも知れない。
そしてその結果、自身の一生を大きく悪く変化させるかも知れない。
そんなそれぞれの話です。
- 様々な労働災害から身を守る為に知っておきたい事
- 労働災害実例1
- 高所からの落下事故で下半身不随の一生を背負う事になった人物と、運良く無災害で一生を続ける事になった相棒の話
- 『いつもの』詰まり。推定2秒間のミス。裁断機で失った右手の指の話
- 偶然目撃したトラブルに対する好意による行い。その結果、利き手の指4本を失う労働災害へ
- ある意味仕事に夢中で背中を向ける人物。同じくある意味仕事に夢中で走行を続ける人物。互いに必要だった注意とは?
- 休憩時間でも一生懸命業務続行。その中で発生する危険性とは?
- リーダーとしての責任感? オートメーションライントラブル発生時の非常停止を無視した解除失敗の末
- 薬剤に関する無知識から招いた作業中の意識喪失。指揮者の怠慢と企業の怠慢
- 真面目な人ほど陥り易い熱中症。『ここまで頑張ろう』は完全に危険域突入後の意識
- 『いつもならすんなり取れた』。慣れが持ち込んだ圧縮機による頭蓋骨陥没事故
- 消火器使用後の提出書制作が面倒。そんな思いで消火器使用を避けた消火活動の失敗談
- キャパオーバーの過剰在庫。縦の空間に拘る中の大地震発生
- あってはいけない『ついうっかり』。1本のロープが運命を分けた、高所作業中の落下事故
- いつもの作業、よくあるミス。慣れた光景に油断した着地失敗が招いた貫通事故
- 労働災害実例の目次1 まとめ
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様々な労働災害から身を守る為に知っておきたい事
労働災害実例の項目に進む前に、あなたが労働災害から身を守る最善の術をまずお伝えしたいと思います。
誰でも知っている筈の基礎的な話ですが、それでもとても重要な話です。
考えてみれば当たり前。
それでもどこかで違反している…。
そもそも会社が違反しているのでは?
そんな覚えはありませんか?
こちらのページでは簡潔に書き表しますが、詳しく知りたい場合は各リンク先へどうぞ。
会社はどうして安全ルールを備えるの?
多くの会社には社則として各事業所内にて適用するべき安全のルールが存在します。
どうして会社がわざわざ安全確保のためのルールを設けるのでしょうか?
答えは簡単で、『安全意識に疎い人物が存在するから』。
もしくは『安全意識に疎い人物が存在したから』。
そして『みんな困るから』。
です。
赤チン災害ってどんな労働災害を言うの?
赤チン災害とは単純に表現して軽度の労働災害の発生の事です。
誰でも覚えがありそうな軽度な怪我と言えば、
- 紙で手を切った
- 設備の角に体を当てるなどをして数分ほどの痛い思いをした
- ヘルメット越しに頭を打ち付けた
- 絆創膏程度で事が済む怪我をした
というものです。
早い話が病院のお世話にならない程度の怪我であり、仮に傷を負っても
『赤チン付けてりゃ治るわ』
というような怪我や衝撃の事です。
ただし、赤チン災害には各企業の定義が備わり、一概に病院の世話にならない労働災害が赤チン災害と呼ばれるわけでない場合もあります。
分かり易く行ってしまえばブラック企業と表現されてしまう企業…。
こんな企業はとんでもない労働災害でさえ赤チン災害として処理されるケースもありますので、そういった企業にお勤めの際には転職の考慮を促しておきますね。
『ルールは血で書かれる』ってどういう意味?
そもそも『ルール』とは、誰もが贔屓なく平等に守らなければならない物事を指しますね。
そんなルールは物事の発足時に予め決定されますが、実際には時間経過と発生する事例の度に追加されるものです。
つまり、このページで言う労働災害に関する話で例えれば、発足当時では考えに及ばなかった悲惨な事故が実際に発生すた事によって、ルールの見直し、または新規追加を余儀なくされた事を意味します。
『ルールは血で書かれる』ってどういう意味? を詳しく読む
体調管理(健康管理)がもたらす安全性と危険性
多くの企業は『安全』という言葉よりも『体調管理』という言葉を強く投げ掛けます。
理由は2つあり、1つは欠員をなるべく出さない意図がある事でしょう。
そしてもう1つは?
労働災害に関する懸念ですね。
例えば風邪で朦朧(もうろう)とした意識の中で業務に当たった場合、同じ日常にどんな危険性が生まれるか?
そういった懸念の事です。
体調管理がもたらす安全と危険 を詳しく読む
大袈裟過ぎる労働災害? 創作から眺める労働災害実例
映画や漫画の中で発生する大げさ過ぎる労働災害は果たして大袈裟でしょうか?
誰もが目にする物語は、現実の世の中で目にしたり考え抜いた結果に表現化されます。
創作を眺めて『そんなバカな(笑)』と失笑するならば、あなたも十分に大きな労働災害の危険性を持ち抱えていますよ。
大袈裟過ぎる労働災害? 創作から眺める労働災害実例 を詳しく読む
労働災害実例1
ここより先は僕が知る労働災害実例です。
誰が考えても
『バカ…。』
と思ってしまう労働災害から
『そんな…、映画やドラマじゃあるまいし…(笑)』
…と、思ってしまう内容まで備わっている事でしょう。
ですが、全て間違いなく世の中で起きている労働災害の、それでもごく一部でしょう。
あなたに直接関わる危険性かどうかまでは僕は判りませんが、誰にでも備わる危険性として認知してもらえれば、多少であっても『安全』には近付ける筈です。
ついでにより安全を図るため、それぞれの話の最後には
『こうすれば安全が確保できた』
という方法を記しておきます。
※ 話の内容によっては非常に不愉快な思いをしたり、気分が著しく落ち込む場合もあるかと思います。
しかし、全てが僕が知り得る限りの実話です。
目を通した後の感想の全ては自己責任でお願いします。
繰り返します。
下記の事例は全て僕が見聞きした実例です。
聞いた内容に関しての真偽のほどは判りません。
ですが、発生してもおかしくない事例ではあります。
読んでいて気分を害するかもしれませんが、全て自己責任でお願いします。
ちなみにこれらの話はどんどん増えると思われます。
高所からの落下事故で下半身不随の一生を背負う事になった人物と、運良く無災害で一生を続ける事になった相棒の話
いつもの電線工事中、いつものルール違反が招いた1回目の大きな労働災害。
怪我を負った人物と、怪我を負う事のなかった人物のそれぞれのその後。
高所からの落下事故で下半身不随の一生を背負う事になった人物と、運良く無災害で一生を続ける事になった相棒の話
『いつもの』詰まり。推定2秒間のミス。裁断機で失った右手の指の話
30秒を惜しんで手際良く解消を試みた結果の労働災害。
慣れた作業とはいえ、毎回成功するとは限らない話。
たった1回のミスがその後の人生を引きずる現実。
『いつもの』詰まり。推定2秒間のミス。裁断機で失った右手の指の話
偶然目撃したトラブルに対する好意による行い。その結果、利き手の指4本を失う労働災害へ
どれだけ好意を持った配慮であっても、ルールを破ればとんでもない事故に繋がるという良い事例。
偶然目撃したトラブルに対する好意による行い。その結果、利き手の指4本を失う労働災害へ
ある意味仕事に夢中で背中を向ける人物。同じくある意味仕事に夢中で走行を続ける人物。互いに必要だった注意とは?
今やどこでも見掛ける携帯電話での話しながら移動。
そして昔から人身事故の原因となるフォークリフトによる前進移動。
責任が問われるのはどちら?
ある意味仕事に夢中で背中を向ける人物。同じくある意味仕事に夢中で走行を続ける人物。互いに必要だった注意とは?
休憩時間でも一生懸命業務続行。その中で発生する危険性とは?
社内で決められた業務時間と休憩時間。
一生懸命はどこまで通用する?
時間外労働の結果発生した事故は労働災害として認められるのか?
休憩時間でも一生懸命業務続行。その中で発生する危険性とは?
リーダーとしての責任感? オートメーションライントラブル発生時の非常停止を無視した解除失敗の末
機械による生産は電源が切れない限り稼働を続行するのは当たり前。
狭いローラー群の間を搔い潜って失敗した場合はどうなるのか?
考えれば判りそうな事でも1度の成功が破滅へと誘導する話。
リーダーとしての責任感? オートメーションライントラブル発生時の非常停止を無視した解除失敗の末
薬剤に関する無知識から招いた作業中の意識喪失。指揮者の怠慢と企業の怠慢
目で見る事の出来ない揮発性薬剤の恐怖の話。
有機溶剤等の資格とは知るべき知識があるからこそ資格が必要となる。
無知識者は危険を知る術が無い。
それを理解して指揮するからこその有資格者。
薬剤に関する無知識から招いた作業中の意識喪失。指揮者の怠慢と企業の怠慢
真面目な人ほど陥り易い熱中症。『ここまで頑張ろう』は完全に危険域突入後の意識
いつの間にか真剣に向き合う事となっていた熱中症。
時代は熱中症問題に追い付いていても、ローカルな企業は全然追い付いていない事実。
真面目な人ほど陥り易い熱中症。『ここまで頑張ろう』は完全に危険域突入後の意識
『いつもならすんなり取れた』。慣れが持ち込んだ圧縮機による頭蓋骨陥没事故
機械の圧力は見た目以上に強力ですが、見た目ではその強さがあまり伝わらないのが難。
増してや加工物がスポンジのような柔らかい商品を作っているのであれば、なおさら目で見る危険性が失われるもの。
日常の、当たり前なトラブル。
そして日常の手作業による解除。
そんな慣れた日常は定年まで続く?
『いつもならすんなり取れた』。慣れが持ち込んだ圧縮機による頭蓋骨陥没事故
消火器使用後の提出書制作が面倒。そんな思いで消火器使用を避けた消火活動の失敗談
火災はどんなモノでも奪い去ります。
職場の設備・備品・材料・建物…。
悪くすれば敷地内の植物や、従業員駐車場内の自動車まで。
火災はボヤの発見と同時に沈下を試みるのが最善ですが、その時に使用する消火器・消火栓の使用目的を消化後に徹底追及される行為は、使用者にとってどんな印象を与えるでしょう?
極論、使用する側が
『面倒だな』
という結論に至ってしまった火災の事例です。
消火器使用後の提出書制作が面倒。そんな思いで消火器使用を避けた消火活動の失敗談
キャパオーバーの過剰在庫。縦の空間に拘る中の大地震発生
売れ行き好調により連続する新店舗立ち上げ。
その一方で昔ながらの集荷場。
店舗の数だけ商品は必要になるが、商品を振り分けるための集荷場はパンク状態。
結果、縦の空間を利用し始め、それから早数十年。
マンネリ化した保管方法は縦に縦に伸び続け、そんな中に発生した大地震。
さて、そんな集荷場で働いていた従業員は?
キャパオーバーの過剰在庫。縦の空間に拘る中の大地震発生
あってはいけない『ついうっかり』。1本のロープが運命を分けた、高所作業中の落下事故
高所作業での安全ロープ装着は必須。
でも、実際にロープを装着すると、色々と煩わしい。
その思いは理解できるが、理解したからと言って見て見ぬふりをすると?
あってはいけない『ついうっかり』。1本のロープが運命を分けた、高所作業中の落下事故
いつもの作業、よくあるミス。慣れた光景に油断した着地失敗が招いた貫通事故
鋭利な金属はそれだけでも『切り傷・切断・貫通』の可能性を秘めるもの。
毎度毎度の光景に毎度毎度の対応。
慣れた光景に1つ。僅かなミスが含まれると?
いつもの作業、よくあるミス。慣れた光景に油断した着地失敗が招いた貫通事故
消火器使用後の提出書制作が面倒。そんな思いで消火器使用を避けた消火活動の失敗談
キャパオーバーの過剰在庫。縦の空間に拘る中の大地震発生
労働災害実例の目次1 まとめ
あくまで目次なのでまとめも何もありませんが、ここまでを軽く流して見ても、色々な種類の労働災害が存在する事は理解できると思います。
そんな労働災害を極力回避する方法はただ1つ。
ルールを順守する。
これに尽きるかと思います。
世の中にはここでは書き切れないほどの労働災害事例が存在します。
そんな労働災害の被害者があなたにならないよう願うばかりです。
すえ
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労働災害実例を読む前に
『ルールは血で書かれる』ってどういう意味?
体調管理がもたらす安全と危険
労働災害実例の目次1
高所からの落下事故で下半身不随の一生を背負う事になった人物と、運良く無災害で一生を続ける事になった相棒の話
『いつもの』詰まり。推定2秒間のミス。裁断機で失った右手の指の話
偶然目撃したトラブルに対する好意による行い。その結果、利き手の指4本を失う労働災害へ
ある意味仕事に夢中で背中を向ける人物。同じくある意味仕事に夢中で走行を続ける人物。互いに必要だった注意とは?
休憩時間でも一生懸命業務続行。その中で発生する危険性とは?
薬剤に関する無知識から招いた作業中の意識喪失。指揮者の怠慢と企業の怠慢
真面目な人ほど陥り易い熱中症。『ここまで頑張ろう』は完全に危険域突入後の意識
『いつもならすんなり取れた』。慣れが持ち込んだ圧縮機による頭蓋骨陥没事故
あってはいけない『ついうっかり』。1本のロープが運命を分けた、高所作業中の落下事故
いつもの作業、よくあるミス。慣れた光景に油断した着地失敗が招いた貫通事故
労働災害実例の目次2