職業経験談02 米屋の配達手伝い(ほぼ体験学習)

1.8 職場の思い出

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日本のお正月…の、前段取り

おはようございます! すえです!

個人経営の良さは前回の『酪農稼業手伝い』でお伝えしましたが、あちらは母方の実家の稼業という事もあり、まあ身内としての作業手伝いと言うべきでしで、根本的に『僕の経験した過去の職業』と表現するには程遠い位置づけでしょう。

…で、今回の『米屋の配達手伝い』ですが、こちらも実は単なるヘルプでして、『就職』と表現すればそれは違うという内容です。

ですが、この業務はヘルプとはいえ日当が発生していますので、『仕事』と表現…出来るでしょう。…きっと…。…たぶん…。

自力で稼いだ人生の初給料(中学時代)

ヘルプ要請は唐突で、中学卒業も近付く12月下旬、友人からの連絡はありました。

友人:『もしもし、すえちゃん? 米の配達手伝ってくれない?」

すえ:『…は?』

友人:『もう出来るって言っちゃったから、29日と30日だけお願い!』

すえ:『…え??』

友人:『4000円って言われたけど、5000円にしてもらったから!』

すえ:『なにが4000円? え? 5000円って?』

友人:『朝食と昼食は出るから! じゃあ、明日の7時に俺の家に来て! ガチャ

すえ:『(…あ、今日は28日…)』

 

…なかなか一方的な、それはそれはスムーズな流れですね。見習ってはいけません(笑)。

 

上記のやりとりである程度の察しはつくかもですが、この友人の親は自営で精米業をしていたんですね。宅配サービス付きの。

古き良き時代と今では表現される昭和中期頃に創業し、地域密着型思考で半径30キロ圏内を中心に注文された米の精米・宅配サービスを重点に置く店で、今現在も変わらぬ姿のままに健在です。

そんな臨時のお手伝いに召喚されました。

宅配業務詳細

小さいながらも会社内部では店舗での販売員(おばあちゃん)、精米担当(おじいちゃん)、配達員(体力衰え掛けたおじさんメンバー)に構成され、宅配注文を受けた際に若い順に駆り出されるとか(一部の特定顧客には専属のおじさんが向かう)。

店舗を除いた他2部門は注文に応じて稼働。注文受付最終時刻を14:00とし、その品の精米及び宅配の全てが終了した時点で業務終了。いわゆる『終わり仕舞い』

担当/最終役職

担当:何人か在籍する宅配ドライバーから指名を受け、その人と同行。現地にて顧客の指定する場所まで米・のし餅・鏡餅・締め飾り等を運ぶ(だいたいは個人宅台所、もしくは個人食堂の厨房室)。

役職:助手席保温装置(仮・自分専用)

通勤

距離:約300メートル、自転車にて片道2分。

労働時間

07:00出社、08:00開始。終了時刻はランダムだが、在籍時は18:00前後。

業務的には約8時間だが、運転できる歳でもないため助手席で雑談ばかり。実働はなんだかんだで2時間にも満たない。

特殊業務

移動を続ける車の中で地図を開き、迂回路探し(一部の道路が何らかの理由で使用できなかった)。

同行する運転者の雑談を聞きつつ、分りもしないのに共感する(フリをする)。

その他の業務

なぜか後日の昼食のおかず決め。

おばあちゃんのおかずは個人的に気に入っていたが、長い年月その場の味を口にする人からすれば、たまには異なりを感じたいらしい。

ちなみに僕が考えたリクエストは『魚や野菜が多いんだよなぁ』というぼやきを参考に肉系にしてみた。

しかし、反映は年明けと聞かされたため、採用されたかどうかは不明…。

基本待遇

あくまで社に則った仕事。子供だろうと未経験者だろうと扱いは一緒。

正直、『こんなんでお金を貰っちゃってもいいのカナ?』なんて思って遠慮したが、『仕事に来て給料が要らないとはどういうことだ!?』と怒られた。

基本給

日:5000円

時給換算

500円のような、2500円のような…

賞与

無し

この職場のおまけ要素

朝食・昼食つき。米屋という事でさすがに新米(?)がおいしい。

数種類の自家製漬物が非常に印象的。なぜ商品化しない?

全従業員でつっつくおかずの皿は全て山盛り。メンチの山は圧巻。それに負けないたくあんの山も壮観。

一勤務の流れ

わずか2日間という短い期間だが、繁忙期の締めという事もあって『とにかく忙しい』という言葉を多数耳にした。

でも、そんな忙しさは当時中学生の僕たちには『?』でしかない。若いって素晴らしい。無知って素晴らしい。

記憶する限りの流れ

07:00 販売店集合

07:10 全員揃って朝食

08:00 配達訪問宅確認及び担当エリア分け

08:30 各従業員、担当エリアに向けて出発、業務開始(荷物は前日、車内にまとめてある)

12:00 販売店に集合、昼食、追加注文の確認、注文品の車内搭載

13:30 業務再開

17:30 宅配完全終了、帰社

18:30 全員帰社確認後、店を閉めて解散

結論:年齢的に社会人の苦悩は理解不可能

正直、『仕事=遊び』の印象。

最大で30キロの重量物も、たまに持つのであれば遊び半分の筋トレ感覚。

米入り袋をぶんぶん振り回しながら中坊2人が走り回る姿を眺め、大人たち朗らかに笑っていました(商品だぞ! とかやや起こり気味なシーンも)。

この業種(業務)の長所

やっぱり個人で運営する会社は穏やかで明るく、時間の流れが緩やかですね。

僕以外の全員に血の繋がりがあるためか、見ている分には妙にフレンドリーであり、時として異常に厳しかったりも…。

そういった中に部外者が1人まぎれた場合はたちまち飲み込まれ、客人でも従業員でもなく家族同様の扱いを受けますね。なんだかくすぐったい気持ちでした。

この業種(業務)の短所

血筋ゆえに緩やかですが、たまに口げんかが発生すると仕事どころではなくなる模様…。

大体は子が親に反抗する事がきっかけで始まり、販売店周辺に大変賑やかな声が響き渡る事に(店の近辺を通り掛っているときに何度も聞いたことがある)。

そんな声を周辺の民家(ほとんどは店のお得意さん)が聞きつけ、商品のおしんこなどを買いに来たふりをして仲裁に入るとかなんとか。売上アップ。ある種の商売方法??

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まとめ(一家とその周辺親族で営む自営店)

いま考えても昭和の時代をモチーフにした映画に登場するような、とにかく懐かしい限りの営業スタイル。一家繁栄型というか一族繁栄型というか。

酪農家との決定的な違いはと言えば、動物を扱うといった専門的な知識を必要とせず、また、全員が一斉にとはいかなくとも、まとまった日数を休むことが出来るところが最大の利点かも知れませんね。

注文依頼を出してくる顧客のほとんどは馴染みの顔触れという事もあり、それが小規模とは言えど従業員数にしては広範囲に及ぶため、人と人としてのお付き合いにも事を欠かないようです。

たとえば脱サラをする際に何にするか迷った場合、自分とその身内が生きる分だけの収入が見込めるならば、こういった職業もいいかもしれませんね。

…あくまで強い存在だけが生き残ることが許される、現在の日本では難しいでしょうが。

今回のあとがき

現代の日本企業と言えばコロニー形成が基本というか、こじんまりとした単独商店というのは随分と姿を消しましたよね。寂しい限りですが、これも時代の波の影響というやつなのでしょう。

昔ながらの商人とは、とにかく顧客への思いやりが第一でして、今どきのマニュアルに頼らない『自然な決まり事』が自然と備えられます。

その決まり事の中心に来るのは、中に『心』、外に『笑顔』と言ったところでしょうか。

とにかく一言一言に『にじみ出る何か』というものがあるんですよね。

それはとても自然で、とても作ることが出来ない何かであって…。

表現が非常に困るのですが、どういった状況下であっても、そんな商人の一言を耳にすると安心できるんですよ。不思議ですよね。

わずか2日間の勤務なのに、まるで何十年も従事したような錯覚が生まれ、あの業務とも言えないような業務を思い出すと、今でもじんわりと込み上げるものがありますよ。

それにしても、たくあんおいしかったなぁ。

 

…と、完全に脱線したところで今回はここまでです。

今回もお疲れさまでした。

次のお勤めも頑張りましょう。

すえ

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