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求人広告の落とし穴回避術5 当社規定による について

1.3 就職・転職活動

求人広告の落とし穴回避術5『当社規定による』について

おはようございます! すえです!

転職の活動時に必ずと言っても良いほどに目を通すアイテムと言えば、ご存じ求人広告ですが、今回はそんな求人広告の落とし穴についてをお伝えしたいと思います。

転職の理由にはそれぞれ個人の胸に秘める、それまでの会社のマイナス要素があっての事だと思いますが、
転職活動中には当然ながら、次に入る事となる会社の内部詳細を知る事は出来ず、言ってみれば

入社しなければどんな所か判る訳がない

というのが正解です。

でも、だからと言って『じゃあ、せっかく採用されたから入ってみるか!』という思いは判断としてどうでしょう?

転職が叶ったという事は、既に前の勤め先は退職している事となり、入った後に真実を知って愕然としても、その時にはあとの祭りとなっている訳です。

なので、ここでは求人広告内に紹介される謳い文句から判断する、

避けた方が良いんじゃないかな…?

という言葉の深い意味を探ってみましょう。

 

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『当社規定による』を裏返す

今回は

『当社規定による』

という言葉についてです。

よく見掛けるフレーズですが、記事範囲に限界があるとはいえ、どうして募集を呼び掛けながら詳細を伏せるような真似をするんでしょうかね?

企業だって人だって、『見栄え』は気にする

今でこそ詳細を明記する事が重要視される時代ですので、『当社規定による』と言った文言は数が減りましたが、それでも部分部分ではこの言葉を目にする事がありますよね。

ちなみにひと昔前はこの文言が非常に乱用され、例えば気になる企業の詳細を見ようとした場合、こんな記事だって目立っていましたよ。

基本給:当社規定による
交通費:当社規定による…
昇給:当社規定による……
賞与:当社規定による………
休暇:当社規定による…………

…………………。

…あれですね、これで本気で募集の意思があるというのであれば、まずは人間社会を見直すところから勉強した方が良いとさえ思えますよね。

…というか、もしかすると『この会社には入らない方が良い!』と伝えていたのかも知れませんが。

いずれにせよ、こんな広告では掲載費の無駄遣いとも表現できますが、これはこれで僕なりの推測で言えば、多くの場合は各企業の抱える悩みがあるという事ですね。

その悩みとは、簡単には『見栄え』と言えばいいんでしょうかね。

例えばライバル企業が20万の初任給を準備できたとしても、こちらの準備は15万が限界…。ならば、明記しない方がイイ。

…みたいな…?

一見すれば、10円よりは100円で働く方が価値がある

会社が示す規定とは会社の数だけある事は当然ですが、求人広告の内容に初任給を示した場合、スタート額が

20万円30万円

と別れた場合、誰だって30万円の方に興味を持ちますよね?

もちろん、『高額な分だけ厳しい環境かも知れない…』といった、個人の想像を別にした場合の話です。

どういう状況の人だって同じ時間を働くのであれば、より高額な方を選びたいという気持ちは至極必然だと思うのです。

なので、本当に早い段階で従業員を募りたいと考える企業のそれぞれは、面接希望者の目を引くと思われる初任給を表記するんですね。

しかし、どうしても人は募りたいが給与面で見劣りする会社も存在します。

そこで具体的な数値を回避した表記が『当社規定による』という言葉なんですね。

実際、僕もこういった表記を見ては賃金の安さに関するアレコレを考えましたが、
中には気になる企業や目を付けていた企業がこういった表記をする場合もあったため、何社か面接に赴いた事もありました。

『当社規定による』を乱用する会社

『当社規定による』ばかりの言葉で、結局のところはなにひとつ条件が判らない会社に赴いた結果の多くは

やっぱりな…

という感想を持つ低条件が揃った会社に多いようでした。

簡単に言えば、予想を遥かに下回るような条件の元でハードな業務をこなすようなものですので、入社する価値があるのかと言えば、はっきりNOですね。

ただし、風変わりな会社と言えば良いのか、中には金額ばかりに目を光らせる輩を回避する意味合いでわざと『当社規定による』という言葉を乱用する会社も存在しました。

この場合は面接時の給与に関する詳細説明が施されますが、一言には悪くない額であり、待遇でした。

でも、そういったナナメ思考で人を判断する会社と考えるとクセがあるようにも思え、結局は辞退しましたのでその先は判りませんが、
その後しばらくの間、求人広告に姿を現したり消えたりしていたところを考えると、どうやら入らなくて良かった結果だったのかも知れません。

いずれにせよ生活の維持は人生の博打と異なるわけですから、示すべき部分はきちんと表記される会社を選ぶ事に越した事はないでしょう。

そして初任給が安かろうと高かろうと、きちんとそれらの内容を開示してくれる会社の方が、
従業員として迎え入れるために嘘偽り行為を行わない示しにも繋るため、言葉にした約束は守ってくれるでしょうし、少なくとも僕個人としては好感を持てますね。

おまけ:安月給スタートは最終的に損するの?

求人広告内の詳細の中で一番気になるところと言えば初任給ではないでしょうか?

働きながらも生活ができないような給料では入社する意味がありませんし、欲を言えばより高い給料をもらうに越した事はありませんよね。

ただ、気になる会社の募集ではあるものの、他の会社と見比べると基本給をはじめ、色々と劣っている会社ってありますよね。もちろん、きちんと数字が表記されている場合の話ですよ。

こんな感じの明らかに他社に劣る金額を開示している場合は、勤続年数による昇給額が高い場合があるんです。

だから、目先の基本給は少ないかもしれませんが、継続する事で高額の給料になっている場合も考えられるんですね。

もちろん、そういった詳細は面接できちんと聞かなければいけませんがね。

反対に、初任給こそはバツグンに良くても他の待遇面が劣っていたり、結局は長時間労働の残業を重ね合わせた給料額なんて事もありますので、広告に見える数字だけで全てを判断してはいけませんよ。

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今回のあとがき

今回の話をまとめると、どういった理由であっても『当社規定による』という言葉は信用できない会社というのが僕のイメージになりますね。

僕が経営者の目線に立つとするならば、規定というものは存在して当然ですし、そのくらいの知識は入社志願者だって持っていると思う筈です。

そこにわざわざ『規定による』とは…。

仕事をさせて与えるものすら堂々と紹介も出来ない会社であるなら人間なんか募集するな!

というのが僕の言い分ですね。

こういった会社に限って仕事内容は事細かく書いてあったりして…。

『当社規定による』という文言とは早い話が隠し事をしているのと同様であり、恥ずかしいとか劣っているとか、そういった問題以前の話なんですよね。

なので、この『当社規定による』という文言が、特に複数表記されている会社への入社は僕はお勧めできません

…なんだか書いていてイライラしていました。

 

すえ

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