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【農業の仕事】ってなにするの?職業の業務内容紹介【実体験】

1.3 就職・転職活動

【農業の仕事】ってなにするの?職業の業務内容紹介【実体験】

これまでたくさんの転職を繰り返した中で、農業・酪農の職に就いた事がありますので、…というか、両親の片方が農家でしたので、子供目線から培った

【農業】の仕事ってなに?実体験から基づく職業の業務内容紹介

として、

  • 農業(農家)の仕事とは?
  • 農家ではどんな仕事が『仕事』なのか?
  • 農業の1日の流れは?
  • 農業家で働く上でのメリットとデメリットは?
  • 農業の仕事は正社員にはなれる?
  • 農業の昔と今

などなどを書き表していきますので、仕事先に選んでいる場合の参考になれば幸いです。

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農業とは?

農業とは取りを利用して作物を栽培し、それを自らの食料にしたり、市場に卸す事で生計を立てる専門職の1つですね。

どの世界でも人は食べる事で命を繋ぎますので、この業種が失われれば、即座に人類に大きな被害が出る職業でもあります。

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農業にはどんな部門が存在する?

農業といった業種の多くは1つの住宅に住む家族経営が主となりますので、部門といった概念はありません。

一方で広大な農地を保有する農家や酪農家であれば、家族総出で1つの仕事を行う事もありますし、周囲の民家から協力を要請する場合もありますね。

企業のような組織めいた現場でもありませんので、強いて部門化するのであれば、それぞれの部門工程を順序良く踏まえて商品化するといった流れに集約されます。

いずれにせよ、種や苗からはじめて収穫時期まで長い時間を要する仕事でもあるため、収穫までにトラブルに見舞われないよう、農家によっては定期的な監視役が義務づけられる事も考えられますね。

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農業を就職先にする事は可能なの?

ひと昔前で言えば多くの農家・酪農家は先祖代々で繋ぐ形式が当たり前でしたので『就職』のターゲットではありませんでしたが、近頃は農家離れが顕著化しているため、農協などが農家の代行人として農作業に従事するシステムが増えてきています。

言い方を変えれば、入り口こそ限られる現状ですが、きちんとした就職先として業務に取り組める方法は確かにあると言えるでしょう。

ただ、家庭栽培ならいざ知れず、見様見真似で市場に出せる収穫物を得るにはそれなりの専門知識が必要となるため、例えば普通科と言われる学業では即実践とはいかないでしょう。

また、正社員と言えば妙な表現になりますが、農家の高齢化が進み過ぎ、後継ぎが居なかったり、体力の問題等で農地を活用できなくなった元農家がたくさんあるといった問題があります。

この様な農家はタダ同然で農地を貸してくれるケースもあるようで、土地の所有者と条件を取り決め、本人の代わりに農作業に取り組む人もいます。

元農家の示す条件は様々で、例えばその年の売り上げの数割をレンタル料として納めるとか、一家族が食べるだけの1年分の収穫物を間違えなく提供するとか、現段階ではそういった曖昧な取引条件の場合も多いようです。

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農業家の1日の流れ

農家の1日の流れを大まかにお伝えします。

農家の1日の流れ

農業自体が順調であれば、農家の1日は早朝・昼間・夕方の敷地監視に留まります。

雑草や作物の手入れもあるにはありますが、これは毎日行うような作業ではなく、気になった時に気になった分だけ手入れするのも農作業の特徴と言えるかもしれませんね。

以下は農業の種まきから収穫までの大まかな流れとなります。

ただ、一見する日々の流れは非常に穏やかですが、種まきや苗植えの時期、台風や猛暑が発生し易い夏の時期(反対に極寒となる冬時期)、間引き時期、害虫が発生し易い時期、収穫時期などに関しては、数日にまたぐ長時間をかけた業務が発生します。

種まき

農地に合った生産物の種まきや苗植えを行います。

開始時期は育て上げる作物によって様々ですが、地域によって大体の作物は自然に決定付けられています。

もちろん、種をまく前に農地を耕す行為や、収穫するために必要な肥料なども撒く必要があり、この『作物に合った土を作る』という行為が意外と難しいと言われますね。

収穫まで

毎日収穫までの期間、定期的に農地を管理します。

雨風に弱い作物であればそれの対策が必要ですし、作物によって弱点がありますので、その対処も必要です。

多くの農業は種まきから収穫まで収益化が実現しないため、この期間に手を抜くと収穫時期に収益ゼロという事も考えられますが、むしろこれまでの労力を振り返るとマイナスなので、単に育てると言ってもこまめな監視が必要不可欠となるのですね。

間引き

美味しい農作物を育てるためには種によって間引きが必要になります。

たくさん農作物が完成する事は嬉しい話ですが、1つの苗から無数に作物が出来過ぎてしまうと農作物の味わいも分散してしまうため、これを間引きによって残った作物に栄養を多く流すといった考え方ですね。

商談

買い取り業者と値段の交渉を行います。現状の農作物の出来を評価してもらい、それに見合った価格を決めます。

農作業の完成品は毎回収穫時期の1発勝負。

何千何万もの収穫物の1円2円の差が大きな利幅に繋がるので、農家側としては是が非でも高値を付けたい瞬間でしょうね。

収穫

完成した作物を収穫可能な順から獲得していきます。

農作物も鮮度が命ですので、収穫したら即発送が基本となります。

商品化

一部の収穫物は農家の作業場でラッピング作業や箱詰めなどを行い、そのまま商品化して市場に流すケースもあります。

組合店舗や無人販売所が分かり易い例えでしょう。

流通ルートの多くをカットしますので、市場価格の10%程度の価格であっても農家にとっては大きな利益となります。

また、今現在はインターネットの出現で『産地直送』が当たり前の時代にも突入しているため、通常の流通ルートとは異なる直送便という形で生計の足しにする農家も少なくないようですね。

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農家業のメリットとデメリット

農業という職種で実際に働いた場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょう?

これまでの転職経験を活かし、考えてみました。

メリット:やる事さえやれば、基本的に時間に縛られない

様々な角度で時間に縛られるサラリーマンとは決定的に異なる利点の1つと言えるでしょう。

ただでさえ有限の時間が拘束されないのは、拘束される側からすれば自由の極みですよね。

確かに瞬間的に多忙を極める期間はありますが、安定しすぎた長時間勤務のサラリーマンと比較すれば、やはり時間的猶予があるのは人生最大の喜びと言って差し支えないでしょう。

メリット:絶対に仕事が無くならない

例えばスーパーマーケットなどの食料品を取り扱う店舗は昔から『時代の変化に強い職種』と言われていましたが、この最たる理由は単純に『人間は絶対に何かを食べるから』という事です。

そんな時代の変化に強い筈の食料品店が増え過ぎた結果、今やそこかしこで倒産の憂い目に遭っていますね。

供給したくとも他店との利便性や価格差がモノを言う時代に突入しており、限られた一定範囲内からの見込み入客数が目減りしているのが大きな原因です。

食料品の供給元が増え過ぎて、ユーザがそれぞれの店舗に分散してしまうのですね。

その一方で農業で商品と化した農作物は食料品店舗の数だけ供給先がある事を意味し、仮に多くの店舗が撤退しても残った店舗に客足が伸びるため、1店舗当たりの需要幅が増大するわけですね。

また、考えたくもない事ではありますが、完全に食料品店が姿を消しても人は必ず食べ開ければいけないといった生命の原理に変化はありません。

インターネットが普及した現在なら、供給先の店舗がゼロでも個人個人で買い求める客層が増えるとも言え、どうあがいても収益化不可といった問題に直面する事はないと思われる職業ですね。

メリット:食べ物に困らない

極端な話ではありますが農家とは家庭菜園の超巨大化版ですので、収穫した食物をどうするかは農家の自由といった考え方も出来るんですね。

当然、どんな食物でも旬の時期がありますので1年を通して口にする事は出来ませんが、蓄え方によっては長期間に渡って食べるに困るといった現実への直面から逃れる事も可能な職業と言えるでしょう。

デメリット:その年の気候によって凶作に見舞われる事がある

あらゆる農作物も人間と同じで『厚過ぎ・寒過ぎ』をはじめとした、極端な気候変化で作物の状態が変化します。

長引き過ぎた梅雨や数多過ぎる台風の発生などは広範囲に及ぶ農作物にダメージを与え、食べるに問題なしとしても買い手が理想の値段に頷かないことが多々あります。

多くの食物は収穫時期が決まっており、また、鮮度を保ち続ける期間も限定的なため、こうした条件から外れてしまう品質では予算的に苦しくなる年が無いとは言い切れない部分があります。

デメリット:売却価格が市場に左右される

収穫した農作物が豊作だとしても喜べない一面があります。

それは、自分の農地の作物が豊作だった場合、近隣の農家も豊作という事がほとんどですね。

こうした場合は同じ作物が市場に溢れる事になり、これはすなわち『例年の価格では売り切れない』といった事態を引き起こします。

こうなると通常単価よりも安値を突き付けられるケースが発生してしまい、考え通りの利益を生む事が難しくなるといった一面がありますね。

また、凶作時も同様です。

凶作時は市場に収穫物が品薄の状態として販売されるので、単価は高まりますが、肝心の数が揃わないといった事態に直面します。

一番の理想は凶作時に自分の農地だけノーダメージといった状況ですが、地球の気候相手に挑戦する内容ではありませんね。

デメリット:自分の世界が完成してしまう

農家とは良く言えば一家だけで生計を立てる事ができ、作物の育て方はもちろん、肥料の使い方、販売先との取引、税金の納め方など、生きるための術を全て熟知している事になります。

言ってみればごく小規模の範囲内での付き合いが可能であれば、それだけで思うがまま(?)の、人としての人生を全うできる職業でもあるのですね。

一方で、そんな人生に閉鎖的な考えに至ってしまうと世の中の動きに鈍感になってしまい、悪い言い方をすると1件屋の中で殿様家業が完成してしまうといった懸念が持たれます。

先祖代々で繋ぐ農作業は結構ですが、時間の流れに敏感な後継者に農業だけの教えを伝え続けると、未来を知らない後継者は広い世の中に興味を惹かれ、後継ぎを好んで断念するといった傾向が強まり、未来的に農家として継続できなくなる懸念が拭いきれず、現実に農家離れが進んだ今現在があるという事ですね。

若い世代には若い世代なりの生き方がありますが、半永久的に後継ぎを断れてしまわないような教え方が必要となるわけですが、自分の生き様と同様に過去の時代背景だけを解いてしまうと、現代を生きる後継者には小見が伝わり難いといった事実があります。

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お手伝いから本業に出来る?農家業

農家廃業が目立つ今の世の中、代わって農作業に関心を寄せる農家作業未経験者が存在するという話をたまに聞きます。

という事で、農業見習いとして農業を本業にする目的があるとした場合、その先に農家として認識されるかどうかを考えてみましょう。

コミュニケーションを重視し、相手に認められれば可能性あり?

簡単に農業を目指すと言っても、農作に必要な土地を保有していなければ話になりません。

…が、簡単に土地保有と言っても学ぶべき部分は多く、簡単には事は運ばないでしょう。

ならば、いっその事、実際に後継ぎに困っている農家に弟子入りするつもりでイチから学べば、学校で教わるよりも効率的な学びが出来ること請け合いと思われます。

ただし、言うまでも無く農家の農地の全ては所有者の財産ですので、買収でもしなければ全てを受け継ぐのは無理と諦めましょう。

いずれにせよ、ご近所付き合いなどの何かしらの繋がりが無ければ難しい話とも思えます。

事実上の話を言えば、僕の親の兄が故郷で農家業を営んでおりましたが、年齢の問題で継続が難しくなり、その上で子孫も都内に赴いてしまったため後継ぎが出現しませんでした。

そんな一方で農家を継ぐ跡取りが誕生した農家は保有する農地が少なく、正直言って後継ぎ問題には間に合っているといった状態だったのですね。

で、問題解消として僕の親の兄は農地の全てを貸し出して農作業の全てを自由に行ってもらうかわり、収穫した農作物を一定量、レンタル料代わりとして納める形で同意し、そんなこんなの数十年が経過しています。

全てを貸すという事は種まきや稲植えはもちろん、毎日の管理や税金納めなど、全てです。

もちろん、収穫から得た売上金の全ても貸出先農家の収益となりますので、父の兄に関しては黙っていても農作物だけが自然と手にできるといった流れですね。

これがレアなケースなのかどうかは僕には判りませんが、そういった事実もあるという事で。

なお、あくまで貸出ですので、農地の所有権は父の兄にあります。

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農家の過去と今

農業を生業とした場合の今と現在の違いを簡単に紹介します。

手作業が極端に減った

効率化はあらゆる業務で目を向けられますが、これは農作業においても同じですね。

昔は全てが手作業の農作業の多くに機械が導入された事により、様々な工程が簡略化され、同時に大量生産が実現しました。

昔の農業家はお爺さんお婆さんほど腰が直角に曲がっていましたが、近年では世代交代もあってか、そういった姿を見る機会が減りましたね。

農機具の維持が面倒

機械化が進んだ農業の一方で、作業に使用する機器の維持コストが問題視されるケースがあるようです。

泥や水を受ける前提で作られた機器ですので稼働中の耐久性には問題ありませんが、本質的な問題は非作動時のメンテナンス部分にあると言われます。

今や農作業に重要な器具も、言ってみれば短期間の集中活用ですので、長く不使用期間が続けばいざ使う時期になって不調といったケースもよく聞きます。

いつでも使用可能にするためには休止期間も定期的なメンテナンスが必要となり、これが器具所有者にとって大きなデメリットと捉えられる場合もあるようです。

深刻な人手不足

広い農地を管理するには複数の手が必然的に必要になりますが、特に日本では少子高齢化問題が昔から取り沙汰されるように跡取り問題が顕著化しています。

早い話が農作物を作る土地はあっても作り手が不在といった問題が高まっていますね。

また、利益的な問題でも薄利多売が流行る現在、いくら収穫しても思うような利益に繋がらないといった問題もありますし、食べるに問題の無い収穫物でも見た目の問題で優劣を決められてしまい、それがもとで安値で手放すしかないといった問題も無視できない話ですね。

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【農業の仕事】ってなにするの?職業の業務内容紹介 まとめ

この様に、農家は毎日の業務自体が年間を通して短時間ではありますが、田植え・種まき、または消毒機関や収穫時期など、ある時期に集中した作業時間が発生します。

スケジュールが天候任せや気候任せな部分もあり、この日のこの時間に行うといった決定的な『この日の業務』というものが存在しないのも特徴と言えば特徴ですね。

気候を判断してリズムよく作業が出来れば豊作となりますが、種まきのタイミングを間違えればそれだけで長期間の努力が台無しになるといったリスクが存在するのも農家の特徴と言えるでしょう。

また、省略しましたが、害虫駆除も定期的に気にしなければならない必須項目ですね。

ただ、言える事は仕事が順調ならば、どの職業よりも自由時間が多いといったメリットがあるのは確かです。

度々このページで登場する僕の親の兄家族も、早朝と昼過ぎに田畑の様子を見に行くだけに姿を消し、あとは悠々自適に好きな事に興じる毎日のように思えましたよ。

もちろん、サラリーマン生活では理解できない農家ならではの問題はあるのでしょうが。

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関連記事1

このページで書いたような、各職種のお話です。

>>スーパーマーケットの仕事内容 へ(←いまココ)

>>ディスカウントショップの仕事内容 へ

>>農業家の仕事内容 へ

>>酪農家の仕事内容へ

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関連記事2

以下は仕事に関する関連記事です。

>>アルバイト・パート・契約社員の違いとは?

>>正社員の仕事とは?

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>>転職をして起こる変化は?

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