安全対策とは?
勤務するにあたり必ずどこかで耳にするのが『安全対策』という言葉。
この場合は『安全に対する意識持ち』と考えればよいでしょう。
ただし、単に『安全対策』と表現しても、それは非常に漠然としていて、さらに広範囲である事は理解できるかと思います。
毎日の生活上の安全から始まり、通勤・退勤時の安全、仕事上の安全…と、自分が常に五体満足である為に、必然的に考えるべき内容が『あらゆる安全対策』と言えるかもですね。
言い換えれば、毎日の些細な行動が危険をはらんでいるという裏返しにもなります。
そんな危険に対する予防策が『安全対策』と言えるでしょう。
まずは、漠然と謳う『安全対策』の内容から知りましょう。
安全対策とは?
安全対策とは、ある対象やシステムを保護し、潜在的な危険やリスクから守るために実施される取り組みのことです。
一般的には情報技術(IT)やセキュリティ、健康・安全、環境などの分野で用いられます。
安全対策は、人々や組織・システム・製品・サービスなどを保護し、潜在的なリスクを軽減するための総合的なアプローチを指します。
例えば、情報技術における安全対策は、コンピューターシステムやネットワークを外部の脅威や攻撃から保護するためのセキュリティ対策を含みます。
これには、パスワードの設定やアクセス権限の管理、ファイアウォールの設置、侵入検知システムの導入、ウイルス対策ソフトウェアの利用などが含まれますね。
また、健康・安全に関する安全対策は、労働環境の安全確保、作業員の安全教育、労働災害の予防、安全な作業手順の確立などを含みます。
僕のブログに関して言えば、上記に含まれる『労働災害』がもっとも重要な項目ですね。
さらに、製品やサービスの安全対策は、製品の設計・製造段階から安全性を考慮し、不具合や事故を防ぐための品質管理やテスト、規制や法律に準拠することを含みます。
安全対策は、リスクマネジメントの一環として、予防、対処、復旧などの観点から総合的なアプローチを取り、組織や個人が適切な安全対策を実施することで、潜在的な危険やリスクを最小化し、安全性の確保に近付く事が出来たりします。
…と、ざっと並べればこんな感じでしょうか?
では、この先は『実際に体を使う労働上(肉体労働)に関する安全対策』という内容で伝えていきます。
僕の表現する仕事上の危険とは五体満足を害する事故の懸念であり、事故発生の瞬間に個人の今後の未来の左右を振り分けます。
他のページでも度々表現する『赤チン災害』の発生。
仮に災害に遭遇し、その結果が赤チン災害だった場合、
『掠り傷で済んだ!』
と喜べますか?
今回は赤チン災害でも、一歩先を行けば取り返しのつかない事態に陥る事も珍しくないんですね。
例えば極端ですが、
『ダンプカーが倒れた』
といった事態が自分の隣で発生したとします。
自分の体の1㎝隣で倒れたか、自分の体の1㎝入り込んだ部分に倒れ込んできたか…。
これだけで同じ労働災害でも大きな違いを持つ事になります。
という話ですね。
ここでの具体例は個人的に考える人間の天敵と表現できる言葉と、その危険性を伝えたいと思います。
…とはいえ、書き出すとキリがないので、現在のページ内では簡単な記載に留めておきます。
詳しい『安全対策の天敵』についてを知りたい場合は、各項目のリンクを踏んでください。
みんなが知っているかも知れない『安全対策の天敵』。
でも、軽く見ているかも知れない『安全対策の天敵』。
全て、そんな内容です。
再確認という意味でも必見ですよ。
安全対策の天敵
職場でよく聞く『安全対策』とは、これまでに発生してしまった事案と、発生し得る事案の双方の防止という意味で存在します。
ただし、対策は万全でも実際に同じような事故が発生してしまったり、成るべくして成った事故というものが存在します。
どうしてそんな事態に陥るのでしょうか?
それは、人間の安全意識内に存在する天敵の影響です。
では、実際に何が人間の天敵なのかを7つほど、簡単に紹介します。
安全に関する会議などがあれば気になる項目を参考に、あなたの言葉に置き換えてご活用ください。
安全対策の天敵1:慣れ
何事も続ければ『慣れ』が生じ、初めて見た時の直感的な感想が薄れていきますね。
毎日の業務の中、同じ内容の繰り返しでは慣れるなという話が無茶ですが、慣れれば慣れるほどに危険度度合いが増すのはどうしてでしょう?
下記のリンク先では『安全対策の天敵:慣れ』に関して深く説明を施し、その慣れに対してどう意識すれば良いのかの参考をまとめてあります。
安全対策の天敵2:思い込み
本来は正しい行動手順がある筈なのに、結果として行動手順の一部を省いても同じ形が完成するという理由から、改めて深く考えない姿勢で業務を続けるケースがあります。
これが『そういうものなのだろう』といった思い込みですね。
ただ、思い込みはによる無意識な安全の継続は単に運が良いだけの毎日とも表現できるもので、ストレートに言ってしまえばどの瞬間に災害に見舞われても別段不思議という話ではありません。
下記のリンク先では『安全対策の天敵:思い込み』の危険性を深く説明を施し、その慣れに対してどう意識すれば良いのかの参考をまとめてあります。
安全対策の天敵3:安全の無知識
無知識というと言葉が乱暴ですが、極論すれば、労働災害が多く発生する企業は安全意識が存在しないという認識で間違いはありません。
上辺だけの安全対策、形だけの安全対策、言葉だけの安全対策。
全ては安全に対する意識が無い、または薄いという意味で同じ意味を持ちますが、見る角度を変えれば、これは安全というテーマに対して全くの無知識と言っても過言ではありません。
事故が起きないわけが無いという話ですね。
下記のリンク先では『安全対策の天敵:無知識』の意味を深く説明し、どんな考えが意識的な安全対策と表現できるのかを言及しています。
『安全対策の天敵3:安全の無知識』に関する話へ
安全対策の天敵4:初心忘れ
『初心忘れるべからず』とは古くから言われる事ですが、安全に関しても通用する言葉と言えますね。
目の前の出来事を何もわからないからこそ慎重になり、自身への害が無い事を注意深く確認しながら、何度も確かめてから行動を起こす。
何も知らない新しい知識の採り入れ行為だからこそ、初心が自分への安全意識を必然的に高めるという話です。
ですが、時間が経つと多くの人は初心を忘れ、過去の怖さが当たり前に変化します。
この瞬間より労働災害の確率は一気に跳ね上がる事となり、あとは運次第と言ったところでしょうか。
下記のリンク先では『安全対策の天敵:初心忘れ』の先で、一体どんな具体例があるかを身近な道具で表現し、仮にその身近な道具が危険性を秘める何かだった場合として参考例を示しています。
『安全対策の天敵4:初心忘れ』に関する話へ
安全対策の天敵5:傲慢者
傲慢な人とは、良く表現すれば自分に対して絶対的な自信を持つ人の事と言えるでしょう。
他者よりも優れる部分を理解しており、だからこそ自分よりも劣ると判断に至った相手には、とことんまでに見下した態度を取る方に多い印象ですね。
この話は労働災害がテーマですので人と人とのやり取りの多くは除外しますが、言いたい事は
『傲慢な人格は人ではない相手にも過信する傾向がある』
という事です。
下記のリンク先では『安全対策の天敵:傲慢者』という事で、見境なしに傲慢な態度を取った際に跳ね返ってくる自分自身へのリスクを考えてみたいと思います。
『安全対策の天敵5:傲慢者』に関する話へ
安全対策の天敵6:経費
何かを行う為には少なからず経費が必要となり、それに合わせて時間も要します。
そして重大な問題こそ当然に経費も時間も爆発的に増加してしまい、今現在を問題なく運営できている企業の多くは、この予算を浮かすために労働災害の誘発に向けてせっせと頑張っているとも言えるでしょう。
予算の消費は確かに誰が考えても楽しい内容とは言えませんが、それを無視した結果で発生した事故となれば、大きな予算が可愛らしく見えるほど小さく感じるケースも少なくありません。
下記のリンク先では『安全対策の天敵:経費』をテーマに、実際に僕の身の回りで発生してしまった『経費を気にして安全を怠った』末、大きな損失を被ってしまった店舗や企業など、を分かり易く紹介しています。
『安全対策の天敵6:経費』に関する話へ
安全対策の天敵7:上辺の理想
安全意識の重要性は多くの人が理解しており、おそらくすべての人が今ある健康状態のまま人生を全うしていきたいと考える筈です。
ただし、自分が雇われる身であれば上司の命令はある種の絶対命令であり、その上司の安全意識が低ければ、上司の軽率な発言や判断の影響で大きな事故に巻き込まれる事例も少なくありません。
どうしてそんな分かり易そうな労働災害に見舞われてしまうのか?
極論すれば、上に立つ指揮者の安全意識が低く、未完成と言わざるを得ませんね。
下記のリンク先では『安全対策の天敵:上辺の理想』をテーマに、発生して当然の労働災害事故例を幾つか紹介しています。
とても有名な話も含まれるため、既に知っている方も多いでしょう。
ですが、繰り返してはならない労働災害の1つという意味で記してあります。
『安全対策の天敵7:上辺の理想』に関する話へ