ブラック企業ワンオペスタイル実体験 某牛丼店ワンオペ修羅道(笑)その3 グランドオープン前教育内容の話1

1.7 就職先の実態(同業他社比較込み)

ブラック企業ワンオペスタイル実体験 某牛丼店ワンオペ修羅道(笑)その3 グランドオープン前教育内容の話1

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本題の前に。

随分と前の話になりますが、僕は某有名牛丼チェーン店でアルバイトをしていた時期がありました。

当時33歳にしてアルバイトを始めたのは単純に小遣い稼ぎの副業でしたが、それがきっかけで人生を大きく左右されました。

とはいえ、立ち直りや考え方の変え方は柔軟な方なので、結果的に今現在を楽しく過ごせているわけですが、当時も就職難という時代に到達しており、今なおそれは深刻化しつつ現在進行形ですね。

ここで紹介する

ブラック企業ワンオペスタイル実体験 ワンオペ修羅道(笑)

は、あくまで僕自身の赤裸々な実体験ではありますが、それは営業形態の見直しをはじめ、

  • ワンオペスタイルの徹底廃止
  • 過剰な連続勤務・長時間勤務の廃止
  • 企業側の一方的な都合による考え方の改善

などなど、

当時の社会問題をはじめとする企業内問題全てが完全に廃止されている前提として書き記すものです。

したがって、今現在はきちんと各問題点が改善され、何かと話題になる『ブラック企業』とはかけ離れた職場へと変化したと信じて過去談を進めますね。

あくまで過去談です。

過去の実体験です。

 

それと諸注意ですが、僕はこの某牛丼屋さんを恨んでいるわけではありませんよ。

ここはここで十分に良い意味でも悪い意味でも楽しませてもらいました。

ですが、自分が個人的に楽しむ一方で人生を狂わされた人物もたくさんいた事は事実です。

将来、あなたがどこかに就職する場合、

こんな会社で働くことは避けよう

こんな会社だと気付いたら、さっさと離れよう

というヒントを示す意味で書き示しています。

 

ちなみに登場人物名は全て架空名称というか、とある繋がりで呼び合った名称を使用しています。

全てがリアル体験です。

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ブラック企業ワンオペスタイル実体験 某牛丼店ワンオペ修羅道(笑)その3 グランドオープン前教育内容の話1

研修期間の存在意義

どんな現場にも言える事ですが、新人教育を兼ねた研修期間の存在は極めて重要です。

『三つ子の魂百まで』

なんて言葉がありますが、何らかの研修期間や教育期間にこの言葉を当てはめれば、

『空白の中に刷り込まれた教育はいつまでも覚えている』

という話になりますね。

正しい教育を受けたのであれば、もちろん正しい教育の賜物として成果を発揮し続けるわけですが、反対に間違った教育を受けた場合には、延々と自分の中で正当化された間違いを続けてしまうという事になります。

グランドオープンともなれば、そもそも経験者が限りなくゼロと言える状態です。

指揮者の教育に問題があれば、華々しいスタートをイメージするグランドオープンそのものが台無しになるという話ですね。

そして僕の店舗の場合は、間違いなく台無しになってしまった1つの例と言えるでしょう。

基本はぶっつけ本番

僕の店舗では研修期間が10日間ほど設けられていたような覚えがあります。

多くても2週間、14日程度だったと記憶します。

もともと人手不足に悩まされる印象の強い飲食店業界ではありますが、某牛丼店も同じ環境下にあったのか、

研修を受けなければ業務が出来ない

とは伝えられたものの、最低限参加しなければならない研修日数や、必要とするトータル時間・クリアすべき研修項目などは一切伝えられませんでした。

ただ、当たり前と言えば当たり前ですが、注文を受けるには時代的に僕がお馴染みとした『手記』ではなく、『ハンディターミナル』を使用して業務を行うため、

ハンディだけは覚えてください! あとは何とかなりますから!

と、強く…懇願(?)されました。

ヤマさんの苦悩

ところで僕がイメージした『グランドオープンに向けての研修期間』とは、

たくさんの(場合によっては研修生以上の)他店舗先輩アルバイトやマネージャーたちによって、新人が教育を受けるのがセオリー

だと思っていました。

狭い空間内で客チームと店員チームなどに分かれ、ごちゃごちゃとそれぞれが右往左往しつつ、まるで幼い頃に多くの人が体感したであろう『お店屋さんごっこ』のような光景が繰り広げられると思っていたんですね。
(自動車の運転中にはそんな光景を目の当たりにした事が何度もありましたし)

まあ、これに関しては開店後にヤマさん本人から聞いた事なんですが、理想はそうだそうです。

『店舗を丸ごと使用したリアルお店屋さんごっこ』の中で、どんな人のどんなところが不足しているかを見極め、そこを集中的に改善する事で理想のスタートを切れれば…。

とかなんとか。

 

しかし、現実はうまくいかないものとでもいうか、このヤマさん、実はこの店舗を任されると決定されるまでは福島県所在の店舗を任されていたようですね。

例えば僕が通う事になった店舗が同じ福島県内の同ブロック内にあるのであれば、それまでヤマさんが培ってきた実績と信頼性、それと権威的なパワーで仲間を集め、新店舗アルバイトの教育が出来たわけですが、

いくら会社側から期待されている人物とはいえ、ほぼ孤立無援状態の転勤数日後の状態でアルバイト面接から店舗立ち上げは…普通に考えて無理があるという話でしょう。
(まだ本人が自分のアパートに帰るのに迷う状態だった頃…)

そういった理由でこの頃のヤマさんには『協力者・応援者』という存在が皆無に等しく、全てを切り盛りせざるを得ない状態だったのです。
(投げやりにもなるわな…)

研修期間…、この時点で人手不足

そんな理由でヤマさんは1人で採用したアルバイトを教育する事になるわけですが、当然、教育するからには従業員としてのノウハウをすべて叩き込む必要があり、各時間帯によって行動内容も変化しますので、単純に『教える』とは言ってもその量は膨大です。

未だに僕個人が気にする部分ではありますが、どうして研修項目に段階を付けなかったのでしょうかね?

  • 〇日は挨拶の練習
  • △日はメニュー受付の練習
  • ×日は会計の練習

こんな感じにして1日の中の各スタート時間を設ければ、もうちょっとスムーズに事が運んだと思われるのですがね。

日程の中であれば完全に参加自由な研修でしたので、毎日どこかでまっさらな新人が登場してしまい、先の教育に進めない事は当時の僕にでも見当がついた話なのですが…。

しかも業種はアルバイト主体の飲食店。

食品の管理や調理なども含めた話なので、中には『ちゃんと教えたよ』では済まされない内容もありますね。

 

ともかく、ヤマさんは孤立無援状態でこの状況を潜り抜け、無事に開店を迎える事が求められているわけですが………。

まあ、フツーに考えて無理でしょう。

行き届くはずのない研修内容

僕が初の研修に乗り出したのは、研修期間内に存在した初の日曜日の話でした。

当時の僕は工場勤務という事もあって、平日はそちらの仕事に携わっています。

土日連休が基本スタイルでしたので本当は土曜日から研修に参加したかったのですが、運悪く当時5歳の子供の幼稚園イベントがあって、参加できなかったのですね。

研修期間は数日前からスタートしていたため、内心で学生さんに後れを取ったと思いつつも、それでも何も学ばないよりはマシですし、ここで行かなければそのままドロンしてしまいそうな自分も居たので行ったというのが本音でした。

 

お客様入り口より入店。

本当にここから入ってもいいのかな?

なんてドキドキして入ると、そこでは相変わらずというか、1人でバタバタ走り回る姿のヤマさんが…。

ヤマさん『あ! 来てくれたんですね! すいません! 急が入っちゃって…! 申し訳ありませんが向こうで一緒にみんなと待っていてください! 時給は発生しますからっ!』

1人汗だくのヤマさん。

本当に研修できるのかな? なんて思いつつ言われた場所に進むと、客席を並べただけの研修空間(?)には16人の若い顔ぶれが。

当たり前だけど、全員待たされている…。

そして全員が僕の姿を確認するなり、キラキラした目つきで超注目…💧

すえ『こんにちは。これからよろしくお願いします』

一応、腐り切っていても僕だって社会人。

集団初対面を前に自己紹介なんて出来ませんが、挨拶くらいはできますよ。

すると全員が合わせたようなはっきりした口調で

『よろしくお願いします!』

………??

あ、そうか…。

見れば全員私服姿。それによく見れば全員女性。華々しい彩ですな。見た目的に全員学生さんかな?

一方で僕は日本人らしい社会人マナーを考慮したわけではないけど、とりあえずの意味で背広姿。

どうやら企業側の社員さんと間違えられたらしい。

すえ『…あ、一応、みんなと同じ研修生なので気ぃ使わないでください』

確かそんな返事をして、ちょっと照れ臭くも女の子に混じって席に着いたり…。

そして考えた。

これは非常にまずいシチュエーションだと。

  • 女の中に男が1人
  • 中年層の中に若手が1人
  • 若年層の中に浮いた年齢が1人
  • 集団の中で目立つ人物が1人

…今の自分の状況って『女の中に男が1人』であり、

『そこに居るだけで自分が目立っている状態』

なのでは?

こういった場合、その場の責任者が協力者を探すとき、必ずと言ってもいいほどに『目立つ存在・目が合った存在』を抜擢する可能性が…。やばいやばいやばい。

…で、そんな『やばい』があっさり的中。

向こう側のヤマさんもさすがに待たせるだけの状況に焦りを感じたのか、対応中の女性に何か声を掛けるとスタコラとこちらに走り寄ってきて…。

ヤマさん『申し訳ありません! なかなか面接が途切れなくて…! 彼女たちに、簡単でいいからハンディの使い方教えてあげてください!』

すえ『……………え?』

手渡されたハンディに一瞬目を置き、続いて既にこちらを向いている女性陣を見………
うっ…、みんなキラキラした目で僕を既に見てる…。

すえ『いや、僕もハンディ、初めて触るんですけど…』

ヤマさん『どうにかなりますから! ではっ!(スタコラピュー!)』

 

一同沈黙(でも、みんなこっち向いてる。…笑顔で…💧)。

手の込んだドッキリなのかな?

てか、どうしてまだ採用面接しているの???

知らんものは知らんなりの対処法

実は『突発的な出来事』に関してはある程度の場数を踏んでいるので、臨機応変の対応は僕にとって難しい話ではありません。

要するに、この場では初めて使用する器具でどうすれば『その場を凌げるか』という考えに徹すれば良いという話であって、その答えはズバリ、

『白状する』

ですね。

なので白状します。

『えー、はじめまして。皆さんと同じアルバイト研修に来ました。
…この…、ハンディってやつですか?
自分も初めて手にしました。
なので教える事ができません。
この中にハンディ使用経験者はいますか?』

気分は『お客様の中でお医者様は居ませんかー!?』みたいなキャビンアテンダント。

みんな笑顔の表情のままに互いを確認している。

そして今にも声が聞こえそうで全く聞き取れないその状況は?

…揃いも揃って今日が初めての研修…という事らしい。最悪だ。

ちなみに彼女たちの中には僕に対して協力の意が見て取れました。

協力を申し出たいが出れない。だって、本当に自分も知らないから…。

そんな感じですね。

なんでそんな意が見極められるかというと、目線ですね。

協力の意が無い人や、協力できないと諦めた人は最終的に目線を落とします。

その一方で何とかしなきゃと思い続ける人は、自分で出来ないなりに誰かに目を向けると同時にこちらの様子を気にするものです。

つまりは困った顔ではあっても僕に目線が頻繁に向けられるという事ですね。

どうやら人間性という意味では環境に恵まれたようです。

…まあいいや。

 

仕方なしにハンディを開くと、そこには色々と商品名が書かれたボタンのエリアとディスプレイのエリアがあり、下のボタンの何かを押すと、それに関する似たり寄ったりのメニューがディスプレイに表記される模様…。

そして隅の方には『次』とか『前』とかいった表記…。

どうやら何かボタンを押しさえすれば、いずれその商品に辿り着く

…みたいな、新人でも取り扱いやすい作りにはなっていたようですね。

なので、考えると恥ずかしい話ですが、僕は

入学したばかりの小学一年生を受け持つクラスの担任

というイメージを急遽構築し、見掛け倒しの研修を開始しました。

本当はね、メニュー表みたいな教材の足掛かりとなる媒体でもあれば、

『ハンディ内で○○牛丼を探してみましょう』

みたいな自力学習&時間稼ぎが出来たのですが、残念ながらそんな立派なものは用意されていませんでした。

人生有数の奇抜研修

すえ『では…、全員、ハンディを開いてみましょう』

研修生『ハンディが4つしかありません』

いきなり重要問題に遭遇。

そりゃ企業にとって高価なハンディターミナルでしょうが、人数分すら用意されていないとは…。

ハンディ4台、研修生17名(自分含む)。

…不足しすぎだろう。

 

仕方がないのでテーブルの都合上4人1組になってもらい(僕のところだけ5人)、僕の声に合わせてボタンを探して押してもらい、その後の画面の変化を聞くという学校ごっこの真似事にも満たない研修を開始。

ボタンを適当に押してピコピコ。

その度に画面を見て『???』

そんなある時、画面に付いていた汚れが気になって指で払おうとしたら、画面が指を感知して切り替わった?

ナルホド、タッチパネルか!

って事は、自分が何を押したか分からないけど、何かがオーダーされたという事なんだな。…わからんけど…。

そこまで知ると強気になるもので、適当にボタンを押す意欲が湧くというか何というか。

実は僕自身、この牛丼屋さんには『客』として訪れた事が無かったわけですが、それでも大手企業の代表ブランドという事もあって、多少の有名メニューは知っていました。

そんな理由でそれっぽいボタンを押してみると…?

…あった!

知っているメニュー発見っ!

これにて主導権確保?

すえ『…じゃあ、…まずは○○牛丼探してみようか』

震えた得意げな指示。…なかなかに珍しい。

僕の操作を眺めていた同テーブルの4人は流れを知ってにっこり。

でも向こう側3テーブルはこちらのハンディを眺められなかったので四苦八苦。

そこで同テーブルの4人中3人をそれぞれ別テーブルに移し、各テーブルから外れた合計3人をこちらにテーブルに着いてもらう事で、今のメニューまでの進み方の答えを披露してもらう。

それからはメニュー名だけを変えた同じ内容の繰り返し。

自分で適当なメニューを見付け、答えを作った上で質問という姑息な教育法。

それにしても、ようやく孤立状態から離れられました。

 

とにかく時間を稼げ、ヤマさんが戻るまで…!!

 

つづく

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今回のあとがき

こう言っては何ですけど、これはこれで貴重な経験だと思いました。

『指導者が1から教える研修』

ではなく、まさか

全員でゼロからスタートする研修』

とは。

そしてこんな研修の中に感じた事…。

それはヤマさんの人を見る目でしょうか。

人間誰にも固有の性格が備わっており、それ故になかなか理想の人材を集める事は至難の一言なのです。

この某牛丼店のグランドオープン採用面接はヤマさん1人が行っていたという話なので、彼はナカミの見えない能力ではなく、まずは面接時の印象で『素直さ』に重点を置いたのでしょう。

…とか、僕は勝手に想像していたのですが、後の話で理由を聞いたら、

『ヤマさんの好みの女性』

という事が判りました。

なかなかに欲張りですね。

でも、飲食店に限らず店舗を任さられる人物からすれば、『理想の環境』に近付けるという意味合いで解らなくもない話だとは思います。

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せっかくなので有名な牛丼の具を集めてみました。

外出しにくいコロナ対策にも有効ですが、個人的には東日本大震災時の被災時に大活躍しました。
(非常食とは別の意味で、松屋フーズさんにハマっていた)

最近の牛丼屋さんって本当にラインナップが豊富ですね。

こちらは元祖牛丼屋さん。

そして当然のこちら。『牛丼』ではなく『牛めし』を貫く個性派企業。

…食べた事ありません。なんか気になった…。そういえば有名店の牛丼って白滝がありませんよね…?

 

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