職業経験談09 ホームセンターでのアルバイト
おはようございます! すえです!
就職経験談第9弾は、ホームセンターでのアルバイト内容の紹介です。
一概にホームセンターと表現しても企業は様々ですが、僕の場合は幼い頃から『ホームセンターと言えばココ!』と言うような、近所では有名なお店でした。
ちなみに今では茨城県の広範囲で名が知れ渡り、他県の人であっても職人さんと呼ばれる人なら知っている人も居るのでは? …というほどに成長している企業でもありますよ。
とりあえず休日ともなれば駐車場は満車状態。拡張しても拡張しても敷地内の混雑は今も昔も変化なし。…と言ったところでしょうか。
ホームセンターでのアルバイト
単純に『雑貨屋』といったイメージで入社した事が安易でしたかね…。
とにかく『家』にまつわるものは何でも売っているホームセンターであり、単刀直入に言えばこのホームセンターに陳列されている品物で家を建てる事も可能です。
もちろん、建物だけではなく、水道だってガスだって電気だって通す事が可能であり、庭だって所有する畑だって管理できますよ。
当然、それらに要する工具も標準装備どころか、特殊工具まで揃っています。
………まあ、一言には当時学生の自分には巨大過ぎたお店でしたね。
お店そのものが迷路なお店…
揃える品物が膨大ならば、その棚の数も膨大。そして通路の数もそれに合わせて膨大な印象でした。
いや、実際の迷路ではないので入り組んだ作りはなく、ほとんど全てが見晴らし優先のストレート構造ですが、いざ商品陳列となると対象となる棚を探し当てるだけで四苦八苦…。
加えて常時お客さんだらけなので広い筈の通路でさえ直進不可。毎日毎時間が食料品店のタイムサービス感覚でして、僕は笑顔の裏で『雀の子 そこのけそこのけお馬が通る』気分で台車を押していましたね。はい。…当然、退けるのは僕なんですが。
業務詳細
生理用品売り場(!)担当。…僕…男性なんスけど…💧
※ 生理用品から連想する多くは女性用のアレですが、赤ちゃんに使用する『おむつ』なども生理用品のため、会社としてはこちらを陳列スペースに積み上げる人材として採用した模様。
という事で数種類の『おむつ』がメインであって、3桁越えの『女性用生理用品』はおまけなんですね。
ちなみに昔の『おむつ』は現在ほど軽量化・縮小化が実現しておらず、大の大人が持つにしてもそのサイズから2つが限界でした。それを山積みにするわけです。
担当/最終役職
アルバイト
通勤
片道1.5キロ程度。自転車で10分、スクーターで5分、自動車で20分のフシギな距離。
労働時間
09:00~16:00
特殊業務
おむつ山積み。滑り易いおむつを高く高く積みあげる(大体は補充を取りに戻っている間に売れまくっている…)
その他の業務
他部門商品エリアの道案内
基本待遇
一般的なアルバイト
基本給
時給:900円(1993年当時)
時給換算
900円
賞与
なし
この職場のおまけ要素
人が邪魔。
女性用生理用品を陳列する際、変に気を遣う。
頂いた称号…?
この仕事で僕が頂いた称号というか、愛称というか、そんな呼ばれ方です。
- すえさん
- すえくん
非常に短い勤務期間となりまして、結果的にはこれだけの呼ばれとなりました。
一般的と言えば一般的ですね。
一勤務の流れ
09:00勤務開始
台車に積めるだけの女性用生理用品を搭載し、入店客が少ないうちに棚に陳列
??:??それ以降…
とにかくおむつラッシュ。バックヤードからおむつを台車に積み、お客さんを避けまくって陳列エリアに積む積む積む…
たまにお客さんから生理用品の場所を質問され、案内している内におむつ消滅…。再び積む積む積む!
目まぐるしい…
確実に昼休憩はあった筈だが………記憶に無い
16:00 ヘロヘロになって逃げ出すようにして学校へ…
※ 変な書き方ですが、今現在は商品の軽量化・縮小化が実現しているため絶対にこんな思いはしない筈です。誤解無き様…。
この会社(部門)での通常話題
『従業員』というだけで人数が多く、誰がどの部門を任されているのかも理解できませんでした。
話題が無かったと言えばウソなのでしょうが、何を話していたかも覚えていません…。
唯一の話題は『卒業校の話』。小・中と同じ学校のクラスメイトの女性が偶然働いていて、その人と何回か話した程度なので会社の通常話題と言えば違いますね。
ちなみに彼女が微笑ましくも優雅に花束を抱えて歩く隣で、僕は血相を変えておむつ運びに躍起になっていました。同じ時給900円でこの差はナイヨネ…。
この業種(業務)の長所
普段は興味の向かない様々な雑貨に対しての知識が深まる所でしょう。
例えば自分が住む家の中のどの部分にどんなものが配置されているか、どんなものが不足しているのか、どんなものが人気なのか…と言った事を考えるだけで世間の理想とする生活の標準が見えてきますね。
例えば『汚れ落とし』という商品1つでも用途は様々ですので、いざ使おうとすると意外と知るべき情報はあるものです。
そういったノウハウを自然と吸収できるという意味では将来的に無駄のない生活を送る事が出来そうですね。
ホームセンターの規模にもよりますが、将来に持ち家の購入を考える人にとっては雑貨に留まらず『建築物』のパーツのほとんどを知る事ができる事も魅力です。
部門によっては専門的な知識を要する場合もあるため、店内接客を行いながらにして設備屋としての知識も備わり、将来的に起業するためのノウハウも備わりそうですね。もちろん、実践的な経験は必要になりますが。
この業種(業務)の短所
食料品店とは異なり多くの商材に多少の専門知識を要する部分があるので、例えば塗料コーナーを任されたとしても塗料に興味が無ければ楽しいものではありません。
仕事は好き嫌いで行うべきものではありませんが、この辺は学生の身分という狭い視野や知識の中で言って理解出来るものではないため、そうは言っても成立が難しいところでしょう。
そんな理由があってか専門的なコーナーには専門的な正社員が配置される事が多く、学生アルバイトという存在が立たされ難い位置付けでもあるようです。
他の方面では重量物が多く、建築資材の木材などではそれ1つだけで数十キロなんて事も珍しくはありません。
そんなものがパレットいっぱいに搭載され、それらを狭い通路を経て陳列するわけですから接客業というカテゴリでは想像しにくい危険が存在しているのも事実です。
僕と女性同級生というお互いの立場(配属部門)が分かり易い違いであり、片やテコテコと歩いて陳列、片やゼェゼェと息を切らしての陳列…という違いもありますが、こればかりは選べない担当という事で(笑)。
気に入らなかったら暫く修行のつもりで頑張り、後に部門の異動を申し出ると良いでしょう。部門異動申請を出せる事にはそれなりに人脈が備わっている筈ですから難しい話ではないでしょうし、何よも担当エリアに慣れが生じ、愛着も芽生えている筈です。
この仕事で知ったこと
単純に『お店』という言葉を聞いた場合、多くの人は何かしらの食料品を扱う店舗をイメージするでしょうが、それは人間として必ず何かしらの食べ物に執着するからこそ繋がるイメージとも言え、ごく自然な話だと思います。
その一方で日用雑貨とは最低限生きる上での『その他』のような扱いですが、世の中の全ての商品を並べた場合、食料品以外の全てが日用雑貨とも表現できるため、その商品の数は莫大というよりも無限大と表現した方が正しいかも知れません。
必ず毎日食べる何かしらの食材を求めて食料品店に人気が集中する事は想像し易いものですが、『たまに必要になる品物』である筈の日用雑貨店にそれ以上の集客があるというのは予想外でしたね。
今回のあとがき
アルバイトとしてお世話になったあの頃から実に10年以上も過ぎた後日談ではありますが、世の中の開発意欲・改善・改良の効果は目覚ましいですね。
例えば『おむつ』。
なんだかおむつの話ばかりな気もしますが、そんなおむつ1つも今と昔を比較すれば随分と扱い易くなった事が歴然なんですね。
僕が幼い頃、母親がはぁはぁと息を切らしながら持ち歩いたおむつは今や軽量化されました。
僕の子が小さかった頃にも購入しましたが、入数・吸収力・外れにくさ・壊れにくさも格段に向上しており、何よりもおむつを買い求める主婦が気軽に手にする姿を見るだけで変化が伺えるというものです。
まあ、そんな『おむつまみれ』のホームセンターでのアルバイト経験ですが、僕がお世話になったホームセンターはある意味で尋常ではない集客があったためこんな思い出になってしまったのかと…。
すえ
就職先の実態(同業他社比較込み)
はい、ここでは僕自身の思い出としてホームセンターでのアルバイトを書きましたが、下記のリンク先では
ホームセンターでの正社員として働いた場合の待遇面
について触れたいと思います。
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