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給料の支払い方法【それぞれの会社が行う給料の支払い方法について】

1.3 就職・転職活動

給料の支払い方法【それぞれの会社が行う給料の支払い方法について】

多くの人が働く理由は恐らく1つ。

『給料が欲しいからっ!』

多分、こんなところでしょう。…違います?

細かく言えば、生活を続ける為であり、その為には食べるしかなく、食べるためには食糧が必要であり、その食糧を入手するにはお金が必要…。

そのお金は基本的に働く事で得るものであり、食べる為には食材だけがあっても良いという話でもなく、調理器具、食器、そられを守る空間、食べる空間、休む空間…。

と、単に『生きる』とは表現しても、それを実行するには実に多くの品々が必要となるわけですね。

そんなアレコレを準備するためには少なからず『お金』が必要であり、その最も基本的にして手っ取り早い捻出方が『働く』という手段なわけですね。

はい、いきなり長くなりました。すえです。こんにちは。

 

求人広告などを見ると基本的に『給料』と表記されていても、それが時給によるトータル数値なのか、基本給としてなのか、残業別か、残業込みかによって大きく変化します。

『日給』とは?『歩合』とは?『日給月給』とは?

今回は実際に手にする給料の基本法則と、給料として換算される算出方法を簡単に説明します。

会社によって給料の計算方法は変化しますので、少しでも賢く稼ぐ意味でも知っておいて損はないでしょう。

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給料の表現方法

それぞれの会社が定める『給料』とは、日本の場合の多くは時給換算になります。

例えば基本給が20万円だった場合の時給は月の出勤数が20日だった場合…、

200000(基本給)÷20(出勤日数)÷8(1日の労働時間)=1250

という事で、1日当たり10000円の日当、そして時給的には1250円という事になりますね。

上記の内容を踏まえて読んでいただければ、自分の今現在の給料からなる時給換算や、先の就職先での月給換算がある程度容易になる事でしょう。

では、それぞれの給料の意味合いを紹介します。

基本給

正社員や契約社員、時間に制限のある準社員などに多く使用される表現であり、在籍していて必要出勤日数などの条件を満たせば自然とついてくる給料の事です。

基本給の基準は会社によって様々ですが、大きくは現場勤務と営業勤務という分野で変化する場合があります。

現場勤務とは工場や店内、期間工事など、その場に赴いて限られた範囲内で業務を執り行うため毎日の行動方針が安定して定まっています。

よって会社側も安定した高い水準の基本給を設定できる分野と言えるでしょう。

変わって営業勤務は各営業員の実績次第で顧客数が大きく変動しますので、基本給としては抑えられている印象です。

ですが、実績に応じて歩合が支払われる事もあるため、能力次第では実際の勤務時間以上に所得を得る事も十分可能ですし、その反対もあるという事ですね。

給料日(支払日)

会社が定める期間から期間、従業員の働いた分の賃金を特定日に支払う事を指します。

多くは毎月10日・15日・20日・25日・28日・最終日に支払われる印象ですが、あくまで会社の方針に寄り切りというのが実際の話ですね。

ただし、今どきは指定口座への振り込みが当たり前になっていますので、振込先の銀行が給料日に休日の場合は前倒し、または翌週初営業日に振り込まれる事になっています。

月給

会社が定める1カ月単位の給料を指します。

多くの場合は正社員や期間社員、準社員などに当てはまる呼び名ではありますが、

『月給=基本給』

という話ではなく、

『基本給+手当・ペナルティなどの増減=精算ののち支払い』

といった流れとなっています。

会社という存在は多くの人材を抱える事が多いため、本来可能な日払い行為を個々に請け負うとそれだけで大変な作業になるため、精算に要する一定期間を設け、その中でまとめて計算し、支払うという訳ですね。

会社の中には入社して初の給料が1カ月先延ばしになる場合がありますが、これは給料支払いのための計算対象が前月分の処理のためだからです。

週給

あまり多くの会社で取り入れている印象はありませんが、毎週の特定曜日に給料日として収入を得る事が可能なシステムです。

週休2日制の会社であれば、毎週5日分の給料を得る事が可能という事ですね。

金銭のやりくりに難を抱える従業員への配慮措置という意味合いが強いため、この場合だと振り込みによる処理ではなく現金支給になるケースが多いようです。

日給(日当)

月給でも時給でもない、1勤務当たりの給料を示す場合に多く用いられます。

多くの場合は当日限り~数日間見込みなど、短期間業務に対応する臨時的な支払いになるため、この場合だと割高な印象が強いですね。

『日雇いバイト』なんて言葉がありますが、まさにそういった一時的な従業員…というよりも参加者に向けた印象の強い言葉です。

こういった日給の強みは実際の作業時間に影響する事が無いところで、例えば1日2万円の日当の業務の場合、1時間で終了しようが10時間で終了しようが支払いは同じ1万円という所です。

この場合の支払いタイミングは様々でして、業務開始前に現金を受け取る場合もあれば、業務終了後の責任者確認後に受け取る場合もあるようです。

短期間故に多くの場合は現金による支給ですが、中には振り込みという事もあるようですね。

振り込みの場合は事前か事後か、いずれにしても書類の提出が必要となりそうです。

 

もう1つは同じ日給でも長期間必要とするケースの給料換算法ですが、こちらは派遣社員などに多く使われる印象です。

人材派遣企業は依頼主より1人頭○○円といった人材に対する支払い受け、必要経営費を差し引いた上で実際に働く従業員に給料という形で支払う訳ですが、その支払い金額が日給という訳ですね。

こちらの日当の場合は毎日や短期間で給料として得られるケースは少なく、一定期間の精算の後に振り込まれるケースが圧倒的割合を占めるようです。

詳しくは下記の『日給月給』で。

日給月給

1日の労働に対して支払われる給料を日払いにせず、1カ月間プールして特定の日の一括して支払う仕組みの事です。

つまりは会社側が給料日と定める日まで支払いはされませんが、言い換えればいたって普通の支払い法と言えるでしょう。

長期間滞在を目的とした派遣社員やアルバイトに使用される場合が多く、これと言ったメリットやデメリットというものはありません。

強いて言うなれば『日給月給』という言葉の裏には『日払いはしませんよ。週払いはしませんよ』という意味も込められているのかも知れませんね。

時給(時間給)

会社の定める規定就業時間いっぱい働く事の出来ない従業員に対して幅広く使用される給料の換算法であり、違った表現をすれば正社員・正規社員ほどの責任が付いて回らない軽リスク業務を執り行う従業員に使用される支払い方法です。

『時給』とある通り、その給料換算は1時間事に設定金額が積み重ねられる方法ですので、例えば時給1000円の仕事先で5時間と50分(350分)働いたならば、1時間単位の時給である5時間分が給料と換算され、1時間に満たない50分は切り捨てられるといった計算法となります。

分給(時間給)

実際に目にする事はない時間給設定ですが、多くの会社が取り入れている給料換算法です。

具体的には1時間当たり1200円の時給となる従業員が居たとして、その人が1時間48分仕事したとしましょう。

時給的には1時間(60分)を満たした上での給料1200円支払いですので、残りの48分に対しては除外が正当な回答となりますが、従業員の視点に立てば働いた48分が無駄になったという解釈になりますね。なんか損した…。という気落ちになります。

こういったわだかまりを解消するために多くの会社ではもう少し小刻みな賃金支払い法を採用しており、実際の支払い発生時間は15分単位だったり30分単位だったりしています。

つまり、この例に沿った話をすれば15分刻みの場合、1時間1200円の時給を約束された従業員が1時間48分働いた場合の時間計算は1時間(60分)ではなく、1時間45分(105分)である2100円が支払われるという話になり、余った3分が切り捨てられるという話になりますね。

ちなみに30分計算の場合は90分が仕事時間と認められて1800円が支払われ、余った18分に関しては切り捨てとなります。

中には1分単位で計算する会社もありますが、こちらは本当に稀な部類でしょう。多くの会社は余った数分に対し『作業終了時の作業場から移動する時間』として、ちょっと苦しい言い訳で打開しています。

 

ちなみにほとんどの会社で15分または30分刻みの分給による募集を掛けない理由はいたって簡単でして、例えば1時間1200円のアルバイト募集の場合………、

  • 1時間1200円で募集
  • 15分300円で募集

見比べてどう思います? 結果的には働く時間も得られる給料も変化はありませんが、なんだか15分側の表記だと安く感じませんか? そういった理由だそうです。

また、出来れば15分単位を意識するよりも1時間単位で意識してもらった方が、会社としては働いてもらえる時間が延びて嬉しいという思いもあるようですね。

  • 1分20円で大募集!!

………なんだか『おおっ!?』ってなりませんよね…。

年棒

日本ではスポーツ界でよく聞く言葉ですが、実は一般企業でも取り入れられている場合があります。と言っても多くは海外企業ですが。

年棒とは1年間のトータル支給額を指し、そこに基本給はもちろん、各種手当が含まれます。

単純にその年棒を1年分の12で割って各月に給料として支払うケースもあれば、半年分や1年分を一気に支払う場合もありますが、多くは各月に支払うようです。

基本的に年棒制には残業や賞与といった加給が無い場合が多いのも特徴ですね。

一般的な給料と比較して高額な印象を持つ年棒制度ですが、これは年棒の中に予想される残業手当や役職手当・職能給・賞与などもまとめて換算されるからです。

固定給

固定給とはその名の通り、定められた金額が固定給料として設定されたものです。

現場作業などによく聞く『終わり仕舞い』や一定以上の役職などに設けられる支払い法で、極端な話をすれば『どういった作業方法・作業内容・実働時間であっても決められた給料は支払う』といったものです。

要は『職務を全うすれば早い時間に切り上がろうが寝ていようが文句は言わない。』といったもので得した気分がありそうですが、『職務を全うすれば』が条件のため、全う出来ないようであれば何時間残業してもそれ以上は払わない、という事にもなりますね。

一般的な給料よりは高めに設定されているのが特徴ですので、必然的に信頼に足る人物や役職に割り当てられる場合が多いようです。

ただし普通に考えて終わるわけの無い仕事量に対して固定給を設ける企業も存在しますので、表向きの金額の良さだけに目を奪われないように気を付けましょう。

歩合給

営業分野の顧客獲得実績数や各業務の処理数に応じた報酬を重ね、給料として支払う仕組みの事です。

営業であれば1件の仕事を1つ成立させる度に規定報酬(+ボーナス)の獲得が一般的であり、事業所内部作業や運送業務であれば一件の処理に対する基本手数料と荷物のサイズに応じた労力に対する手数料の合算、といった具合です。

短時間であれ長時間であれ実績を上げればそれに応じた報酬が給料化し、どれだけ時間を費やそうが実績を残せなければ給料は発生しないという仕組みですね。

単身で営む独立開業者は頼る上司が存在しないため、100%歩合という事になります。

賞与(ボーナス)

本来は会社の業績が好成績の域に達し、予定よりも多く得た利益を各従業員・各関係者に返還する意味で存在するのが賞与ですが、今どきは賞与分を差し引いた給料計算という会社が多いようです。

従って多くの日本人の国内企業労働者は、この賞与があって何とか生活できる状況と言って差し支えないでしょう。

ボーナスの発生額は多く出過ぎた利益の返還という本来の役割を担う事は少なく、大抵は『基本給の〇倍』といった規定が存在し、その倍率に満たない場合は減算ですが、超過している場合には規定値まで…という不思議設定の場合が多いようですね。

 

余談ですが、賞与はあくまで会社の利益が予定水準を上回った場合の返還ですので、下回った場合には賞与そのものが発生しない場合もあります。

寸志(ボーナス)

業績が好ましくとも世間一般で表現される『賞与』とは呼べないような臨時報酬しか用意出来ない場合や、賞与獲得条件に満たない従業員に対して心ばかりの気持ちを贈る時に使われる言葉です。

具体的な活用例としては

  • 賞与自体が存在しない会社からの社員への気持ち
  • 賞与支給の条件に当てはまらない従業員への気持ち(パートやアルバイトなど)

に対して活用される事が多いようですね。

金額的には正社員のそれには及びませんが、相場としては5000円~30000円といった所でしょう。

また、年中無休店舗などにおいて誰もが働きたくないと思う日にち(GW・SW・盆・正月など)の業務参加者の手当として活用される場合もありますが、この場合は正社員やアルバイト・パートの境目は無いのが一般的のようです。

大入り

会社成長の節目や目標達成、また予期しなかった高利益発生時に活用される場合があるようです。

『大入り袋』という、ポチ袋(お年玉袋)のような赤い小さな封筒に僅かばかりの金銭を入れて渡す、いわば関係者に対する祝儀といった所です。

ちなみに僕が聞いた話は100円玉が1枚というのが大入り袋に入れる本来の金額と聞きましたが、時代の流れか、実際に大入りを貰い受けた知り合いに聞いた話では1万円札が1枚との事でした。

…まあ、そもそも大入り袋の活躍の場が入客の多かった(予想を遥かに上回った)大相撲・歌舞伎・奇席との事ですので、その時代を考えれば当時の100円は今の10000円に相当するという事でしょうかね?

現金支給

今の時代では聞き慣れない支給方法かもしれませんが、振り込みによる支給方法だけが全ての給料ではないという事ですね。

現金支給とはそのままの意味で、現金による給料の支払い方法です。

ごく少人数で営む会社や現金による売買で特に口座を設ける必要がない会社ではむしろこちらの方が当たり前に感じるかも知れませんね。

 

日雇いや週給で得る給料の場合も現金の場合が多い印象ですが、こうした短期間の現金支給の場合は税金関連が省かれている場合もあるので注意しましょう。

現物支給

働き手にとってあってはならない事ですが、現実問題として資金難に陥る会社というものも存在します。

現物支給とは簡単に言えば給料代わりにそれに見合った商品を渡すという事ですね。

とはいえ、労働基準法では給料の全ては通貨で払うとされていますので、通貨以外の支払いは禁止という事です。

現物支給という言葉を聞いた時点で会社の先がだいぶ怪しいと見て間違いはないでしょう。

一応、法律が定める現物支給の対象もありますが、従業員の支払いが困難なほどに追いやられている会社に法律を考えている余裕なんて無さそうですので、よほど回復の可能性が見て取れない限り即座に離職した方が身のためという話かもしれません。

 

ちなみに学生時代の僕の知人の知り合いに現物支給を受けた人が居たようです。

今でこそ有名な粉洗剤ですが、当時は宣伝開始直後の完全無名状態。そんな得体の知れない粉洗剤を200箱って…。確かに実用性はありますが、当時高校男性(16歳)が得た洗剤200箱の価値とは…?

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今回のあとがき

という事で、各会社の給料の算出法や支払い方法についてのお話でした。

今はインターネットの時代…というよりも電子の時代とでもいうか、特に給料や賞与のほとんどの場合が銀行振り込みになっていますね。

各従業員のの給料算出はそれぞれの担当者が会社規定に沿って計算し、毎回それぞれの口座に振り込んでいる訳ですが、それでも人の手が行う作業ですので間違いがないとは言い切れません。

給料日に明細書を見て、または現金を見て、『?』と思う部分があったら早い段階で問い合わせましょう。

若い頃の話ではありますが、僕も事務員の手違いによって約20万円の給料が3万円しか振り込まれていなかった事がありましたからね。

あの時は焦った。…というか、『???』の状態でしたね。

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