食べられるのに捨てる。コレ、どう思います?
おはようございます! すえです!
今や日本中のそこら辺に転がる勢いでコンビニエンスストアーが点在していますが、同じコンビニでも直営とフランチャイズの2種類が存在する事は有名ですね。
ということで、今回は仮にアルバイトとしてコンビニに勤務する場合、『直営』と『フランチャイズ』とではどちらで働いた方が得するのかを考えてみたいと思います。
直営とフランチャイズの違い
まずもって知っておかなければならないのは、表向きは同じコンビニであっても、その店の代表が全く異なるという所でしょう。
『直営』と『フランチャイズ』とはよく聞きますが、どの辺が異なるかまではアルバイト従業員に重要ではありません。
…ですが、ちょっとでもオトク感を考える意味では極めて重要になるため、アルバイト先の候補にコンビニエンスストアー勤務が候補として挙がっているのであれば、知って損は無い話だと思いますよ☆
直営店
という事で、まずは直営店の内部紹介。
直営店とは単純に企業直下の営業店舗に属するもので、主たる店長が存在しない代わりにエリアごとに複数店舗を掛け持つマネージャー関連の企業正社員が管理する店舗を指します。
明確な店長という立場の管理職が常に滞在するわけではないので、主に店を運営するのはアルバイトが主軸となるようですね。
ネット社会が浸透した今現在は機械発注と呼ばれる自動発注が商品入荷を滞りなく行ってくれるため、アルバイトのやるべき事も機械的でマニュアルによる簡略化が施されています。
将来的に自分で経営を行いたいという願望を持つ人には様々な『経営』の勉強をする為のフィールドとして活用できると同時に、企業方針が色濃く根付いているため、規則作りの方面でも活用できそうですね。
とはいえ、そもそもが企業方針に則った営業スタイルでもあるため、マネージャーからよほどの信頼を受けない限り、単なるいちアルバイトとして扱われてしまうでしょう。
企業理念はどんなに良い事を言葉に言い表したとしても、終着点は『売り上げ』という名の金銭問題です。
コンビニアルバイトを志願する人の中には少なくない数で『売れ残り弁当』を狙う人もいると昔から聞きますが、それをやってしまうと企業の最も欲しがる利益損失に繋がるため、これをNGとする場合が多いようですね。
フランチャイズ
フランチャイズとは、企業の看板を借りて個人が経営する店舗を指します。
外見は全く同じ同系列コンビニエンスストアーですが、決定的に異なるのはマネージャーに代わってオーナーが存在する事ですね。つまりは個人の店舗(代理店)という事になります。
オーナーによっては複数の店舗を構える事もあり、そのため同じ店舗に長時間滞在するとは限りませんが、それでも企業直下の正社員に比べて長い時間滞在する事が多いため、アルバイト視線としてはやや心強い存在でしょう。
経営するコンビニエンスストアーそのものは企業直下とは異なるため、最低限の品揃えは企業水準を維持しますが、それ以外はオーナーの趣味が色濃く出る場合もあります。
僕が知るところではマニアックなたばこ銘柄の取り扱いや、豊富なアルコール種の取り扱いなんてものが多いですね。
変わり種ではありませんが、中には採れたて新鮮野菜が陳列される店舗も。
この辺りの品揃えの異なりの多くは『オーナーの前身』とでも言うのか、フランチャイズとして企業傘下に加盟する以前に生業としていた店舗の名残と言ったところで、僕の身の回りでは偶然でしょうがコンビニの前身がリカーショップだったところに多いんですね。
なので、アルコールやたばこの種類が多いといった感じなんです(何故かリカーショップのたばこ自動販売機はやたらと種類が多いイメージ)。
ということで、新鮮野菜が陳列されているお店というのは、実家が農家を営んでいるケースに多いという僕なりの解釈です。
つまり、企業が求める基準(売り上げ利益の数割バックなど)さえ満たしていれば、度を越えない程度であれば許容範囲というものが備わっているのでしょう。
おおもとの企業によって一貫する経営方針も異なるでしょうので一概に言えませんが、フランチャイズ店舗は基本的にオーナーに経営方針が委ねられている場合も多いようで、アルバイトの取り扱いもその1つです。
県の最低賃金を気にしないかと言えば、ここら辺は足並みを揃える意味もあってか直営もフランチャイズも変化のない時給が印象的ですが、俗に表現される『まかない』的なシステムは店舗オーナーの考えに準じている場合が多いようです。
中でも一番多いのは『期限の切れた弁当類なら一定規定数なら食べても良い』というものが多く、一定規定数が何かと言えば、勤務時間に応じて数が増えるといった感じですね。
例えば1勤務の基本は1食となりますが、10時間を越えたら2食、15時間を越えたら…と言った感じで、勤務時間に応じて必要とする食事を設けさせる意味合いが強いようです。
もっとも、現在はブラック企業のウンヌンでそこまで長時間働く事になるケースも稀だと思いますが。
また、昇給に関しても企業直営であれば年1度と相場が決まっていますが(昇給無しのケースがほとんど)、フランチャイズはオーナーの采配で決まるので、場合によっては年に複数昇給が発生しても不思議はないですね。
まとめ
まあ、そういった事で、まとめれば企業直営よりはフランチャイズの方がアルバイトにとってはやや柔軟(オトク)な傾向にあるのかと。
特に家庭事情を抱えつつ学校と生活をやりくりする大学生たちにとっては食事付きのアルバイトはそれだけで大感謝に値する事でしょう。
ただし、どの『まかない付きフランチャイズ店舗』であっても暗黙の了解というものは当然あるもので、『廃棄品であっても店から持ち出さない』が大原則のようです。
少し考えれば分かりそうなものですが、外に持ち出し可能となれば友人知人に配り歩くなどの行為で店の売り上げに影響が少なからず発生する原因にもなってしまい、それ以上に食中毒なんて発生したら取り返しがつきませんからね。
オーナーが『店内でのみ食べても良い』と許可を与えるには理由が備わっており、廃棄品とは販売する事が許されるホールディングタイムが切れただけだからという意味で、『時間切れ=即腐敗』ではないからと知っているからに過ぎません。
その延長上に『もったいない精神?』『店を守る可愛い部下精神?』が備わっているようなもので、どうせ捨てるなら役立てよう、どうせ捨てるなら少しでも量を抑えよう…という意味合いも含めた『まかない』であり、言い換えれば人が生きるために最低限必要な食べ物に対しての感謝を示す行為でもあるようなのです。
なので、貰えるからと言って外に持ち出すような行為は是非とも避けておきましょうね。与えられるものの全ては、そもそもオーナーの所有物でもありますしね。(企業側がそれを了承しているとは限りませんし…)。
…そうそう、フランチャイズだからと言って、全てが『まかない付き』とは限りませんのでご注意を。
ここでは当たり前のように書いていましたが、僕の身の回りのフランチャイズ経営の100%が『まかない付き』と言う訳ではありませんよ。あくまで『傾向』です。
今回のあとがき
商品を売って利益を得るお店であれば、全ての商品を売り尽くしたいという願望を持って経営に励むのは当然でしょう。
でも、商売は簡単そうで実はなかなかに難しく、中には見向きもされない商品だって数多くあるんですね。
売れるものだけを陳列できるのであればこれ以上の喜びは無いのでしょうが、ただでさえ豊富な商品ラインナップを悩み抜き、その上で好みが別れる客層の癖を掴むのは簡単ではない筈です。
そしてどれだけ人気を誇っていても、ほとんどの商品に運命づけられるのは『いずれは飽きられる』という宿命…。
よって、廃棄商品というものが生まれるわけですが、これがまた、ここ最近の世の中では『最低限の廃棄処分』『限りなくゼロに近い廃棄処分』とはいかないらしく、ラインナップを潤わせるためには廃棄が必然と理解されているようでして、当然ながら陳列寿命の短い惣菜類も同様だとか…。
まあ、この辺は既に社会問題…というか、日本国内の問題として採り上げられていますので深くは語りませんが、『捨てるくらいなら食べさせよう!』というオーナーさんの心構えは少なくとも素晴らしいと僕は思いますね!
すえ
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