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注文住宅を考える7 住宅展示場を見て回ろう3

7.0 お父さん頑張る!

展示品から維持費や手間を教えてもらう

こんにちは! すえです!

あなたの現在の居住空間に満足していますか?

例えば近い未来に持ち家を購入したい気持ちがあるならば、生涯で有数のイベントとなる可能性が非常に高いと思われるため、持ちあわせる理想の全てを、予算の許す限り注ぎ込みたいものですね。

つまりは建売住宅の購入ではなく、ここでは注文住宅の手順の購入までの手順を紹介しています。

このページでは住宅展示場に足を運んだ際、まずハウスメーカー関係者が口にする事が無いマイホームの維持費用清潔さを保つための手間の目で確認する方法をまとめています。

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住宅展示場に行こう! その3

住宅展示場の出入りは住宅を新たに購入しようとする立場の人たちにとって、重要な参考資料の宝庫的存在ですね。

様々な情報は利点ばかり目立ちますが、実際に建てるとなると欠点も知っておかなければ数年後の後悔に繋がる事も考えられます。

しかし、相手は売り手。

一見、味方のような振る舞いを多く見せはしますが、実際には仕事をしているだけですので好んで欠点を伝える従業員はそう多くはありません。

という事で、理想だらけの装飾を施された建物内部だけに目を奪われず、せっかく足を向けたのであれば、外部の情報も建物そのものから教えてもらいましょう。

まずは装飾品の全てを無視し、空っぽの家という視点で歩いてみてください。

商品そのものから情報を得る

住宅展示場の主な商品と言えば、当然ながら住宅本体です。

当たり前の話ではありますが、人間そのものが出入りする建物のため存在感は大きく、未来に備える実生活を考えれば内装に目を光らせない訳がありませんね。

しかし、極論すれば、内装なんてものはカラッポの状態からでも色々と理想を膨らませる事は可能であって、水廻りや電気廻りがしっかりしていれば、後からでも手を加える事は十分に可能なんです。

住宅展示場のもっともな商品が『住宅』とはついさっきも記しましたが、住宅は内装がセットになったものではないという事を予め頭に入れておきましょう。

💡家が教えてくれる未来の補修費用

いくら商品として清潔さを維持する建物でも限界はあります。

家の内部は風雨にさらされる事はありませんので常に限界状態の清潔さが保たれていますが、天候の影響を直接受ける外回りはそうもいきません。

焦点は外壁そのものの汚れや劣化であり、その状況が建設されてどのくらいの期間を経ているかが最大の鍵と言えるでしょう。

建築当初に外壁の素材や見栄えに高い費用を支払ったとなれば、その後の維持費用も比例して高くなります。

もちろん安ければ良いと言う訳ではありませんが、まだ見ぬ未来の余分な出費という不安要素を少しでも拭うためには、こういった情報もあって損は無いでしょう。

目で見た情報を時間にする方法は、住宅展示場の完成がいつ頃かという事(展示される建物の築年数)と、外壁の塗り替えがこれまでにされたかどうか、いつ頃の塗り替えかを聞き、その回数を聞く事です。

この程度であれば従業員も嫌な顔をする事はありませんし、大体の答えは『0~1回』となるでしょう。

最後の塗り替えから今現在の期間までに出た劣化や汚れが『今現在の状況』となるわけですから、実際に家が完成してからどのくらいの期間で外壁が劣化するかの目安となり、強いては修繕費用の計画が立て易くなりますね。

↑様々なメーカーの展示住宅。凝った住居に住む憧れは多くの人が夢見ますが、完成後の手間もまた自分持ちとなりますので、そこら辺も加味したイメージを持って考えましょう。

💡家が教えてくれる掃除の手間 その1

壁に囲まれた部屋は当然ながら太陽の光が差し込みません。
また、出入り口の無い部屋では内部に入る事すら不可能です。

そういった理由で居住空間には採光や出入りの為にドアや窓があるわけですが、大きなものほど見栄え的に立派になる反面、手入れの手間も大きくなります。

住宅展示場の建物は売上重視の観点から見栄えがこの上なく立派ですが、その一因として大きな窓ガラスが一役買っている事は説明の必要もないでしょう。

という事で、その窓ガラスの一枚一枚の隅や上部を少し眺めてみましょう。

あなた自身の手の届く所にありますか?
全ての窓を磨くために必要としそうな時間は理想的ですか?

色の無い窓ガラスは特に汚れが目立つものですから、多ければ良いかと言えば、実はそうでもありません。

清潔を維持する清掃の手間はもちろんですが、解放重視にし過ぎて外部からも丸見えとなってしまっては防犯の意味でも問題が発生してしまいます。

💡家が教えてくれる掃除の手間 その2

理想のマイホームは人の脳裏が直接反映され、その全てを取り入れると実に複雑な家となって完成します。

そして住むからにはある程度の清潔さを保つ必要性が生まれ、その清潔は清掃によって行われますが、
清掃に関する時間というのは実際の部屋数や間取りの取り方によっても変化します。

住宅展示場のそれぞれの家には多くの理想が結晶化されているわけですから、まるでドラマの世界を思わせるセッティングが施されている事も少なくなく、ちょっとした『普通ではない理想』も含まれることで更に夢が膨らみますね。

ロフトや天井裏倉庫、階段下の収納空間。

あれば便利な空間ではありますが、その全てにも清掃の手間が増える事は言うまでもありませんし、あるだけあっても使わなければ意味が無いという話でもあります。

自分やパートナー、更には家族にとって、何が必要で何が不必要かを考えつつ、展示場の間取りを眺めて自分の理想を高めましょう。

💡家が教えてくれる生活への実用性

ちょっとした『あればいいな』が実際に備わっているのが住宅展示場です。

しかし、理想を実現しても実際に使わなければ意味は無く、返って邪魔な空間として取り除けない空間にも変化する危険がありますよ。

インテリア重視での『あればいいな』いったん置いておき、それは確実に有り余る空間がある場合の候補にしましょう。

後にも書く予定ではありますが、僕の場合の『あればいいな』で最終的に却下したものは、

  • ホテルロビーのような正面玄関からの2か所の階段
  • 空中通路
  • 西洋チックな暖炉
  • 煙突
  • 吹き抜け

などが印象深いです。

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今回のあとがき

住宅展示場では住宅に関する様々な情報が存在し、どれも住宅を商品とする専門家が立ち会ってくれるため、高い水準という意味で基本的な疑問の全ては解消できるでしょう。

しかし、教えてくれる相手もどこぞのメーカーの従業員という事で、尋ねる内容が売り上げとしてプラス要素を持つものであれば喜んで教えてくれますが、マイナス要素であれば自ら口を開く事は無く、出来れば答えたくないというのが本音でしょうね。

なので、メーカー従業員が言いたくない内容を根掘り葉掘り聞くのではなく、まずはやんわりと質問する意味でも物言わぬ建物本人(?)からその情報を頂きましょう。

事実、僕も住宅展示場に足を向けた頃はメーカー独自商品のアレコレ自慢話を耳にしましたが、欠点に関する話は聞いた事が無く、こちらが尋ねてもぼやかされてしまうんですね。

これはそれぞれのメーカーに対する揚げ足取り的行為ではなく、利点の反面には必ず欠点が潜むというのが僕の考え方であって、
その欠点を事前情報として知っておく事で清掃の手間をはじめ、いずれ迎える経年劣化の発生時に対処し易いようにしておきたかったのです。

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『注文住宅を考える』別ページへ

真剣に注文住宅を考える人の為に、少しでも『失敗』の2文字を遠ざける気持ちで僕の経験から、

  • 良かった部分
  • 失敗した部分
  • 見落とした理想
  • 掛けた手間

などなどを思い出し次第・思い付き次第で書いています。

あなたにとっての理想の家が完成しますように…☆

ステップ0 導入

【借家と持ち家との違い】へ
漠然と『持ち家』だ『借家』だ言ってもピンとこないので、それぞれの長所をかいつまんで書いてみました。

【注文住宅の超特権】へ
注文から始まる建築だからこそ発生する超特権。知っていそうでそうでもない本当のお話。

ステップ1 理想の家を知るために

実際に家を建てるとなると、説明が難しいものです。
なので、まずは自分の好み探しから始めましょう。

【理想の住宅を探し出そう】へ
何か目的をもって外を歩くにしても、単に移動するだけに時間を使うのはもったいない! 夢のマイホームの参考はそこら辺に存在するものですよ!

【理想の間取りを見て盗もう】へ
例えば実家、例えば友人宅、例えば旅行先…。生きる中で確認した家や間取りや部屋というものは少なくない筈で、どこかに自分の暮らしと比較した『羨ましいところ』というものはあるものです。どうせマイホームを注文するのでしたら、そういった『羨ましいところ』も可能な限り取り入れちゃいましょう!

【住宅展示場を見て回ろう1】へ
オリジナルのマイホームを考えるためには絶対に足を運ぶべき情報の塊が住宅展示場です。ここでは注文住宅依頼者ではなく、そのための見学者として見て歩くためのコツを紹介しています。

【住宅展示場を見て回ろう2】へ
住宅展示場と一言に言っても、その数は新興住宅の数だけ存在すると言っても過言ではありません。ここでは見学場所を複数にする事で可能な同メーカーの建築物件比較などの参考を紹介しています。

【住宅展示場を見て回ろう3】へ
理想と現実には必ず想定した以上の差が存在し、思い巡らせた理想の実現化ほど手間が増えてしまうのも事実です。ここではそういった手間をはじめ、将来的に実際に必要かどうか、また、どうしても発生してしまう維持費について触れています。

ステップ2 理想の家を造る人探し

【メーカーの展示住宅場に訪れよう】へ

【自分を担当する営業員を探そう】へ

【レイアウトを構想しよう・現実編】へ

【レイアウトを構想しよう・未来編】へ

【価格交渉に踏み出そう】へ

【価格を確定しよう】へ

【住宅を注文しよう!】

ステップ3 理想の家のでき方を見守る

【我が家の成長過程を楽しもう】へ

【職人さんと仲良くなろう!】へ

【建築途中の我が家に入るというレア体験】へ

【許容範囲で妥協をしない計画変更】へ

【建築資材の確認】へ

【建前に代わる近隣人間関係構築】へ

ステップ4 理想の家の完成

 

番外 実際に僕がそうした事の全て

 

 

 

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