職場の待遇04&06 新聞配達全般
こんにちは! すえです!
就職先の実態という事で、僕が実際に入社した会社から受ける事ができた待遇面を簡単に(淡白に)紹介します。
なお、職場での僕の感想を知りたい場合は、
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職場の待遇04 06 新聞配達営業所の待遇
新聞社の営業支店各所は個人(オーナー)がのれん分けで経営しているのか(詳しくは知りません)、どうやら自由性が高いというのが僕の印象です。
ただし、当時の狭い視野で見た事実のみを書く事に徹しますので、詳しく知りたい場合は実際の新聞社のサイトに目を通した方が現在の正しい情報が入るでしょう。
金銭面
1990年代の体感したまま・聞いたままの感想です。
全ての情報は僕自身の目で見た内容ですので、おそらくは全体的な実態とは大きなブレが生じている筈です。
というか、インターネットが当たり前となった時代、前日どころか今現在を知る事ができる世の中となった影響で、大きなダメージを受けた企業の1つと言えるでしょう。
基本給
僕が通っていた営業所と、同時期に別の営業所、および、別同業社に身を置いていた知人の営業所と比較していきます。
僕の通っていた営業所
アルバイトは朝刊1区域×60000円(月)
アルバイトは夕刊1区域×40000円(月)
正社員は定められた固定給。
入社初年度から3年間は一般的なサラリーマンと変わらぬ基本給(20万程度)というが、4年目から一気に40万まで跳ね上がるとか。(当時)
隣町の営業所
朝刊アルバイトは1部数十円の計算で算出。多く配るほど収入が増える。
夕刊に関しては不明。ただ、僕の営業所と比較した場合、随分と安いイメージが強かった。
正社員給料に関しては不明だが、恐らくはそれぞれの営業所ごとの決まりがあると思われる。
別同業社勤務
日給月給制。詳細は不明。一応社員だったので給料は高いが、経営困難の状況下だったらしく、
僕の通った営業所社員と比較すると随分と低い印象。入社初年度というのも影響したのかも。
夕刊・営業方面は不明。
賞与
賞与関連は全て不明。ただ、発生していた事は確認しており、現金手渡しの封筒が妙に膨らんでいたイメージが強い。
なお、僕の勤務先では賞与発生の次の休刊日に社員だけが集まる豪遊(?)に身を乗り出していた。
経営困難の別同業社営業所では現物支給が実施されたようで、現金ではなく景品(粗品)が多量に支給されたとか。
主な景品は衣類洗濯用洗剤。だいぶ前からコマーシャルでも頻繁に見る事の出来る有名ブランドですが、当時は発売直後、無名そのものという存在でした。
残業時間
新聞配達営業所は2時~7時(配達関連時間帯)・13時~17時(営業・折り込み作業時間帯)と分けられるため、主に朝刊配達を軸とした僕には詳細がわかりません。
ただ、『残業』という言葉は聞いた事が無かったですね。
もしかするとダラダラと時間超過していた可能性はありますが、少なくとも不満げな話を聞いた事がありません。
一方で、友人の営業所や別同業社ではかなり形態が異なっていたらしく、営業業務もセットだったようで、今考えると明らかにサービス残業を実施していましたね。
昇給
僕の営業所は1区域の一律制ですので昇給は無し(アルバイト)。
配達区間を増やす事でセルフ昇給なら随時可能。余分な時間を数人で協力し、折半する姿も。
正社員は先に記した通り。入社3年間は押しなべて低いが、4年目から一気に上昇。
とりあえず毎日パチンコ屋に行ってほとんど負けてくるだけの収入はある模様…。
営業形態から社員の維持が難しいと言われた当時の業界でもあるため、経験年数に応じた明らかな金額差を設ける事で希望を持たせたのかも。
友人等の営業所に関しては不明ですが、経営困難の別同業社営業所の昇給は見込めないという話を聞きました(当時)。
休暇面
給料同様、これも各営業所で大きな異なりがあるようです。
休暇
僕の通った営業所は全体的に完全休暇。配達はもちろん、営業も行わないため、機能しているのは寮や台所、麻雀台くらい。
各従業員には週最低1日の休みが設けられるため、1区域60000円というのも休みを考慮した上での金額となります。
また、この営業所に限った話なのでしょうが、寝坊や病気など、突発的な休みにも柔軟に応じてくれ、柔軟過ぎて給料は変化なしと言った不思議設定でもありました。
一方で隣町の営業所の休刊日は支払未納の契約先に回収訪問を実施していた話を聞き、月の休みもこれと言った指定休は無いようでした。
今現在の労働基準法では御法度でしたが、当時はそういった企業も少なくなかったんですね。
また、病気であれ急用であれ、欠席すれば減給は免れませんが、その額も1日分以上で差し引かれたような話を聞きました。
経営困難の別同業社営業所は営業活動と聞きましたが、状況が状況だけにそれだけではないと察しがつきます。
職場独特の決まり事
幾つか存在しましたが、まともな内容は1つだけです。
誤配・誤着は誰でもするものであり、誰にでも可能性があるもの。クレームが入った場合は電話を受け取った人物(待機人物)が即座に対応し、担当員が例え誰であろうがきちんと伝える事(唯一のまともな内容)。
職場独特の基本労働
朝刊配達の契約先によっては時間指定や折り込みだけの投函など、稀にではありますが配達先の要望に沿う形で依頼を受ける場合があり、それに関しては(緩いが)徹底していました。
ただ、配達要員としてアルバイトに就く人にとっては本当に配るだけの仕事でしたので、コレと言った決まり事は覚えがありません。
また何度も書いた通り、営業所によって考えが大きく異なるようですので、ここでの話は参考程度にしかなりません。
その他の待遇
僕の勤務した営業所には寮があり、遅刻常習犯の僕には強制的に寮が貸し与えられました。
基本的には月2万円の借り部屋なのですが、6畳一間のバス・キッチン・トイレが揃っており、寮を借りる従業員特権として店長の奥さんが作る毎日の朝食付き。
ただし僕の場合は会社側が無理やり寝泊まりさせる意味合いを考慮され、月5000円での強行的な決定。当時高校生でも判断できる超破格設定(光熱費含む)。
そして個人の給料を勝手に差し引きたくないという理由で昼間のアルバイトが休みの日限定で夕刊配達を命じられ、そこから5000円徴収するという…。
ちなみに夕刊配達は1区域10000円なのでなぜか浮いちゃいました☆
(上記には1区域40000円と書いてありますが、僕の場合は昼間のアルバイトが休みの日限定だったので、出勤日数が非常に少なかったのです)
それでも寝坊した場合には隣室正社員の『コブラツイスト目覚まし機能』付き♡(それでも起きなかった事にすごく驚かれた…)
全体的な待遇としては、夏季・冬季の親睦会。
スクーター程度の燃料は適当に分けてもらってもOK。
朝刊・夕刊・折り込み共に残りに余裕があれば持ち帰りOK。
この職場の実体験感想
えーと、何でしょうかね?
書いていてフツフツと幸せな環境だったんだなぁ~。なんて、今さらに思いますね。
特に同じ業務に取り組む筈の友人知人と比較すれば、この環境の差は一体何だろうとさえ考えさせられます。
働く時間帯さえ気にならなければ、こういった営業所での勤務は最高ですね!
…え? なんでそんなところを辞めてしまったのかって?
僕は…、アレですよ、寝坊が多すぎて誰も気にしちゃいないのに、勝手に思い悩んで辞めてしまったんですよ。
新聞配達の昔と今
金銭面でも少し触れましたが、インターネットが当たり前となった現在ではリアルタイムの情報が簡単に手に入るようになり、言うまでもなく新聞業界は大打撃を受け、その波を今なお受け続けている事でしょう。
もちろん、そういった業界も黙って衰退を待つわけではないでしょうが、配達をすることで利益を捻出していた各配達所の打撃は絶対的に大きいと思われ、かつての恩師の笑顔を思い出すだけで胸が痛む思いですね。
救いはお世話になった営業所が今でも営業を続けている所に希望を持てますが、それでも明らかに減ったバイクの数を見ると、どこかに不安は覚えるものです。
僕の家では読まない新聞を取り寄せてはいますが、傍目で見ても明らかに過剰なサービス内容には驚きの一言で、そういった過剰サービスの資金源がどこにあるのかを考えると、これまた胸が痛いですね。
なんか昔と今を比較すると、気分的に暗くなりますね。
すえ
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