屋台の【金魚すくい】獲得した金魚はどう育てる?大切に育てれば驚くほどに成長します!
屋台が出現する場所といえばどこでしょう?
- 地元のお祭りや催事
- 花火大会
- 有名どころのお寺や神社
- 大きな公園
- フリーマーケット開催地
- 大晦日イベント
- 初詣
…と、個人的にも思い付くだけで色々ありますが、
そんな屋台ですから毎回目にする度に、これまでに無かった商品が売られていたり、かと思えば昭和・平成・令和と、時代が変化しても変わらない商品があったりと、自分の中の成長と比較して感慨深い部分があって眺めて楽しいんですね。
…たまに幼少期も思い出したり。
(色々と買ってもらえなかったなぁ💧)
ということで、こちらのページでは、数ある屋台の中から金魚すくいをピックアップして紹介しますね☆
金魚すくい、急減中…!
テレビなどでよく見る『金魚掬い選手権』とは裏腹に、現実では金魚掬いの屋台が激減しており、代わって『ボール掬い』が勢力を伸ばしているようですね。
どうして金魚すくいの屋台が減っているかというと幾つかの理由がありまして、まずはそこから簡単にお知らせします。
金魚掬いが減っている理由1:動物愛護団体の影響
動物愛護団体の影響力は大きく、命を守るという意図が金魚掬いという名の遊戯にストップをかけている背景があります。
金魚救いの金魚たちは、考え方によっては逃げ場のない水槽内の限られた範囲で必死にポイから逃れるといった行動をひたすら繰り返し、それが出来なければ景品として獲得されてしまいます。
動物愛護団体としては命を弄ぶ行為を真っ向から反対する団体ですので、イタズラ半分に、しかも一時のイベントに安価で命を賭けたギャンブルに投じられる金魚たちを考えれば、とても黙っていられる光景ではなかったのでしょうね。
ちなみに動物愛護団体関係者にとっては余計なお世話となる話なのですが、金魚掬いの金魚たちは、もともとペット金魚として不採用となってしまった金魚たちが殺処分を免れ、屋台の金魚すくいに登場しているという背景もあったりします。
という事は、殺処分を免れた金魚たちにとっては、屋台の金魚すくいの場が最後のチャンスだったという話でもあるのかも知れませんね…。
金魚掬いが減っている理由2:金魚獲得後の飼育に飽きる
金魚すくいを行う事だけに興味がある客層にとって、獲得した後の金魚から興味が薄れてしまうといった大問題があります。
そもそも金魚にも命があるといった認識から薄く、単純に景品として考えてしまうと、その後の飼育が億劫になるといった問題に直面するのですね。
金魚を飼うにもタダではなく、水槽が必要だったりエサが必要だったりと費用の面でも無視できない部分がどうしても存在し、そこを考えないで金魚すくいに手を出した結果、後になって困るといった現実に直面してしまうのです。
金魚掬いが減っている理由3:金魚だらけになる
一方で金魚を大切に育てたとしても、得意げになって金魚すくいに手を出すと当然ながら獲得した金魚が自宅内で無尽蔵に増殖する結果に至ってしまいます。
命を大切にするからこそ手にした金魚を大切に育てるわけですが、そういったユーザーはその後の屋台でイタズラに金魚すくいを行いません。
結果、金魚を大切に育てるユーザーほど金魚掬い離れを起こしますので、金魚すくいの屋台が儲からなくなり、出店数も減少するといった流れを汲むわけです。
獲得した金魚を救済するには?
金魚掬いによって獲得した金魚を本質的に救済する方法が2つ存在します。
1つは自宅に持ち帰り、きちんと誠心誠意を込めて大切に育てるといった方法です。
一言に『金魚』と呼ばれる金魚すくいの小さなお魚ですが、きちんと飼育すれば10年以上育つ事も珍しくなく、例えば僕も近所の家でお祭りの金魚掬いから15年以上経過した巨大な金魚(?)を見た事がありますよ☆
(とんでもなくデカい)
もう1つの救済法は、手にした金魚を店主に返すという方法です。
『せっかくですが、うちには水槽が無く、金魚を飼う事ができないんです』
と言えば、店主は景品として渡した金魚をきちんと受け取ってくれますよ☆
(わりとよくある話で、変な責任感で育てるつもりもないのに持ち帰る行為が一番悪い)
(↑ もちろん、遊戯条件は満たしていますので返金はされません)
金魚掬いはあくまで『金魚を掬う遊戯』であって、その命そのものを預かる責任感とは話が別なんですね。
…まあ、殺処分を免れた金魚とはいえ、当事者(きんぎょ)にとっては迷惑な話でしょうけど…。
金魚すくいの醍醐味は?
金魚すくいの醍醐味と言えば、やはり破れやすいポイを上手く延命させつつ、なるべく多くの金魚を獲得するところでしょう。
本格的な釣りとは違い、直接目で姿を確認できる金魚たちではありますが、掬うためのポイが小さく、なおかつ破れやすい構造ですので、それだけでスリル感がありますね。
正直、1匹も捕まえれば満足感に満たされますが、プロともなれば100匹に迫る獲得数を誇りますので、そこを考えれば素人ならではの未熟さを実感してしまい、思わず熱くなる瞬間があるというものです。
また、きちんと育てる気があって、それを実行する気があるならば、手にした小さな袋に入る金魚の姿を見て楽しむ思いもひとしおでしょう。
ただでさえ思い出に残るお祭りですが、そんな思い出の延長の余韻を残す命の誕生です。
僕も慣れない数年間の金魚飼育期間ではありましたが、友人が水槽の金魚に気付く度に
『〇年前に金魚掬いで持ち帰った金魚だよ』
なんて言った覚えがありますね。
金魚飼育方法
非常に簡単ではありますが、金魚の飼育法についてをお知らせします。
まず、1匹の金魚に対して10リットルの飼育水を意識しましょう。
金魚鉢で飼う場合
風流を意識する場合は金魚鉢が人気ですが、金魚鉢の場合は範囲が狭く金魚にとっては窮屈なサイズとなります。
景観を意識するなら、下記のような3点を順にすると良いとされています。
↑ やっぱり金魚鉢と言えばこのタイプですかね☆
画像は一例ですので、たくさんの金魚鉢があり、中には割れない金魚鉢というものも存在します。
スペクトラム テトラ 金魚 ラクラクお手入れ砂利 7色ミックス
↑ 金魚に限らず、水槽と付けば必須となる砂利。今ではカラフルなガラス製の水槽用砂利もありますね。
↑ 様々な水草がありますので、好みの景観で選びましょう。
金魚鉢飼育の場合はこまめな飼育水の入れ替えと清掃を心掛けましょう。
水槽としては小型で転がり易いので、安定した場所で飼育しましょう。
金魚を水槽で飼う場合
水槽の場合は1匹当たり10リットルの条件を満たし易く、周辺機器の取り付けも容易なので説明書に従って調整・飼育しましょう。
水槽で金魚を買う場合のありきたりな水槽を紹介しておきます。
これに足し、少し上の金魚鉢飼育に必要とした『水槽用砂利・水草』も準備してください。
↑ 初めての金魚飼育によく見るタイプのセット水槽。2~3匹の飼育であれば、これで十分です。
金魚の餌は鑑賞魚を取り扱う店舗で簡単に手に入るため、こちらでは詳細を省かせていただきます。
金魚掬いは『お家屋台』できる?
……出来ます!
…が、絶対やめましょう!
金魚掬いによる金魚獲得は『金魚救い』になり得ますが、自宅での金魚救いは単なる『虐待』です。
なので、絶対やめましょう!!
どんな時期に遊戯できる?屋台の金魚すくい
ひと昔前では必ずと言っても良いほどに目にした金魚掬いですが、今現在ではその数を減らす一方です。
上述済みなのでこちらでは詳細は省きますが、それでも日本屋台文化並びに縁日文化の1つなので、全てが消滅したという話ではないところが救いですね。
日本には『金魚すくい大会』があるので、そういった地域では比較的容易に目にする事ができるでしょう。
また、間違いなく命を扱う商売でもあるため、長距離を移動して訪れる屋台店主が好んで行う商売とは思えない部分がありますね。
となると、町内会などのごく小規模のイベントでは目にする事ができるかも知れませんね。
屋台の【金魚すくい】獲得した金魚はどう育てる?大切に育てれば驚くほどに成長します! まとめ
という事で、時代の進みと共に数を減らしつつある金魚すくい屋台のお話でした。
ひと昔前の縁日と言えば金魚すくいは必ず目にしたものですが、今では悲しいくらいに数を減らしていましたね。
確かに金魚の命を直接扱う屋台と、それを引き継ぐユーザーという関係には違いが無く、中にはせっかく手にした金魚の命を軽んじる結果に至る現実も否めませんが、それでも日本縁日文化の1つである事も間違いないため、どうにか消滅して欲しくない屋台の1つでもありますね。
願わくば、鑑賞魚ショップで飼うに困難な金魚たちを引き取って頂くシステムがあれば、文化消滅の歯止めになると思うのですが。
この記事を読んで金魚すくいをして金魚を獲得した場合、あなたはちゃんと飼ってくださいよ?
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