いろんな意味で注意が必要な学生時代の深夜アルバイト
おはようございます! すえです!
就職経験談第8弾は、有名コンビニエンスストアーでの勤務の紹介です。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンをはじめ、様々なコンビニエンスストアーが今や世界各地に展開していますね。
24時間営業という事で便利は便利ですが、僕の自宅半径1キロ以内で見ても、セブンイレブンが4件、ファミリーマートが3件、ローソンが2件存在し、半径を2キロにすれば、その数字が倍以上になってしまいます。
…まぁ…、有難いには変わりありませんが、こうも多いと返って有難みに掛けますね…💧
ともあれ、今回はコンビニエンスストアー勤務の紹介です。
ちなみに僕が一番好きなコンビニはファミリーマートです☆
そしてここでの紹介はファミリーマートではありません…。
実は生涯通してやりたくなかった業務が『レジ』
一言には安易だったとしか言いようがありませんが、僕が生涯通して業務として行いたくなかったのが『レジ対応』というやつです。
『いらっしゃいませ~♪』から始まるお馴染みのあの対応ですが、落ち着きのない僕にとってアレは苦痛そうにしか感じなかったんですね。
そんな僕がどうしてレジ対応必至のコンビニなんかを選んだかと言うと、答えは簡単、『レジの存在をすっかり忘れていた』…。この一言に尽きます。
いや~…、当たり前にして身近過ぎるというのも考えものですね…。
人生初の『合格面接会』?
今現在も行っている内容かは分かりませんが、このコンビニエンスストアーでは一定期間内に採用した新人アルバイトを一か所に集め、会社員の代表(おそらくブロックマネージャー的な存在)が勉強会のような事を行う習慣があるようでした。
集められるアルバイト人材は勤務時間帯を問わず、周辺チェーン店のアルバイト新人(未経験者ばかり)で、勤務中に発生し得るトラブルを含めたアレコレのレクチャーを受ける事になります。
中でも深夜業務中に考えられる強盗などの防犯意識は徹底しており、仮に強盗が押し入った際の必ず実践しなければならない行動方針は以下のような内容でした。
マニュアル1:複数で勤務時
強盗押し入り!
- 相手が1人だろうと複数だろうと逆らわない・反撃しない・言う事を聞く
- 金銭を要求された場合、1人がレジを開放する。そして渡さない。犯人に回収させる
- 1人が防犯ブザーを鳴らす
- レジ開放と同時に逃げる!
- 十分に安全とわかる場所に逃げ切ってから周辺に応援を呼ぶ(当時は携帯電話が無い時代)
マニュアル2:単独で勤務時
強盗押し入り!
- 相手が1人だろうと複数だろうと逆らわない・反撃しない・言う事を聞く
- 金銭を要求された場合、レジを開放し、即座に逃げる
- 十分に安全とわかる場所に逃げ切ってから周辺に応援を呼ぶ(当時は携帯電話が無い時代)
事件発生の実話を織り込んだマニュアルは非常に心強く、特に『店全体を明け渡しても自分の命を優先しろ!』という、およそ初対面に対して使うべきではない命令口調が非常に印象的な企業でした。
ただし、この回の話に限っては何故か最後の締めに、
『分りましたね? すえさん?』
…と、何故か僕が名指しで確認されたため、個人的には妙なオチだったのも印象的ですね…。
ちなみにその当時の僕の反応はこうでした。
すえ:『…えっ⁉ なんで僕が名指しなんですか⁉』
担当:『いやぁ~、君は好んで強盗犯に飛び付いて行きそうだから、念のため…ね?』
………。人相と言うのか、僕は昔から好戦的な人物に勘違いされるんですよね…😢
とはいえ、この内容は本当に深夜業務に携わる人には重要な話だと思いますので、覚えている限りではありますが当時の話をそのまま再現したページを設けておきますね。
業務詳細
商品陳列・レジ対応・店内外清掃・注文受付…いわば店内部の業務全て
※ 注文受付に関しては当時の深夜勤務時に発注できるシステムが無かったので、連絡ノートに書き込む事で日中の従業員に任せる
担当/最終役職
アルバイト
通勤
片道10キロ程度、スクーターや自家用車で約20分。
労働時間
24:00~翌09:00
人員不足の場合は前後あり
特殊業務
なし
その他の業務
なし
基本待遇
一般的なアルバイト
基本給
時給:900円(1992年当時)
時給換算
900円
賞与
なし
この職場のおまけ要素
なし
頂いた称号…?
この仕事で僕が頂いた称号というか、愛称というか、そんな呼ばれ方です。
- すえさん
- すえくん
非常に短い勤務期間となりまして、結果的にはこれだけの呼ばれとなりました。
一般的と言えば一般的ですね。
一勤務の流れ
24:00勤務開始
24:00~04:00 フライヤーやおでんの加熱器といった調理器具の清掃業務。おでんは冬場の寒い時期に売れるため、ほぼ必ず完売するが、目を離せば小さな虫が混入するため、それら虫の除去
ちなみに虫の混入については有名過ぎるため、敢えて披露
入客がある際はやる事が無くともレジ周辺で仕事をしているフリ。会計に備えて準備を整える
今では時間指定だが、当時はほとんどランダムな入荷に対応。…とは言っても、基本的には規定の存在しない定時時刻がある程度決まっていた
搬入物の全てが店内に持ち込まれた後に入荷証明のレシートを渡す
入荷物を陳列。曜日によって入荷ジャンルは異なり、毎日入荷する商材は時間制限の細かい弁当などの惣菜のみ
入荷の誤差はこの時に判明するが、僕の勤務期間では入荷誤差が発生しなかったため、発生した際のその後の処理については不明
04:00 店内清掃。時間は便宜上備わるものであり、実際には入客状況に応じて優先順位が変更される。当然ながら客優先
07:00 店周囲のゴミ拾いとの事だが、近くに高校や中学校が存在し、早朝部活動の影響でてんやわんや。掃除どころではないので深夜中に済ませてある
08:00 レジ清算と連絡事をまとめられる時間として当てはめられていたが、今度は通勤ラッシュでてんやわんや。清算どころか業務報告内容も脳裏から吹っ飛ぶ混雑ぶり
09:00 後続の従業員来社で業務終了。スクーターやマイカーで自宅へ帰宅
この会社(部門)での通常話題
僕は当時16歳~17歳の高校生で、主にパートナとなった相手は20歳を超えた社会人フリーターでした。
年齢の差もあってか話の共通点というものがなかなか存在せず、互いを取り持つ会話にはなかなか苦労しましたが、相手側がもともと大手企業に従事していた事もあってプリンターの仕組みについて触り程度には知る事が出来ましたね。
他には通称『追っかけ』と言われる、主にアイドルを間近で応援する強烈なファンと知り合ったのも、その世界観に興味のない僕にとっては斬新な出会いでしたね。
ついでといっては何ですが、僕が直接本人に教えられた『追っかけとしての定義』もまとめてみましたので、興味あれば読んでみてください。
他にも幾つか共通する話題はありましたが、ほとんどが学生アルバイトで編成されるお店でしたので、その内容は学校ネタを軸としたグチネタがほとんどでした。
ギャンブルに関する話題が皆無なところは学生の集い易いコンビニならではと言ったところでしょうか、健全と言えば健全かもですね☆
この業種(業務)の長所
将来的に自分のお店を構えたいと考える人にとって、コンビニというサイズの店舗は経営の全体像を計り知る為に打って付けだと思います。
とりわけ入客数の多い時間帯とそうではない時間帯のメリハリが付いており、その時間帯がレジなどの固定場所からの観察が容易であることから、どんな時間帯のどんな客層がどういった商品を求めているかも一目瞭然となる事でしょう。
強いてはどういった人物や年齢層が万引き行為に繋がるかも監視する事ができ、被害の少ない店づくりという意味でも理想的なフィールド範囲と言えるでしょうね。
この業種(業務)の短所
人員の確保とその維持が苦労しそうです。
主体となる従業員のほとんどが学生となる事は、いずれ学校を卒業すればその人材が失われる事は避けられません。
例えばその店のオーナーとなり、その店限りの経営であれば問題はだいぶ縮小されますが、地域を任せられるほどのマネージャーという立場では簡単に事は済みません。
予期せぬ事態を前持って考え備えられる人材があなたであるならば、余裕のある社会人生活を満喫できるでしょうが、
そうでない場合は人材不足の理由で途方もない苦労に見舞われてしまうのもコンビニエンスストアー運営に限らず、24時間チェーン店従業員の宿命とも言えるでしょうね。
この仕事で知ったこと
この仕事で知った、色々な出来事です。
1つ1つを全て書くと読んでいただくだけでもそれなりの時間を要しますので、それぞれを雑談として書き上げる事にしました。
やや特殊ではありますが、深夜作業にはこういった一面もありますよ、といった簡単な紹介と、
直接深夜勤務には関係無いものの、仕事をした中で感じたアレコレをそれぞれいまとめてあります。
全てがコンビニエンスストアー勤務に限ったお話ではありませんが、ある意味では接客業に『付き物』となる内容もありますので、お時間がある時の暇潰しの参考知識吸収にでもどうぞ☆
【勤務するなら直営よりもフランチャイズが『ややオトク♪』】へ
今回のあとがき
1つ上の『この仕事で知った事』にもある通り、コンビニエンスストアーでの勤務内容は色濃く、
言ってしまえば店舗の運営そのものを任され切っていると言っても過言ではない状態です。
そんな店舗運営を任される立場の従業員がアルバイトによる構成であるならば、正社員は何をしているのかという疑問が発生しそうなものですが、
正社員は漏れなくエリアマネージャーとして周辺店舗を管理しつつ、営業の基礎であり肝でもあるシフト制作に躍起になっている場合がほとんどのようですね。
24時間の全てが誰かで埋められない事には店自体が開けない。しかし、24時間営業を謳っている以上、店を閉めるわけにはいかない。
これは今も昔も変わらない24時間営業企業の重要問題ではありますが、それでも今現在のような『人件費削減』という言葉が浸透していなかった時代でもあったため、深夜帯の勤務時間内でも2人以上の態勢が一般的で、法律的に女性店員の配置も許されていなかったため、そういった意味では安全が確保されていた気がします。
すえ
就職先の実態(同業他社比較込み)
はい、ここでは僕自身の思い出として『学生時代のコンビニアルバイトの実体験』を書きましたが、下記のリンク先では
コンビニエンスストア―店舗の正社員として働いた場合の待遇面
について触れたいと思います。
当時と今ではさすがに状況が異なりますので、フランチャイズによる身近なコンビニ経営者に聞いた話を元にまとめています。
可能な限り『直営店』と『フランチャイズ』との違いにも触れていますので、
コンビニを立ち上げたいと思っていたり、コンビニ企業で社員として働きたいと考えている場合は参考にしてみてくださいね。
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