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HHKとは? 会社員視点の説明をしてみます

1.4 仕事の問題・悩み・相談

ヒヤリハットキガカリ

ちゃんと理解していますか?

こんにちは! すえです!

このシリーズでは仕事の問題や悩みとして、会社員としては多くの人が避ける事の出来ない創意工夫提案や改善提案について伝えていますが、会社の抱える問題は企業の成長や生産性の上昇、売り上げの達成だけではありません。

それらを達成する為には絶対的に人間の存在が必要であり、つまりは従業員の安全を維持する事が最優先視されるんですね。

 

多くの会社に掲げられるスローガンとして『安全第一・品質第二・生産第三』とあるように、会社理念の先頭には安全が第一に掲げられ、何よりも人(従業員)の安全性が求められるのが今どきの企業の在り方となります。

 

でも、実際に人の命を守るとはどういった事か?

 

想像的な知識や予測では防ぎ切れない危険はどこにでも潜んでいるわけで、安全柵や緊急停止ボタンが人の命を守り切れるとは断言できません。

最終的な安全の確保とは各個人、つまりはあなた自身が意識する事であり、それを怠ればどんな対策も無意味となる可能性すらあるんですね。

そうなると会社の規則・規定による安全そのものが意味を果たす事は無く、また、監視を置いたところで確認できる危険には限界があります。

なので、安全対策となれば社員全員が意識するものとして、HHKという呼び名で現代社会の危険が多いとされる現場作業において、義務化されているケースが多いのですね。

 

前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。

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HHKを意識した基本業務

まず、安易にHHKと書き表しても『?』と感じる人は少なくありません。

HHKという文字は主に広範囲と表現できる生産工場や倉庫で常識化している一面がありますが、常識化が浸透し過ぎて教育されない現場が少なくなく、結局多くの従業員がHHKを知らないという現実もあるんですね。

という事で、まずはここで伝えておく所から始めましょう。

『HHK』とは?

『HHK』とはそれぞれの単語の頭文字を取ったアルファベットであり、そのすべては英単語ではありません。

まずはそれぞれの単語を説明しましょう。赤文字が該当の単語と覚えてください。

HHK』=ヒヤリ
『HHK』=ハット
『HHK』=キガカリ(気掛かり)

まあ、こんな感じです。ちなみに会社によっては『K』を除いた『HH(ヒヤリハット)』に留めている場合もあるようです。

続いて『HHK』のそれぞれの単語の意味を紹介します。

『HHK』それぞれの意味と解説

HHK』=ヒヤリ=危険に遭遇しそうになり、『ヒヤッ』とした思い。
例えば曲がり角などの出会いがしら接触寸前や、高い位置で足を滑らした結果、落下の可能性を思った時などに感じる『ヒヤッとした思い』と言えば分かり易いかも知れません。

『HHK』=ハット=とある業務を眺めたり思ったりし、可能性の否めない『はっと』思い付いた危険性への思い。
他人の業務を眺めている場合に気付き易いかも知れません。普段の動きの隣で稼働する機械が存在する場合、あと数cmズレれば確実に労働災害に繋がる事故を思わせる光景に気付いた場合といった、閃きに近い思いを感じた時です。

『HHK』=キガカリ(気掛かり)=何気ない作業光景の中で感じる、もしかしたら起こるかも知れない災害への『気掛かりな思い』
振動を受ける度にグラつく固定物の落下の可能性や、一時停止位置を無視する日常的な業務光景など、いつ事故が発生しても特に不思議ではない気掛かりな思いを感じた時に当てはまる単語の頭文字です。

 

会社によって定義は多少異なるかも知れませんが、少なくとも僕が複数確認した総合的な定義とはこんな感じでした。

HHK提案の参加提出意義

HHK提案とは簡単に説明すれば、考え付く危険性の告知とその原因、そして対策要請といった文章の制作と言った所でしょう。

文章制作の基準は、

HHK』=実際に身を持って感じた内容。

『HHK』=客観的にそう思った可能性。

『HHK』=実現性は低めでも、どことなく気になる問題。

としておけば問題ない筈です。

特に『HHK(ヒヤッと)』の身を持って感じた内容とあれば、運よく無傷で済んだ事故とも表現できるため、

正常な考えを持つ会社であれば『その一歩先』の遭遇を避けるための安全対策が思案され、少なくとも何らかの是正処置が施されるる筈

です。

HHK提案の内容を考える

HHK(ヒヤリ・ハット・キガカリ)の内容のまとめ方は、ズバリ言って『思った通りに書く』に徹する事ですね。

実際に心臓が縮む思いをしたならばそのままの経緯を書き表し、
目の前の業務に危険性を感じるのであればそのままの危険性を書き、
気になる危険性を臭わせる何かがあればそれを書く。

という具合です。

HHK提出の具体例

ではここで実際にHHKに関する提出書類の参考となりますが、重大事故を臭わせる原因や可能性に関してはわざわざ書き表す必要は無いでしょう。

一回のミスで即死、または一生を左右する事故の可能性であれば、誰でも最悪の予想が付き易いですし、そもそもが目立ちます。

本当の危険は『まさかそんな事で⁉』といった、些細なきっかけから始まる事もありますので、どちらかと言えばそういった『まさかの出来事』を重視した方が自分自身の今後にとって有意義と言えるかもしれません。

では、具体例です。

歩行中に足を滑らせた

『だからどうした?』とでも返されそうな案件ではありますが、これこそが重要にして重大だと僕自身は思います。

というのも、『足を滑らせた場所によって、その後の連携に至った場合に考えも付かない大きな事故に見舞われる可能性が否めないからです。

実際に足を滑らせた場所が地上部分であるなら問題ないでしょう。

しかし、同じ足を滑らせるにしても、その位置によっては大きな危険が潜む場合もあります。

  • 例えば地上数メートル、数十メートルといった高所で作業していれば?
  • 例えば足を滑らせた隣で破砕機が稼働していたら?
  • 例えば足を滑らせたシチュエーションが貨物トラックのバック誘導中だったとしたら…?

といった具合に滑らせた場面によっては、また、滑らせた後に転倒という発展に繋がったとすれば、その次にはとんでもない労働災害が待ち受けているわけですね。

たった一回の事故の遭遇で人生の大半を失うような結果に至る労働災害は少なくありません。

そして事故は人を選ぶ事もありませんので、せめてあなただけでもという思いで僕はこう伝えます。

『HHKは可能な限り利用して、会社を揺るがすほどの安全確保にこだわってください』

と。

 

事態に遭遇するまでは誰もが他人事です。

しかし、事故に遭遇した場合は遭遇者のみが真剣に考え、そして後悔し、周囲の多くはそれでも他人事に捉えるのが普通なのです。

会社や同僚はあなたを守ろうとするでしょう。しかし、事が起きる場合の身の安全・防衛策は、誰でも本人にしか行えず、その回避すらもままならないものなのです。

ましてや身軽な子供とは異なる大人の体の持ち主となったあなたは、単に転ぶだけでもそれなりのダメージを負ってしまうと認識しましょう。

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今回のあとがき

人が生きていればどこかで怪我をするように、きちんと安全性を考慮した社内であっても怪我のもとは無限大に存在すると言えます。

実際に遭遇した危険性であれば早急に措置、それが叶わなければ是正処置が必要となりますし、それ以下であれば万が一に対しての対策や業務自体の見直しが必要となる…といったように、HHKはたった3文字のアルファベットの表現には似つかわしくない多様性を秘めてます

これらを無視して事故に遭遇したとしても、多くは会社責任としてそれなりの待遇は期待できますが、事故が原因で一生を揺るがす事態になってしまっては意味がありませんし、その遭遇が予測できた事故であれば後悔してもし切れないと言ったその後を送る羽目になります。

勤務中でも退職後の老後でも健康あっての明るい人生なのですから、安全対策の根本ともなるHHKは是非を問わずに全力で正面から向かい合いたいものですね。

…僕は『是非』と言いましたよ。あまり好めない言葉ではありますが、この場に関しては適切と感じます。

ちなみに『是非』の意味を知りたい方は以下のページにでも目を通してください。一応は真剣に書いたつもりですよ。

知ってびっくり!『是非』の意味】へ

 

はい、という事で今回もお疲れさまでした。

次のお勤めも頑張りましょう。

すえ

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※↑『安全を無視した~その2』以降は赤チン災害ではない大きな事故の話です。内容によっては気分を害するかも知れません。自己責任でお願いします。

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