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改善提案とは? 会社員視点の説明をしてみます

1.4 仕事の問題・悩み・相談

改善提案の存在価値を知る

おはようございます! すえです!

様々な会社で重要視する項目の1つに『改善』という言葉があり、この改善を促す行為を『改善提案』と称する会社は非常に多いですね。

創意工夫に関する話の中でも同じ事を書きましたが、改善もまた個々の人々が意識せずに生活のあらゆる場面で取り入れている行為でして、創意工夫との決定的な違いを表現するならば、

それまで存在しなかった考え方を採り入れる創意工夫、

これまで存在していた考え方を変えたり調整したりする改善、

と言えば、その違いが判るかも知れませんね。

改善とは通常の業務に感じた疑問点や問題点を考え直し、正しい方向に導いたり、より効果の高い数値を出す目的で存在する言葉と言えば問題ないと思われます。

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会社が提出を求める改善提案

会社の活動における改善提案とは、

  • より働きやすくするために
  • より精度を上げるために
  • より売り上げに繋がるために

といった内容がコンセプトと言えるでしょう。

実は上記5行は創意工夫の説明ページで使用した文章のコピーだったりしますが、存在意義は創意工夫提案と変化はなく、
もともと存在しなかった新たな考え方が『創意工夫』であるならば、
もともと存在していた考え方の見直しや考慮が『改善』という事ですね。

なので、言葉の違いを深く考える理由はほとんど無いでしょう。

なぜなら、同じ会社の中で改善提案と創意工夫提案を同時に取り扱っている所を見た事はありませんし、聞いた事も無いというのが僕の感想だからです。

言ってしまえば特定の定義を明確化する事には意味は無く、有益な業務推進に役立つ提案の発掘こそが最大の理由と言えるため、この際、提案の呼び方なんて二の次三の次という考えが正直なところかも知れませんね。

『改善提案』の根本的概要

改善提案とは既存している物事の考え方や扱い方に変化を加える事で効率化を図る意味合いが強い存在です。

もちろん、最終的には会社の利益に繋がる結果を出す事が目的ではありますが、敢えて言うなればいち従業員がそこまで考える必要はありません。

何故なら、1人の能力なんてたかが知れており、1つの会社に変化を加える事はとても出来ないからです。

最終的に会社に変化を加えるのは多くの案を寄せ集め、それを全体で長期間実践するからである事から結果が出てくるわけですので、それぞれの従業員は小さな変化で効率化を図れば良いと言うわけです。

自分が楽をするために改善を考える

これまた創意工夫で伝えた話と考えは一緒ですが、基本は『自分が楽するために』改善を考える方が得策だと思います。

楽するための条件は、会社に対して損益に繋がらないという事だけですので、もともとの業務の意味合いや方向性に変化が加わらなければ何でも良いという話にもなってきます。

どうして『何でも良い』なんて言えるのか?

その答えは実に簡単な話でして、自分が楽できる内容という事は必然的に作業速度が上昇するわけですから、意図しなくとも効率化に繋がってしまうからなんですね。

だから『何でも良い』となる訳です。決してサボる意味で物事を考えてはいけませんよ♪

改善提案で得られる功績

またも創意工夫提案のページと被ってしまいますが、提案を書くという事を疎んじる人が非常に多く、提出された書類に目を通すと中身の無い提案が非常に多い印象というのが、これまでの会社に身を置いて知った事でした。

 

例えば『手袋が欲しい』という案件1つに対しても、AさんBさんという両者の考えを見るとこんな違いが多く出てきます。

Aさん:手袋を用意してほしい
仕事がしやすくなる。

Bさん:手袋を用意してほしい
手から物が滑り落ちる事故をある程度防ぐ事が可能であり、それだけ商品を守る事が出来る。
加えて言えば落下による足の怪我等の労働災害から身を守る事も可能となる。

AさんBさんも言いたい事は『作業効率化』ですが、両者の提出内容を受け取り、よくある報奨金を支払うとすれば、あなたはどちらの案件を採用するでしょう? …答えは必要ありませんよね?

 

改善活動はどんな会社でも存続する限り続く行為でもあり、勤続年数に応じて提出回数も増えていくことから将来の自分を考えれば手は抜けませんよね。

ちなみに多くの提出物はAさんのような書き方しかしない人が非常に多いです。

改善提案ネタの簡単な見つけ方

改善は既存する物事の在り方や考え方に変化を加える提案ですので、初めから脳裏で構築する事の多い創意工夫提案と比較すれば、若干楽な傾向にあります。

そこに自分の楽を考えたり、考えられる効率化、事故の可能性を見出せばそれを言葉にするだけですね。

もちろん、高度な知識や言い回しは必要なく、思った事を書くだけで良いのです。最終的な採用の可否は上司側に委ねられていますし、理解に届かない所がある場合は直接あなたに尋ねてくるなど、接触の機会も増えますよ。

では、ここで簡単な改善提案の見つけ方を紹介します。

直角に折れる安全通路の場合…

例えば安全を重視する会社には歩行者が歩くための『安全通路』が設けられていますが、運搬車両や製造ライン位置の関係で隅に追いやられている事も少なくないですね。

でも、全てのエリアに運搬車両や製造ラインがある訳でもなく、その割に安全通路は相変わらず隅っこに配置されている空間に対し、あなたはこんな事を感じるとします。

『ここ…、ナナメ移動でもいいんじゃない?』

はい、疑問に思うならそれを書きましょう。立派な改善提案です。

空間の壁伝いに直角に折れる移動空間を斜めにブッタ切って移動するのとでは明らかに距離が異なるため移動時間も短縮しますよね。

一往復に5秒の短縮ならば、往復する度に5秒が浮く事になり、年間を通せばどれだけの時間が浮き、そして通路利用者全てを足せばどうなるのか? という話です。

照明スイッチが離れている場合…

大規模な建物となると、空間の照明スイッチまで近付く時間を要する場合も珍しくありません。

資材の山を抜け、右往左往する運搬車両をかわし、行き交う同僚や上司に「お疲れ様です…、あ、はい、ど~も~☆、え?違う、電気点けるの」なんて、それぞれのあいさつを交わし、ようやくスイッチに到着…。こんな毎日。

そして思うわけです。

『どうして手元に部屋の照明スイッチが無いかなぁ??』

…と。

照明スイッチが決められた空間に1つしか設置出来ないという理由はありません。当然ながら立派な改善提案と言えるでしょう。

これが改善されれば少なくとも関係者の作業効率が上昇する事になり、加えて言えば暗がりで明かりが点くのを待つだけの従業員の待機時間も短縮されるわけです。

早いスタートは早い段階で手が空く事を意味するため、これまで出来なかった前倒し作業の少しくらいは可能になるかも知れませんね。

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今回のあとがき

はい、と言う事で、創意工夫提案と内容は似通いましたが改善提案としての簡単な例題を基に説明してみました。

改善提案にも先の創意工夫提案にも言える事は、『思った事、考えた事を文字にする』という部分が最も重要でして、これが億劫に感じるために多くの会社員は本音の見えない投げやりな提案を書いてしまうのです。

せっかく思い付いたネタを自分で潰し、その場は『まぁいいか』と満足。

でも、いつか誰かが同様のネタを思い付き、その人に抜かれて悔しがる未来の姿が見も見えそうであり、その可能性もゼロから随分と離れている事でしょう。年月の分だけ手を抜く事になりそうですからね。

出世や地位の問題はともかくとしても、人並みかそれ以上の所得を得たいのであれば、結果は実らなくともきちんと書いて提出するだけで随分と他者からリードできる事だけは確かですよ。

 

なお、創意工夫や改善提案の提出を求める企業のほとんどでは1案に対して最低保証の報酬が約束され、採用に関してはランクに応じて報奨額が上昇する場合もありますので、小遣い稼ぎにはもってこいのシステムと僕は認識していますよ☆

とある会社でお世話になっていた頃は、この報酬システムを利用して提案をボコスカ書き上げて提出し、所属班の休憩時のお菓子を確保していました(現金ではなく社内専用の金券だったため)。

最後は余談でしたが、そういった使い方もあるという事ですね。

 

はい、という事で今回もお疲れさまでした。

次のお勤めも頑張りましょう。

すえ

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※↑『安全を無視した~その2』以降は赤チン災害ではない大きな事故の話です。内容によっては気分を害するかも知れません。自己責任でお願いします。

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