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牛丼屋アルバイト経験談02 入社までの流れ2 僕自身の入社まで2

1.8 職場の思い出

牛丼屋アルバイト経験談02 入社までの流れ2 僕自身の入社まで2

かつてお世話になった牛丼屋さんでの実話です。

当時はブラック企業という言葉が誕生する以前の話であり、ちょっと僕が経験したのもそんなブラック寄りでしたので、

そんな従業員の扱いをする企業もあるよ

程度に知ってもらえれば幸いです。
(当時の話として)

なお、実話なので当時のそのままを自分なりに面白おかしく書いています。

僕自身は『経験』という意味では非常に楽しめましたからね。

当時を振り返ると2009年です。

今は労働基準の改善も進められたため、今現在は当時と比較して見違えるような従業員の扱いを期待しつつ、この体験談を書いています。

店名は伏せますが、判ってもゆるりと知らないフリしてあげてください。

今現在は当時と違っている筈…という期待を込めて書き出していますから☆

どんな有名企業にも、過去を遡れば暗い一面があるという、1つのお話です。

あと、当時、共に頑張った方が偶然この話を見付けてしまったらごめんなさい。

実際の話ですので架空の人物名では話がややこしくなります。

なので、オリジナルユーザーにだけ理解できる当時のネーミングで話を進めさせてもらいますね☆

という事で、手始めに牛丼屋さんのアルバイト入社までの流れの続きです。

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牛丼屋アルバイト経験談02 入社までの流れ2 僕自身の入社まで2 続き

入社を考えたきっかけなどは、過去記事へどうぞ。

前回の話のあらすじはこんな感じです。

僕が副業を考えていた時に牛丼屋さんのグランドオープンを知り、アルバイト応募に乗ってみて、面接当日に。

>>牛丼屋アルバイト経験談01 入社までの流れ1 僕自身の入社まで1

完全に『面接らしくない』面接

手渡された企業専用の履歴書の記入必須項目は、記憶の限り、以下の通り。

  • 氏名
  • 性別
  • 年齢
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • 競合他社での勤務経験があるか?
  • 1週間内の希望勤務日数
  • 1日に希望する勤務時間
  • 希望する勤務時間帯
  • 1ヶ月に希望とする給料
  • 他に勤務しているかどうか?
  • 身長
  • 靴のサイズ
  • 健康状態

こんな感じでした。

多くは丸を付けるアンケートのような流れで、考える事は基本的にありませんでしたね。

履歴書というよりは、アルバイトを希望する個人の最低限情報でありますが、個人を知るための情報はまったくないといった感じです。

良く言えば面接に関する文字記入がないため、文字を読む事さえできれば誰でも書く事が出来ますが、悪く言えば面接官に印象を与えたり、読み返す事で気になるような文面が一切記載されないので、面接が終わってしまえば

書面の希望シフトから採用側が穴埋め感覚で採用の是非を決定するためだけの用紙

という風にも捉えられましたね。

本当に悪い言い方をすれば、24時間営業の穴埋めが出来るなら、そこは誰でも良いという話にもなっています。

それでも合理的な言い方をすれば、短時間の面接で人間の性格なんてなかなか見抜けませんから、イチからスタートする職場においては

とりあえず頭数を揃える

という意味で、24時間営業分の穴埋め作業が効率的なのかも知れませんね。

衝撃の面接内容

牛丼屋アルバイト希望の専用用紙に記入を終えて、待つこと40分……以上。

相変わらず忙しく走り回る1人の面接官と、自分を含むその他の面接待ち希望者。

僕の所に面接官が来るまでにそれだけ待たされました。

面接官『すいません! 大変お待たせしました! ご覧の通り、僕1人で対応しているので…』

すえ『大変そうですね。見ていて理解できましたが、本当に1人でしたか…』

面接官『まさか一気にこんなに来るとは…。予定では300人くらい来る事になっているそうで…』

すえ『はあ…そりゃ…』

なんだい、この面接?

と思うような雑談じみた流れで、次に一瞬で終わる面接の全てがスタート。

面接官
『そんな理由で残念ながら、1人1人と本格的な面接が出来ません。記入を終えた応募用紙を後で参考にしまして、後に採決を取りたいと思います。それで、3日以内には結果をお伝えしたいと思いますが、僕1人で行う採決ですので全員に連絡をお伝えする事が正直難しいです。なので、明日から3日以内に合格の連絡が無かった場合、残念ながら非採用と考えてください。では、今日はありがとうございました!』

面接会場入りしてからおおよそ50分。

その中、待機時間が40分以上。

そして面接時間は……たぶん1分未満。

普通ならばこの会社、大丈夫なのか?

と思う話ですが、この話の流れは正直、潔い悪さで僕は受け止めました。

その理由の幾つかは下記のような感じです。

  • 男性客は主となるこの牛丼屋さんは若い女性を欲しがった。
  • 面接時間がいくら何でも短すぎた。
  • ↑この理由から、そもそも僕は募集の対象外のタイプだった。
  • 明らかに僕の方が年上だったので、扱いにくいと思われた。
  • 副業というカタチを後優先にした。
  • 『3日以内に電話が無ければ不採用』という時点で落ちたと判ってくれと言われたようなもの。

まあ、いずれにしても短すぎた面接内容は僕個人としてはアウトなでしかない判断でした。

なにせ、僕も幾つかの会社で採用面接をしましたが、特に興味のない相手やこの会社には合わないと思える相手に長時間のやり取りは苦痛ですからね。

どれだけ忙しいからとはいえ、1分前後で終了する面接なんて聞いた事が無いですが、それにしても余計な期待をさせない意味であれば、この短時間面接は期待できない分、諦めの気持ちも早く持てるというか。

そんな理由で、僕はこの牛丼屋さんとは縁が無かったと早々に判断し、面接会場を後をして次の副業先を探すのでした。

ちなみに駐車場で車に乗り込む時、担当者さんが走ってきてこんな事を尋ねてきました。

担当者『すいません! 現在他の本業をお持ちのようですが、電話をしてはいけない時間はありますか?』

すえ『あ、お気遣いありがとうございます。平日の8時から19時を避けてもらえれば、あとはどの時間でも大丈夫です』

担当者『土曜日曜は?』

すえ『休暇なのでいつでも大丈夫です』

既に非採用と思い込んでいたため、内心では忘れた手順の埋め合わせも大変だなぁ、なんて思っての回答でしたが、それでも大手企業従業員ともなれば普通の話なんだとも思い、特に悪印象を持たない面接会場退場でしたね。

その一方で、こんなに忙しそうな面接と共に、同時に対応する人物が多過ぎたため、きっとこの場を離れれば、すぐに僕の事なんか忘れてしまうといった考えも浮かびました。

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牛丼屋の合格発表

ところがというか、ぜんぜん期待していなかった牛丼屋さんのアルバイトは合格という流れに。

牛丼屋さん合格発表の連絡

本業の会議中、急な着信が。

当時の会社では一応、三部門統括リーダーという、名前通りの3部門のリーダーをしており(実際は6部門)、臨時の会議中だったのですね。

僕は今も昔も携帯電話にあまり関心が無く、誰かの電話番号を記録するのがニガテというか、そこからあまり興味がなかった性格ですので、会社の関係者に関しても登録をせず、電話番号の数字の並びである程度の相手を記憶していた扱いでした。

ところが今回の着信番号は、少なくとも全然記憶にない番号の並びでした。

とはいえ、取引先からいつもとは異なる電話番号から連絡があるケースも珍しくないため、今回もそんな感じだろうと電話を取ると…。

『おめでとうございます! 合格です!』

…と、一切の確認もしない単刀直入なエールめいた声が…💧

『…あ、すいません、すえさんで宜しいですか?」

…順番、逆。

まあ、僕の中では印象深い元気な声だったので、相手はすぐに牛丼屋さんの面接担当者と判りましたがね。

ただ、ここが曖昧だったら、きっと詐欺電話と確信していたでしょうね。

ひとまず、合格は確定。そして…

ひとまずは合格したようでした。

ただ、あれだけ中身のない面接から僕のどんな部分を見て採用されたかは100%謎です。

個人的見解を素直に出せば、

グランドオープンで誰もが新人なので、誰を採用しようが何も変わらない。

といった動かぬ事情があり、それは今回の採用者全員に言えた事ですね。

そう考えれば先着順に近いものがあって『実働』という部分を考えれば不安しかありませんが、それでも副業は考えていた事なので、採用されたのだから見学ついでに入ってみようかなという気にもなり、電話の中身はどうあれ、副業として勤務をする事にしました。

そして電話を切った後、思いました。

全然、電話してもいい時間帯を教えた意味ないじゃん。

と。
(一応、会社の重要会議中でした)

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02>>牛丼屋グランドオープン2 入社までの流れ2 僕自身の入社まで2(←いまココ)

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