練習無しで本番からスタート⁉利益重視のパワハラスタイル‼ ブラック企業あるある
あなたは練習や教育なしに、初めての仕事や難しい仕事を任されたことはありませんか?
代表的な悪い表現を示せば『即戦力』という言葉通りの教育ナシの現場投入の事です。
この考えは会社が利益を優先した末の、労働者を酷使するパワハラスタイルのつなんですね。
このような練習無しの実践は仕事の質や安全、労働者の健康や生活、労働者の成長やキャリアなどに多くの危険性を伴います。
特に食品提供や危険作業などの場合は、労働者だけでなく、顧客や会社にとっても損害やリスクを増やすことになり、これらを根本的に理解する気が無い企業ほど『即戦力』という言葉を放ち、結果的に教育ナシの現場投入を簡単に計ってきます。
この記事では利益重視の練習無しの実践の危険性の理由を3つ、具体的な事例やデータをもとに分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、あなたは、自分の仕事や会社に対する見方や判断が変わるかもしれませんね。
利益重視の練習無しの実践の危険性
ではさっそく、利益重視の練習無しの実践の危険性の3つのポイントを紹介します。
1. 仕事の質や安全が低下する
利益重視の練習無しの実践の危険性の1つは、仕事の質や安全が低下することです。
というか、練習無しに完璧を求める企業側に問題があると言わざるをえませんね。
練習や教育なしに、初めての仕事や難しい仕事を任されると、労働者は仕事の内容や方法、目的や基準などを十分に理解できないどころか、無知のままの見様見真似で業務に取り組む事になります。
そのため労働者は仕事を適切に行えず、ミスや失敗、事故やトラブルなどを起こす可能性が非常に高くなりますね。
例えば身近な例えで言えば、初めての厨房で練習無しのぶっつけ本番で調理すると、食中毒などの問題を含めて極めて危険な作業を実践させられるわけです。
そうでなくとも参考イメージに程遠い商品が完成してしまったり、加えるべき素材の加え忘れなど、結果的にクレームを生む要因が増えるだけですね。
機械系ともなるとたくさんのボルトやナット、ネジなども必要になりますが、これが1つ着けられないで後の大事故の問題も発生します。
とりわけ危険に思えるのが、見た目に正常な不具合品が完成してしまった時です。
それでも見様見真似で外観に問題がない場合には、プロであっても容易に見落としてしまう事があるため、後の問題の回避が非常に困難な事は説明する必要もありませんね。
このように、利益重視の練習無しの実践は、仕事の質や安全を低下させるだけでなく、労働者や顧客、会社にとっても損害やリスクを増やすことになります。
2. 労働者の健康や生活が損なわれる
利益重視の練習無しの実践の危険性のもう1つは、労働者の健康や生活が損なわれることです。
練習や教育なしに、初めての仕事や難しい仕事を任されると、労働者は仕事に対して不安や恐怖、プレッシャーやストレスなどを感じます。
たとえば車の運転を例にして挙げましょう。
あなたはこれから免許を獲得するための生徒であり、対して教える側は当たり前でも教官という立場です。
そんな教育者という立場の教官が、
『難しい事はないよ。好きに運転して』
と言って来ればどうでしょう?
運転にはキーの回し方からギアの入れ方、アクセルペダルの踏み込み方や、ブレーキの掛け方など、言葉にすれば当たり前でも実際にやってみるといちいちコツが必要になってくる部分が非常に多いのですね。
それを運転できる側の視点で『簡単だよ』と言われたところで、その簡単が理解できないのが生徒という事です。
そんな丸投げを受けてしまえば労働者は仕事に集中できず、ちょっとした事でパニックやイライラ、不眠やうつなどの症状を引き起こす可能性が高くなってくるんですね。
例え、実体験に基づく条件として、免許無資格者と知って業務に取り組ませると、労働者は自分の能力や責任に不安を抱き、仕事に対して自信を失う結果に至るケースも少なくありません。
なにせ、即戦力者の多くは教育皆無の完成形を知る以上に、ミスした場合のリスクが不透明なわけですからね。
こうなると即戦力を文字通り実践してくれる企業とは、新人労働者に目隠しをして『走れ!』と指示しているようなものでもあります。
何も見えない中を走るのは、それだけで恐怖でしょうし、転んだ際の身の守り方も分からないので、少なくとも大怪我に繋がるリスクは甚大な確率でしょう。
素直に言う事を聴けるわけがないという話ですね。
このように利益重視の練習無しの実践は、労働者の健康や生活を損なうだけでなく、労働者のモチベーションやパフォーマンスを低下させることになります。
3. 労働者の成長やキャリアが阻害される
利益重視の練習無しの実践の危険性の最後の1つは、労働者の成長やキャリアが阻害されることです。
練習や教育なしに初めての仕事や難しい仕事を任されると、労働者は仕事に対して学ぶ機会や挑戦する意欲が失われます。
なぜ、挑戦意欲が失われるのか?
答えは簡単。
『仕事』そのものの明確な達成地点さえも知らされないのが『即戦力』ですからね。
即戦力とは、言い方次第では『全てを知っている』といった解釈ともなってしまいます。
なので、教える側も「相手は全てを知っている」といった認識なので、一言の説明なしでもその場に連れて行き、「やれ」というだけで相手が理想通りの動きを行い、精度に問題ない完成品を作り上げてくれるという考えがあるんですね。
でも、結果は全然異なるものとなります。
そのため労働者は仕事に対して飽きや嫌悪、不満や不信などを感じます。
例えば僕の実体験に基づく話をすれば、高価だからという理由での短時間での一発勝負と、説明なしに『同じことやって』と言われた場合がありましたね。
初めての作業着手に僕としては、何が高価なのかも理解できていません。
そして同じことやってと言われても、誰のどんな動きを真似れば良いのかも分かりませんし、何を加える事で商品が完成するかも知っていません。
確かに過去の職場では名前違いの同製品を作ってはいましたが、材料の多くは企業によってモノが異なり、名前も異なります。
こうなると労働者は自分のスキルや経験を活かせず、仕事に対してやりがいや楽しさを感じる事が無く、むしろ不安ばかりでしょう。
このように利益重視の練習無しの実践は、労働者の成長やキャリアを阻害するだけでなく、労働者の離職率や定着率を低下させることになります。
まとめ
以上のように利益重視の練習無しの実践は、仕事の質や安全、労働者の健康や生活、労働者の成長やキャリアなどに多くの危険性を伴います。
これらの危険性は、労働者にとっては不幸や不利益をもたらすだけでなく、会社にとっても損失やリスクをもたらすことになります。
利益重視の練習無しの実践は、当たり前ですがブラック企業と呼ばれる企業の特徴の1つと言えるでしょう。
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