転職という判断の重大性
おはようございます! すえです!
まずはじめに質問させてください。
『あなたはどうして転職を希望するのですか?』
転職の利点と欠点を考える
転職という行為には今現在のあなたの地位の全てをリセットする効果があります。
『全て』です。
この意味がわかりますか?
今の会社に何かしらの嫌気が込み上げた気持ちはわかりますが、その場所に留まる限り、生活の保障はされています。
なので、会社に退職を宣言する前に、まずは色々と振り返ってみましょう。
現状を考えよう
転職を考える前に、まずは自分自身の現状というものを考えましょう。
- 給料はどうですか?
- 人間関係はどうですか?
- 仕事には慣れていますか?
- 入社何年目ですか?
- 家族はいますか?
- 通勤方法は?
- 1日の平均労働時間は?
- 残業の有無は?
- 将来に控える自分のプランへの維持は?
考えるべき項目はまだまだあり、それらの多くに不満を持つのであれば転職も一つの判断ですが、例えばあなたの抱える不満が1つや2つといった場合には、もう少し考えた方が良いのでは? というのが僕の判断です。
何せ、転職はあなたの現状の『全て』をリセットするのです。
現在の職場における利点もまた、『全て』失われるのです。
そして転職がすんなりと叶う保証はありません。
自分の首を絞める失敗例
短気は損気という言葉を知っていますか?『タンキハソンキ』です。
短気を起こせば自分が損をするというたとえですが、あなたはこれに当てはまりませんか?
たとえばあなたが5年間、今の会社で働いていたとします。
その5年間、あなたは問題なく職務をこなしていたという設定となりますが、ここにきて急に問題が発生したとします。
その問題とは一体何でしょう?
多くの人が間違える、実は重要ではない転職理由
どのような問題を重要視するかは人それぞれですが、僕個人が客観的にモノを言うならば、ほとんどの人に対して『そんな理由で辞めちゃうの?』という思いが込み上げます。
どうしてそう思うのかと言うと、相手の了承の上で個人的に事情を伺った場合、多くの退職希望者の『退職希望の理由』というのが2つとか3つだけだからです。いや、2つ3つあれば多い方と言っても差し支え無いでしょう。
言い方を変えれば、その人にとっての問題とは2つ3つしかないという事になり、そのほかの全てには不満がないという結論になりまして、それはある意味で異常とも表現できる幸福な社会人生活ではないでしょうか?
もっと不幸な立場の人は多いはずです。あなたはそれを理解していますか?
在籍する限り、訂正は最後の瞬間まで可能
離職に対して悩んだ期間はどうあれ、それを公表した後に大きな勘違いを持つ人があまりにも多いですね。
それは
『退職を口にしたからには退職は確定している』
という勘違いです。
あくまで離職の意思を伝えただけであり、仮に受理されたとしても即座に登録が抹消されるわけではありません。
残り期間の最後の1秒まで、訂正を申し出る事は可能なのです。
退職を逃げ道にしていないか?
退職・転職を考えるには、各々がそれぞれに深い事情を持っていると思います。もちろん、あなたも。
でも考えてください。
あなたが抱える『深い事情』とは、早い話が『重要問題』であり、言い換えれば『個人的な思い悩み』です。それはそれは途方もないような悩みでしょう。もしかすると悩みばかりが漠然と頭にこびりつき、そんな悩みが重荷になった末、退職や転職を思いついたかもしれません。
でも、それだけで身の振りを変えてしまって良いものでしょうか?
僕がこれまでに見た離職希望者の『足りない要素』、『行動してほしかった内容』を簡単に記します。
言葉足らず。
悩みを抱えたあまり、それまでの仕事が億劫になってしまった際に、あなたは次のようなことをしましたか?
・上司部下を問わず、従業員の誰かに相談する
・本部や悩み相談室に回答を求める
どういった理由か、本気で悩む人ほど『誰かに相談する』という行為をしないのが印象的なのですが、これはどうしてなのかというのが僕個人が抱える昔からの思いです。
でも、何となく理解できるところもあって、その回答は多分こうでしょう。
・『個人事情で他人を巻き込みたくない』という、相談相手候補に余計な思いやりを持つ考え
・『自分だけが思い悩む大きな悩み』という、他人にはきっと理解できないという勝手な解釈
細かくはまだ思いつくところがありますが、まあ、大きくはこ2つかと。
こういった思いで悩みを口にできないという考えは、ソートーではありますが、僕の言葉に代えさせてもらえばバカそのものでもありますね。
悩みを打ち明けられない場合は考え方を変える
あなたが本気で退職や転職を考えているという事は、考え方によっては現職場に対して『もうココはどうなっちゃってもいい会社』でもあるのです。
そんな会社の、そんな従業員たちの何を気遣う必要があるのでしょうか?
予定の結末が離職であるならば、思い付く悩みの全てを打ち明ける事に抵抗を感じる考えこそがおかしな話だと思うのです。
腹を割って話しましょう。給料でも休暇でも人間関係でも職務でも。
相手なんか誰でもいいのです。『この人は答えをくれるかな?』と思う相手を見付けてはジャンジャン考えをぶつけてみましょう。
必ずしも望む回答が得られるとは限りません。
むしろ得られる可能性は低いでしょう。
でも、確率はゼロではありません。
はじめから期待しない今後の就業と考えて勝手に諦めてしまうより、何かしらの可能性を見付けて継続した方が、あらゆる意味であなたの為になると思いますよ。
慣れた職場とまっさらな職場…。比較した際にどちらがあなたにとって有利なのか、今さら説明の必要は無いでしょう。
それが仮に、最終的に離職する結果になったとしても…です。
今回のあとがき
軽はずみな行動の末に思わぬ損害を被る話はよく耳にすることで、自分の経験一つを振り返っても身に覚えがある瞬間があるのではないでしょうか?
金銭・恋愛・友情・勉学…。
『こんなはずじゃなかった』
『なんかイメージしていたのとだいぶ違う…』
覚えはありませんか?
結局僕の判断とは、なんだかんだ言っても他人様の人生であって、それを制御する権利は持ち合わせませんし、体を張るつもりもありません。
しかし、言葉によって冷静に考える時間を持っていただけるならば、少しでも長く自分というもの、それと自分の未来というものを深く考えてほしいのです。
次へ期待するイメージは誰でも大きく持てる事でしょうが、現実はそう簡単にイメージ通りに進まないものですよ。
もちろん、千載一遇の好機に見舞われたのでしたら、話は全く異なりますけどね☆
という事で、今回もお疲れさまでした。
時間の許される限り、次のお勤めも頑張りましょう。
すえ
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