屋台の【今川焼き】のなぜ?大判焼き・たい焼き・あじまん・どてきん…どれが正解?
屋台が出現する場所といえばどこでしょう?
- 地元のお祭りや催事
- 花火大会
- 有名どころのお寺や神社
- 大きな公園
- フリーマーケット開催地
- 大晦日イベント
- 初詣
…と、個人的にも思い付くだけで色々ありますが、
そんな屋台ですから毎回目にする度に、これまでに無かった商品が売られていたり、かと思えば昭和・平成・令和と、時代が変化しても変わらない商品があったりと、自分の中の成長と比較して感慨深い部分があって眺めて楽しいんですね。
…たまに幼少期も思い出したり。
(色々と買ってもらえなかったなぁ💧)
ということで、こちらのページでは、数ある屋台の中から今川焼き
というか、この『今川焼き』という部分から疑問ですが、地域によって大きく呼び方が異なりますね。
という事で、まずは地域で異なる『今川焼き』のナゾから解いていきましょう。
地域によって変化する『今川焼き』。それらの名前の流通する地域は?
まず、一般的………(?)に総称される………(?)
『今川焼き』
ではありますが、少し調べると地域によって様々な名称で流通しているようですね。
個人的にではありますが、簡単に調べたところ、以下のような名称が確認出来ました。
今川焼き
これといった確かな情報ではないらしいのですが、主流とされるものに江戸時代中期の安永年間、江戸市内の名主であった・今川善右衛門という方が架橋した今川橋付近の店で今で言う『今川焼き』を販売したのが1つの由来とされているようですね。
つまり、今川さんが思案した商品(お菓子)という事で、今川焼きという名前になったという1つの説です。
あじまん
山形県を中心に親しまれる今川焼きの呼ばれのようですね。
なぜに『あじまん』なのでしょうか?
肉まんやあんまんを彷彿とさせますね☆
甘太郎(どてきん)
茨城県周辺では『甘太郎』という名で親しまれているようですが、残念ながら茨城県育ちの僕は聞いた事がありませんでしたね。
それでも『どてきん』といった呼ばれは知っており、どうやら川沿いの土手で販売していた今川焼きにそう言った愛称が生まれたようです。
ちなみに漢字で書くと『土手金』らしく、『土手で捻出させるお金』と言われたり、『土浦きんつば』の『きん』が由来という話もあるようです。
大判焼き
文字に起こしてみると、確かにそんな呼ばれ方があった!
と思ってしまう、『大判焼き』の名称。
全国各地で呼ばれているようですが、どうやらそれぞれの地域で親しまれる今川焼きと比較して、ひと回り大きな今川焼きのようですね。
サイズに違いがあった事は知りませんでした。
日切焼
四国松山限定の呼び名だとか。
どうやら日切地蔵の境内で売られている品のようで、早い話がご当地食品というものでしょう。
お土産として人気がありそうですね。
御座候(ござそうろう)
関西圏内で呼ばれる今川焼きとの事です。
御座候と書いて『ござそうろう』と呼びます。
何というか、ただでさえ和風な名称が多い今川焼きですが、こちらは時代が遡るような印象さえ与えてくれますね。
(なんかシブい)
回転焼き
こちらも関西方面でよく聞く呼び名だとか。
…と、言いつつも、確かに僕自身も幼い頃、『回転焼き』の名前はよく聞いた覚えがあります。
たい焼き・鯛焼き
鯛の形を模した…今川焼き?
材料がほぼ一緒なので、基本的に味は同じですね。
強いて言うならば衣となる生地に凹凸があるため、あんこ好きか皮好きかで好みが分かれる部分があります。
形に特徴があるためか、全国で通用する商品ですね。
少し前では『白いたい焼き』なるものが大ブームとなりましたが、その原型が『たい焼き』となります。
…とまあ、これで全てとは思いませんが、大きく共通した部分は円盤状の生地の中に、甘いあんこが詰められた食べ物の事ですね。
なので、今川焼きの名前こそは地域によってまちまちとなりますが、あんこ入りの分厚い円盤状の小さなパンケーキっぽいものであれば(ややこしい💧)、全てが今川焼きで通用すると言えるでしょう。
…とは言っても、お店の看板に今川焼きと異なる名称が掲げられていた時には、きちんとそちらの名前で呼びましょう。
今さらではありますが、ココでは『今川焼き』という呼び名で統一しますね。
今川焼きとはどんな食べ物?
様々な地域でそれぞれの呼び名で流通する今川焼きですが、その基本は生地にあんこが包まれた形状の食べ物です。
たい焼きも形状こそは異なりますが、基本は一緒です。
また、中身のあんこは『つぶあん・こしあん』が主流ですが、凝った店主となると以下のようなあんこやメニューが存在します。
- うぐいす餡
- さくら餡
- 抹茶餡
- カスタードクリーム
- 生クリーム入り
- 白玉入り
- バター入り
- チーズ
最近の今川焼きも、バリエーションが増えましたね。
ちなみに僕は『甘すぎ』がダメなので、薄皮よりも厚皮が好きなカンジです。
生地のほんのり甘みがいいんですよね☆
屋台の今川焼きってどんな食べ物?
祭事の中の今川焼きの多くは『つぶあん・こしあん』の2択だったりする場合が多いですね。
狭い屋台の中で調理するとなると、どうしてもスペース的な制限が掛かってしまうため、多数の味を揃える事が難しくなるようです。
そのため、とにかく人が行き交うような場所の屋台では黒井あんこの今川焼きが主体となるケースが多く、よくてカスタードが割り込む程度でしょう。
一方で、公園などの集客数が限られてくる場所での屋台では、多くの品が揃えられている場合が多いようですね。
今川焼きの原材料は?
今川焼きの原材料です。
味の調整にはちみつなどの隠し味が使われる事がありますが、概ね、屋台では以下のようなレシピが流通しているようです。
以下は一般的な今川焼き(約3~5個)分の材料となります。
- ホットケーキミックス…100g
- 牛乳…100g
- 生たまごMサイズ…1個
- はちみつ…適量(生地の甘さ調整)
- あんこ…つぶあん・こしあん以外にも好みのものを
材料だけを眺めてみると揃える素材が少ないので手軽に調達する事が可能ですね。
あんこの量次第で使用する生地量も変化するので、そこはお好みで調整しましょう。
今川焼きは『お家屋台』できる?
中にはフライパンで調理する方法もあるようですが、手軽に自宅で今川焼きを作るならば、間違いなくホットプレートがあった方が良いでしょう。
ホットプレートの中には今川焼きを作るための丸い穴が開いた型プレートも存在しますので、そうした調理器具を活用すれば自宅でも気軽に今川焼きを楽しむ事が可能です。
もちろん、型によって様々な形を作る事も出来るので、揃えればたい焼きやキャラクター焼きも簡単に作れますね☆
どんな時期に売ってる?今川焼き
今川焼きの販売はお祭りなどの屋台に限らず、大型スーパーや一定数の交通量がある道端に小さな店舗を構えている場合も多々あります。
また、原材料の調達も年中を通して可能なので、特定の場所に訪れれば高確率で購入は可能でしょう。
最悪、屋台でなくとも各食品メーカーが冷凍食品として販売していますので、自宅でレンチンも可能な今川焼きでもありますね。
もちろん、出来立てのソレと比較すれば、どうしても劣ってしまいますが。
屋台の【今川焼き】のなぜ?大判焼き・たい焼き・あじまん・どてきん…どれが正解? まとめ
という事で、気軽に歩けばよく見かける屋台、今川焼きのお話でした。
お祭り屋台でももちろん高確率で見る事の出来る今川焼き屋台ですが、視野を広げると意外なところにも出展されている場合があるんですね。
甘いもの好きな人に大人気の今川焼きの多くは
薄皮自慢・あんこ多量自慢
といった場合が多いですが、僕みたいに『甘すぎは苦手…』といった方は、カスタードがオススメですよ☆
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