犠牲者は少ないに越した事は無い! …これだけの考えで行動しちゃダメという具体例…
おはようございます! すえです!
かつてお世話になったアルバイト先にて、知らなかったとはいえ、僕は無銭飲食をしていました。
正確には通称『深夜店長』をはじめとする、同じ深夜勤務関係者全員ですが、そのうちの1人に僕も混ざっていたというか…。
この話にはストーリーがあり、ここでは『解決編』? というか、そんな感じのお話です。早い話が起こしてしまった罪に対しての尻拭いとその結末ですね。
『どうしてこういった事態になったの?』
と、流れを知りたい方は前編と表現できる下記のページへどうぞ。軽犯罪の流れの1つを知る事が出来ますよ! 何の自慢にもなりませんがね!
では参りましょう。
悪さの告白 正義ぶった考えが大惨事に発展
お世話になっていたコンビニバイト先で進められた『まかない』が、実は無銭飲食だった事を悟った僕は、事実発覚後に日中の主婦アルバイトさん伝いにエリアマネージャーに会う事にしました。
マネージャーと落ち合う場所は勤務先店舗、約束日時までの詳細までは忘れましたが、数日後の深夜勤務帯だったと思います。
ただし、事前情報が欲しいという事で、まずは僕1人と密会する事になりました。
エリアマネージャーとの密会
密会とは言っても、場所は勤務先店舗でした。ただし、僕がターゲットとする『深夜店長』に状況を悟られるわけにもいかないため、密会時間は日中でした。
『すえ君は自分がやった事を認めるんだな?』
こちらの姿を確認するなり、マネージャーの第一声はそれでした。もともと短気気味の性格ではありましたが、それでも平静を維持する対応はむしろ穏やかにさえ感じましたね。
僕が『はい』と答えると、マネージャーはもともと確認するために用意したと思われる質問を浴びせてきます。
- 誰に無銭飲食を勧められた?⇒『深夜店長』に
- いつ頃から無銭飲食をしていた?⇒初日の深夜勤務
- 1人2人が食べ続けたとしても、60万のマイナスを出すには無理がある。他に誰か思い当たる人は?⇒分からない。『深夜店長』は1勤務に対して1食の弁当と1本の飲料と僕には言ったが、ほかのみんながやっていたかどうかまでは分からないし、僕みたいな事を言われているかどうかも分からない。
- 防犯ビデオが度々消されたりオフになっていたが、これについては?⇒僕も今回初めて知った。録画機器には指一本触れた事が無いし、こういってはなんだが、配線トラブルが心配で掃除すらした事が無かった。
- 深夜店長の言う店舗間移送は何回目撃した?⇒回数までは覚えていないが少なくはない回数だった。
- 時間帯としてはいつ頃持ち出していた?⇒朝方4時から5時ごろ。言われて気付いたが、僕が『まかない』を食べている時間帯に多かった。よく箱を持ち運ぶ姿を見ていたので、手伝おうかと思って声を掛けた時に『店舗間移送を頼まれて、忘れないうちに車に運ぶところなんだ』と言われた。
- 中の商品は覚えてる?⇒食品が多かったが、雑貨や女性用の化粧品も幾つかあった気がする。ただし、駄菓子系統の袋物が上にある事が多く、下の方が見えたのは僅か。
まあ、こんな感じの質疑応答でしたね。
退学になった際の悲しみは本人? それとも両親?
今回の件で唯一嘘をついた事は、自分と『深夜店長』を除いた他の関係者の無銭飲食介入でした。
本当は介入に加わっている人物について『知らない』と言い切ったところですね。
これには当時の僕なりの深い理由があり、僕みたいな家族バラバラの家では失うものは限られますが、他の関係者の家庭は一般的で、当事者以外に親家族も悲しませる事に後ろめたさを感じたのです。
そして僕を除いた関係者の全ては高校生または大学生であり、その全てが親の収入から学費を払っている状態でした。
仮に退学処分にでもなった場合を考えたら、その親の悲しみを考えると…。という感じでしたね。
この話に関しては何の自慢にもなりませんが、仕事で得た収入で生活以外に学費を支払う行為って、非常に大変な事だと僕自身が身を持って知っていた事なんですね。
という事で、口裏合わせの実行です。
口裏合わせ
幸いというか、偶然ですが、学校のクラスメイトが遅れて同じコンビニに採用されていたんですね。
同じ勤務日に重なったのは数える程度でしたが、彼もまた『深夜店長』の言葉を鵜呑みにして『まかない』を食べていた1人だった事は既に承知でした。
僕は事の成り行きを全て彼に話し、ターゲットはあくまで『深夜店長』であり、他の関係者は巻き込まないという内容を話しました。
ただし、問題は既に大事になっているため、会社側としては必ず深夜関係者に関与しているかどうかの質問をしてくる筈ですので、その時の回答は必ず『NOである』という事を、他の関係者にも伝えるように伝えました。
彼は快く引き受けましたが、条件がありました。
『ちゃんと言っておくけど、俺もすえの方に加わるよ。実はあの『深夜店長』は気に入らなかったんだ。さんざんケチ付けられたし』
とか…。
クラスメイトの彼に聞いて初めて知った事ですが、『深夜店長』はパートナーとなる相手によって対応を変えているようでして、クラスメイトの彼には随分と当たりがひどいようでした。
いずれにせよ、その後の発展は無く、とにかく自分も関与した事を認める上で深夜店長の行いを示すの一点張りでして、僕が強引に捻じ曲げようとすると『じゃあ、全員バラすよ?』という始末。
マンガの世界では非常に有難い出来過ぎた存在ですが、自分1人が『深夜店長』もろとも自爆するつもりでしたので、これは完全に計算ミスでした。
でも、それ以外に関しては彼は俊敏に動いてくれ、表向きは僕だけが犠牲になる(クラスメイトも加わるとなると、きっと動揺させるため)という事で当日を迎える事が出来ました。
ブロックマネージャーへの裏切り行為
事前情報提供日から数日後の深夜、勤務先でブロックマネージャーを主体とした聴取が始まりました。
『すえ君…、んー…。仕方がない、始めようか…』
説明されるまでも無く、彼の残念そうな言い方が未だに記憶に残っています。
このブロックマネージャ―さん、業務開始前のレクチャー時(説明会)に主任というカタチでコンビニ経営のアレコレをレクチャーしてくれた人であり、とりわけ防犯対策の部分では僕を名指しして確認を取るなど、お互いにそれなりの好印象を持つ相手でした。
『好印象』と言い切れる証拠ではありませんが、彼は僕の勤務態度を確認するために何回も朝方に店舗に足を運んでくれていたのですが、周囲に言わせるとブロックマネージャーが意識的に特定店舗へ定期的に訪れるのは稀らしく、登場そのものが店舗関係者から非常に驚かれる立場のようで…。プレッシャーという意味で。
しかし、僕から言わせれば3日に1回は姿を見せてくれ、なんて事の無い雑談で笑い合った仲でもあったので、個人的に言わせれば『そういったコミュニケーションで従業員の士気を高めるのが仕事』という感覚で彼を眺めていました。
…が、実のところはこのブロックマネージャーさん、説明会の時点から僕の事を気に入ってくれていた人だったのかも知れませんね。
あの第一声が未だに印象的であり、あの声のトーンを耳にした瞬間、僕は『ああ、自分はこの人の期待を裏切ったんだな』と悟りましたよ。
コンビニの防犯対策がどんなものかを知りたい場合は下記リンク先へ。
今回のあとがき
予想外に話が伸びてしまいましたので、後編に続きます。
ここまでのまとめと表現するには少々妙な感じですが、せっかくなので途中までをまとめてみます。
人の感情というものはどういった感じで動いているかは他人の目線からは計り知る事が出来ないもので、例えば『深夜店長』から見る僕とクラスメイトの対応が良い例でしょう。
正直、僕視点での『深夜店長の僕に対する態度』というものは非常に友好的でして、どういった状況でも事細かに説明を施してくれる社会人としての鑑でしたが、クラスメイトに対しては全てが『自分で考えろ!』という対応だったらしいのです。
当然、初歩的な業務操作は教えてくれたらしいのですが、基本的に2度目の説明は存在しなかったらしく、結果的にクラスメイトの彼は早くも離職を考えていたとも言っていました。
人間の持つ二面性というか多面性というか、知らず知らずとはいえ犯罪に手を染めてしまった経験も、見ようによっては勉強させられる点は少なくない数であるようですね。
…まぁ、いずれにしても犯罪なんて犯すものではないですがね(汗)。
まあ、どちらにせよ話は続きますので、お時間がある場合には暇つぶしにでもどうぞ。
無銭飲食から始まった話は次に続きますよ☆
この話の関連
【悪さの告白 正義ぶった考えが大惨事に発展 その1】ココです
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