2019.10 台風19号が生んだ個人的思い

1.9『仕事』に関するその他の思い

2019.10 台風19号が生んだ個人的思い

おはようございます! すえです!

まずはじめに、2019年10月に発生した台風19号は全国的に少なくない被害を生み、中には尊い命も失われたようです。

僕の住む周辺でも救急車両のサイレン音が普段よりも多く聞こえ、台風がもたらす脅威を肌で感じる時間帯だけが淡々と過ぎました。

もちろん僕も自分や家族への最小限の対策と案は備えていますが、所詮は人間というか、そもそも自然に太刀打ちできる術などあるわけがなく、
ただでさえ台風大国・地震大国と表現される国に生まれた日本人としての宿命である事を念頭に、
今後の生活を営む思いを忘れてはならないと感じ、
それでも被害を受ける可能性があるという事を重々承知しなければいけないと考える数日間でした。

この台風の影響で様々な形で被害を受けた方々には心境を察すると共に、少しでも早い回復を願いたいものです。

 

今回のお話は、結果的に被害は出てしまったものの、それでもこれまでの日本の考えでモノを言えば、随分と少ない被害で済んだのではないか?

という内容であり、これまでの日本で考えれば、もっと多くの被害が出ていてもおかしくなかった筈…。

という、個人的な思いと感想です。

ちなみに自然災害のもたらす物質的な損害は基本的に避けようが無いため、ここでは人命(安全)を重視した会社の考えに関してのお話を中心に思った事を並べていきたいと思います。

麗しの異常国、日本…

日本人の仕事に対する向き合い方というものは、他の国々から言わせると非常に熱心という事は今さら紹介する事も無い話だと思います。

では、その仕事熱心な日本人の労働に対する意欲はと言えば、諸外国から言わせれば神がかりな速さ・精度という事も、過去の東日本大震災の被害回復から取り沙汰された事ですが、
では、実際にその労働の輪に入り込んだ諸外国の方々の感想はと言えばどうでしょう?

回答の多くは気が狂っていると表現しても障りのない回答のようです。

では、どういった部分が気が狂っていると思われるのでしょうか?

家族よりも、自らの命よりも、住居よりも、仕事を優先

普段からテレビなどを見る人からすれば、ドキュメンタリーの中に国外の方のコメントにたまに出てくるフレーズですね。

普段テレビを見ない僕すらも印象に残る言葉でして、日本に生まれ、日本国内の企業で働く身として感じるのは

そうかも知れないなぁ…

という思いです。

考えてみれば、これまでの転職で出稼ぎに来る様々な国籍の人たちにも出逢い、決して長いとは言えない付き合いの中で意気投合できた相手も複数存在しましたが、

会話が『日本の企業』ともなると、誰もがはっきりと

長期間働きたいとは思えない

という回答をしていましたね。

自国の物価の低さに目を付け、一時的に稼ぐ意味合いで日本に滞在するには魅力的であっても、
例えばその中で定年まで働くという考えを持つならば、それは論外という回答なのです。

中には
日本で一生働く考えを持つのであれば、浮浪者として祖国でのんびりした方が有意義だと思う。
なんて回答もありました。

彼らのモットーは

1に家族
2に恋人
3に自分の時間

ですが、彼らから見た日本人のモットーはというと、

1に仕事
2に仕事
3に仕事

といった風にしか見えないらしいですね。

まあ、これに関しては僕は否定しませんし、多くの日本人労働者も否定しない内容だと思います。

唯一、否定の要素があるとすれば、全ての時間を仕事で埋める事が生き甲斐と感じているものではなく、

そう行動しなければたちまち生活が窮地に追いやられてしまう奴隷のようなシステムを好むのが日本企業のスタイルであり、
それに対して反論できないのが奴隷精神を植え付けられた日本人と言えるところだと僕は思っていました。

そして会社などでその事を話題にすると、ほとんど100%の人が同意見なんですね。

それでも反論できない実態がなんとももどかしく、言ったところで聞き入れられない、言えば言ったでその人物が悪く評価されるという悪い風習が従業員全体の自由性を奪っているのかも知れませんし、
実際に内部告発で実体を暴くまでは良くても、それがバレれば告発者はたちまち窮地に追いやられるのが日本の企業でもありますね。

どう頑張っても弱者的地位の人物は叩かれるというのが、日本企業の従業員となるのです。

そしてどんな立場の人も自分の地位が最重要であって、自分さえ良ければ部下の事なんか知った事ではない。
というのが心底に芽生えた本音でしょう。

この思いこそが日本企業であって、多くの企業代表者の考えと言っても過言ではないと思います。

もちろん、企業代表者やトップクラスの役員はそんな事を言う事はありませんが、そう言わないだけであって、対策を考えるかと言えば、やはり多くの企業が考えませんでした。

その証明が、台風や地震といった自然災害の発生が前もって理解できても、災害直後でも、決して臨時休業する事を考えなかった所に全ての思いが浮き出ていましたね。

それどころか災害を利用し、または競合他社が臨時休業や営業時間の変更を行った場合を想定し、如何にして他社を出し抜くかに専念して考慮していたと僕は個人的に考えられ、思わず笑いました。

つまり今までは多くの企業が同じ事を考え、従業員よりも売り上げを重視したわけなんですね。

だからどんな天候であっても多くの企業が従業員の命の危険性を考える事すらせずに、営業活動を続けたのです。…というか、続けさせたのです。

 

ところが、今回の台風19号では日本全国規模で変化が見られましたね。

ようやく人間を考え出した日本企業

2019年10月に発生した台風19号では、これまでと違った日本企業の動きが見て取れました。

台風の規模の問題が判断を下すための決定的要素でしょうが、有名どころの大手企業が臨時休業を公表し、売り上げよりも従業員の生命の危険性を考慮したんですね。

とはいえ、その多くは企業が独自に判断したというよりも、従業員関係者(主に家族)からの営業に乗り出す事への疑問や不満に圧し潰され、止むを得ず臨時休業になったというところが多いようですが…。

ただ、いずれにしても人命尊重という結果論には繋がり、結果的に多くの災害を生み出した台風19号の軌跡を伺えば、臨時休業を実施した企業はそれに相応した人命を危険から遠ざけたと言えるのではないでしょうか。

メディアも大奮闘

2019年10月の台風19号の発生は僕のメディアへの考えを一部で改めさせられる結果も生み出しました。

番組を中断してリアルタイムの被害そのものや今後の被害予想などをひっきりなしに伝え続ける関係者にはある意味で感動し、こう言っては何ですが、東日本大震災以来の必死さが伝わりました。

普段は『危険区域に近付くな!・外出するな!』と言っておきながら、リポーターを筆頭に撮影陣が海辺などの危険区域への外出に繰り出すなど矛盾満載の内容に毎回ツッコミを入れてしまう始末でしたが、
今回ばかりは見ていた限り、完全に被災状態を切り抜けた後に現場中継が施されたようで、メディア界の堂々とした矛盾を目にした記憶がありませんでした。

…もっとも、全チャンネルに目を通したわけでもないので一概には言えませんけどね。

企業が従業員を思いやるからこそ従業員は企業に恩返しをする

いずれにせよ、日本全体が僅かにではありますが、人を思う形が2019年10月の台風19号で伺えた事には変わりがなく、
こういった人に対する配慮が重視され続けるならば、日本企業もそろそろ良い意味で目覚める頃合いなのかな?
なんて感じましたので、記念というわけでもありませんが思いを綴ってみた次第です。

従業員は人間である事は言うまでもありませんが、人間が感情を持つ事も言うまでもありません。

人間同士の繋がり合いの一環に企業が存在していますが、単なる上下関係や業績の裏には必ず何かしらの感情が芽生える事になり、
従う側の従業員は企業トップやそれに近い経営陣の判断を直に受け、反応し、行動します。

一見して文句もなく働く従業員の1人1人にはそれぞれの感情がリアルタイムに芽生え、その感情の蓄積が企業に対する行動として反映されます。

良い意味で従業員を扱う企業であれば、言われるまでもなく従業員同士が手を取り合ってより良い環境を目指すでしょうが、
そうではない企業であれば常に不満を募らせ、必ずいつか爆発するものです。

企業が存続するためには売り上げが重要ですが、従業員が存在しないのであれば話は始まりません。

売り上げを直接的に持ち込むのは経営トップ集団ではなく、下層部の従業員という事は説明の必要はありませんよね?

売り上げ本意で行動する従業員の存在は企業として喜ばしい限りでしょうが、
そういった従業員は上位クラスになるほど配下への配慮を忘れがちになります。

配慮されない部下たちは当然ながら、そんな扱いを施す上司の対応を通じて会社への恩を忘れ、反発心が芽生えるのは至極必然的な現象でしょう。

そういった気持ちを如何にして安定させるかが企業トップ陣営の力の見せ所であり、
幅を広めて言うなれば、未来に永続する為の企業に必要な考えでもあると思います。

今回のあとがき

社会人となって間がない頃、僕は確かに複数の会社の複数の口からこんな言葉を聞きました。

  • この会社は不思議と辞めたい気がしない
  • この会社は融通が利く
  • この会社は従業員個人ではなく、従業員個人を含めた家族を考えている

こういった発言をする従業員は当然不満そうな顔をしません。

時折、会社からの無理難題を受ける時も確かにありましたが、そんな時にこそ周囲と協力し合って『やる気』を見せるんですね。楽しそうに。

とりわけ目が合えば僕も犠牲者さながらに道連れになるのですが、なにせ周囲が楽しそうに仕事をするので悪い気がしません。

悪い気がしない業務というのはそれだけで真剣身が増すため、必然的に最良の結果に繋がるんですね。

 

ところがここ10年以上はそういった発言を耳にしません。
代わりに聞くようになったのは、

  • 残業ありきの給料形態
  • 自分で知る事の出来ない有給休暇残日数
  • ブラック企業

と言った、なんとも暗い話ばかりです。

こういった言葉を頻繁に耳にするようになった頃には、従業員の多くは如何にして無理難題を避けるか、如何にして現在よりも良い環境の企業を探し当てるか
…という、業務からの離脱を最優先して考えるんですね。

言うまでもなく無理難題時の業務への取り組みとなると、見栄え重視の中身のない結果や、完全人任せといった、投げやり以下の行動が当たり前となるようで…。ひとまず協力や協調という言葉は浮かんでくる事はなく、そういった言葉を駆使した管理側からの強制でしかないんですね。

これでは有能な従業員が育つわけがなく、それでも世代交代の意味で埋め合わせの上位職に就くものですから、教育もへったくれもないという話であり、見事に今現在の日本が形成された来たというお話でした。

日本を代表する企業の多くが変化してしまったのも、そういった背景があるからこそと伺えるんですね。
そしてその現象は今なお続いています。

 

今回の台風19号の影響で大手企業が従業員の安全を、不本意にではあったとしても優先した事実は、そういった日本に差した僅かな光と僕は判断し、その光がより広く、大きく差す事を願うばかりです。

すえ

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