ペヤングはどこを目指しているの??
こんにちは! すえです!
飽食の時代とは既に使い古された言葉ではありますが、これもまた飽食から来る発想なのですかね?
………………様々な…『味』。
様々な品々に様々な味のバリエーションが増える一方のここ最近ですが、まるか食品さん発の『ペヤング界』では実に様々な味のバリエーションが登場していますね。
ペヤングと言えば、もはや日本人で知らない人を探す方が難しいくらいに昔から馴染みのブランドですが、最近は『辛味』にこだわっているようで…。
いや、僕はどちらかというと辛党に含まれる位置付けで、まあ、他人に言わせれば『そんなの食べるの⁉』なんて驚かれるわけですが、個人的には
『辛い物を好む』
と言うよりは、
『味を調整するうちに辛くなっている』
と表現するのが正しく、決して辛さを求めているわけではないんですね。
…でも、傍から見ているとそれが興味を引くらしく、
『すえはどこまで辛さに耐えられるか…?』
みたいなプロジェクトを脳内で勝手に決めちゃう人が居るわけで…。
今回の辛さ対象となる『ペヤング極激辛』も、そんな僕の持つ『耐辛性能(新語誕生??)』に興味を持ち続ける同僚(悪魔)が持ち込んだものでした。
これを僕に目の前で食べてもらいたいという理由で時間を掛けていろんなお店に出入りするのですから…物好きというか暇人というか…、これでかれこれ8回目です。(20/03/20時点)
そんな理由なので、このブログが『グルメ』として通用するかがどこまでも疑問なんですが、『グルメ=食べ物』くらいの脳ミソしか持ち合わせていないのが僕なので、そこのところはご容赦を。
食べ(させられ)ました☆ 極激辛
はい、そんなわけで、さっそく手を出してみた悪夢への片道切符。
会社の同僚に手渡された品は、手渡してくれた本人の前で食べる事が礼儀…ではないと思いますが、まあ、見たいという願望から買ってきたわけですので本人の前で毎回食べる事にしています。感想を伝えながら…。
また、こう言っちゃ怒られそうですが、日常的に買うのかと問われれば間違いなくNOなので、正確な値段は知りません。相場的に200円前後なのかな?
待つ事3分……
ペヤングで毎回『すごいなぁ』って感じる所は、どんな味にしても具材の変更がされない所ですかね。
大体のメーカーさんのブランドでは味に合わせた具材の変化がある訳ですが、ペヤングはあくまで味勝負・本来のブランド勝負とでも表現すればよいのか、ソース以外の中身の変化に気付く事が無いんですね。
もっとも、一発売りのような単発的な商品に毎回触れているわけではありませんので、この見解が正しいかどうかは不明なんですが、いずれにしても僕個人としては小細工なしの正面勝負に感じられ、そこに漢(おとこ)をも感じます。
画像なし
はい、ここからは画像が無いので文字だけによる感想です。
本当は画像も収めたかったのですが、生き証人となる同僚2人は僕がブログ投稿している事を知らないため、意味ありげに画像が撮れないんですね。
また、食べる場所も休憩室や食堂ではなく、省エネ活動の一環で消灯された現場でいつも食べているため、けっこうな暗さの中なので画そのものが撮れないというか…。
一言に言って無理なんですね。
実食開始…
『…う…、ニオイがペヤングじゃない…』
僕がペヤングに極激辛ソースを掛けると、まず辛い物が苦手ゆえに辛さに敏感な同僚が声を上げます(提供者)。
まだかき混ぜてもいない状況なのに、鼻の悪い僕でも感じる『異質の香り』。辛さが持つ独特のニオイですね。それも特大の。
焼きそばを混ぜ混ぜして箸で引っ張り上げ、改めて鼻でその香りを確認。
…うん、キツイ! ぶほっ! こりゃ『ダメ』なニオイだ。『食べるとキケンだゾッ!』と、ソースが教えてくれている感じだ。
そしてこの感じを前回の『激辛MAXエンド(社内通称:デッドエンド)』でも体感したような…? そんでそれなりにヒドイ思いをしたような…?
それでも戦わないうちに撤退を考えてはオトコが廃る。まずは一思いにズズズィと!
…と、その前に…(この時、僅かに麺が唇に触れる)。
僕が留まった理由は、食べるよりも前にブラックコーヒーを口にして口の中をクリアランスする事。
いつもコーヒーを飲みつつ会社での昼食のため、こうすると食べるものの味が鮮明に理解出来る気がするんですね。…きっと気のせいなんでしょうが…。
何はともあれ、コーヒーごくり。うん、ブラックだ。美味しい。
なんて微かな幸せを感じる裏で、すでに起こっていた『唇の異変』を知る。…たった今、麺が触れた部分だけ妙にアツい。そしてヒリヒリする…。
舌でペロリ。
『辛い』と感じる前に舌で『アツさ』が広がってしまった事に後悔! ナニコレ!? なんか、やけどしたみたいな感覚なんだけど…!?
猛烈な不安はあるものの、それでも食品としてお店に売られる1アイテム。きっと倒れる事はないでしょうと一抹の不安ならぬ一抹の希望を胸に、ズズズィっと今度こそ食べる。もぐもぐ…。
提供者:『どうですか?』
証人:『イケます?』
すえ:『…………………不味くは…ない。辛さも…いつも通り…』
毎回思うけど、ペヤングの『激辛シリーズ』って、いきなり辛さが伝わってくることが無いんですね。
まずは普通に食べれる。…って思わせておいて、その後ジワジワと辛さが実感できるような味わいなんです。そのジワジワが急激ではありますが。
例えば普段僕が食べる『激辛MAX』を文字で表現すると、
ジワジワジワジワ……(100%)?
前回の『激辛MAXEND』ならば、
ジワジワジワジワ、ズゴゴゴゴゴ……(300%)??
…で、今回の『極激辛』が、
ジワジワ…、ズゴゴゴゴ…、ドゴゴゴゴゴゴゴゴ……、グラグラグラグラ…(900%)???
…まあ、伝わりませんね(笑)。でも、座った食事中に眩暈を覚えたのは初めてでした☆ ただでさえ薄暗く、自由の狭い視野が歪みます。
提供者:『どうです?』
すえ:『なんかスゲェ…。辛さを超えた痛さってコレなのね。…てか、辛さよりも痛さの方が勝っている。バカだなぁ、これ…』
証人:『大丈夫ですか?』
すえ:『うん、今のところ。…でも、涙は止まらない…』
証人:『大丈夫ですかぁ?』
すえ:『…痛い。ただそれだけ…。辛さを求めたと言うよりも、単に辛ければそれでいいって感じの味だ。てか、もう味がしない…』
この時、口直しの食パンをかじる。
すえ:『やばい…、朝の食べかけの食パンが熱い…』
提供者:『朝の食パンが熱いってww』
すえ:『いやマジ、このパン熱持ってる感じだよ…』
緊急回避失敗
少しばかり辛さを紛らわせるために、もともと食べる予定だった日清どん兵衛さんの友情出演。しかし…。
すえ:『やべぇ…、どん兵衛までもが煮えたぎっている感じだ。灼熱の油揚げって初めて食べた…てか、熱すぎて噛めない…』
提供者:『どんな油揚げですかw』
すえ:『すンげぇの。製鉄所で作られたばかりの油揚げって感じなの。こんなに柔らかいのに、熱すぎて噛み切れない…』
証人:『意味わかんないですよ、無理しないでくださいよ』
すえ:『大丈夫、目と鼻から涙が止まらないだけだから…』
証人:『増えてるじゃないですか…』
提供者:『今どのくらいですか?』
すえ:『…半分ちょっとは食べたかな? 暗くて見えにくいけどそんな感じ』
証人:『スゲェ…』(←基本的に辛いの苦手。甘党)
提供者:『よく食べられるなぁ…』(←カレーで表現すれば、『ごはん対ルーは9:1』ジャワカレー中辛の場合との事)
カップ麺の『辛口』に初めて絶望…
すえ:『ダメだ、ギブアップかも…』
提供者:『マジですか? …っしゃあ!』(←僕がギブアップする事で彼の勝利らしい。つまり現在は0勝7敗)
ここで気分を良くした提供者は、YouTube実況でペヤング極激辛の動画を検索し、それを見始める。
僕は映像を目にしていないため音声しか耳に届かないが、聞けばわざとらしい声の表現がまんざらでもない事は、この時点で身をもって味わっているわけで…。
…で、やがて聞こえた実況者の声。
実況者:『何とか完食しました!』
すえ:『…………(ムカ!)』(←何故か敗北感を覚えた)
無意味な再始動、無駄な解説
既に証人が昼寝に入り、提供者が実況動画で笑う中、密かに極激辛の消化を開始。
奥義発動、『すすらない食事!』
※ 説明しよう!
『すすらない食事』とは、麺で言うならばズルズルと音を立てないようにして口の中に引き込む技であり、熱が発する蒸気を空気と共に体内に入り込む事を極力抑える技の事である!
この食べ方をする事で『辛さ風味』の体内拡散に歯止めがかかり、むせる事なく落ち着いた雰囲気で食を進める事が可能となる。
但し、あくまで『落ち着いた雰囲気』であるため、辛さが軽減するかと言えば全くそんな事はない!
しかも、落ち着いた食の摂り方となるため飲み込みまでが遅く、むせたら最後、口の中の焼きそばが物理的に拡散し、本日の昼礼のネタにされてしまう事必至な諸刃の技でもあるのだ!(この日、証人が昼礼当番)
なお、『すすらない食事』は主に唇を多用するため麺が直接触れる事になり、同時に密着時間も長引くため、それなりのダメージは覚悟しておこう!
つまりは『奥義』とは名ばかりで、どちらかと言えば自分自身の苦しみを増幅させ、悪くすれば周囲にも被害を及ぼすムダ技なのだ! そしてこんな態度の食べ方を世間では『やせ我慢』と表現するっ!
とかなんとか考えていたわけではありませんが、麺のほとんどは『すすらない食事』で済ます事ができました。
ところが…。
麺はほぼ全滅に追い込んだものの、落ち着いた雰囲気の奥義、『すすらない食事』の影響でかやくとなるキャベツが随分と残って…。
※ 説明しよう!
かやくが残るとどうなるのか!?
スープを有さない焼きそばタイプは高確率で麺以外の具材が最後に残される場合が多い。
しかし、この現象は考えようによっては焼きそばタイプの命とも表現できるスープ(たれ)を限界まで吸ったかやくたちでもあり、更には吸い切れなかった僅かなスープ(たれ)がかやくに絡み付く様にする事から、好きな味を楽しむ最後としてはこの上ない至福の瞬間でもあるのだ!
しかし、この至福は望まない味が対象であれば一転し、一気に地獄絵図そのものな近未来を構築し始める事になる!
今回は極激辛の挑戦となったため、すえは頑張った最後の最後に存分に極激辛タレを吸ったキャベツ集団と、吸われ切る事の無かった残りのタレを同時に口に運ばなければならなかったのだ! わっはっは、ざまぁみろっ!
ペヤング極激辛を食べ切った感想
という流れにてペヤング極激辛の『完食』は達成されました。と同時に『V8』も達成です。意識していませんが。
実はこのペヤング極激辛なんですが、僕はどこかの買い物のタイミングで過去数回目にしており、その頃から既に挑戦者の言っていた『探している』という言葉も直接本人から聞いていたので、いつか食べる羽目になると感じてはいましたが……。
発売から時間が経過した今となるとは…。
↑せっかくなので完食後の容器を画像化。
暗がりの中で気付けなかったのですが、赤かったんですね…。これ見てたら腰が引けたかも。
総合感想(パンパカパ~ン☆)
えーとですね、まず、痛いです。
辛さを感じたのは食べ始めた頃の話であり、以後は痛さが増すばかり。
そして痛さがある程度の水準を超えると、今度は口周りが痺れてきます。
こうなると会話する声が注意しないと震えてしまうため、異常に落ち着いた口調に変化します。
自分の息が熱く感じるのも辛さゆえでしょう。感覚が本当に変になりますね。
美味しいか不味いかと尋ねられれば、その答えは『不明』という一言に尽きます。辛さが『味』の次元ではなく、ただただ辛いだけ、という話なんですね。
しかし、辛いもの好き・辛党と表現される人物が好む辛さではないとも思います。
体感(食)するギャグ商品と表現した方が存在価値は高いかも。
でも、チャレンジ精神や我慢比べという意識で口にするならば、それは単なる時間の無駄にもなりかねないので、同様の意識で手を出すのであれば、もっと異なる有意義に向けてその精神を活用した方が好ましいかと。
普通で言えば冗談では済まされない辛さですので、基本的に辛さを苦手とするならば手を出さない方が吉ですし、辛い物を苦手とする人が食べ切れる辛さではありません。
なので、この辛さを完食するためには相応の辛さ慣れしていなければ、途中でお腹を壊すのが関の山かも知れませんね。
…………まあ、特殊な意味合いでこのテの商品は人気がありますが、食べるのであれば身近な所に監視を立てていないと、辛さに耐えている間に間違って昇天しちゃうかもしれませんのでご注意を!
いやぁ~…、それにしても涙が止まらなかった。そして鼻水も止まらなかった…。暗がりで本当に良かった…。親しむ仲間だけの同席で本当に良かった…。
かつて働いた会社には2000人に届かない程度の工場勤務もありましたが、一気に1000人以上が押し寄せる食堂でこんなものを食べた日にゃ…、結果的に伝説化する所でしたね…。同時に異質のニオイに対する苦情もきっとすごかった事でしょう。少人数で本当に良かった…。
最後ですが、僕の場合はこのペヤング極激辛のダメージ回復に2時間以上を要しました。食べ終えて2時間以上経過した休憩時間に(そういえば痛みが引いてきたな)と思ったほどに『痛さ』が継続します。
あと、汗拭き用のタオルも装備しておきましょう☆
すえ
おまけ
ペヤングで言えば、僕はやっぱり激辛MAXあたりが限界ですね☆
辛さも僕にとっては重要ですが、耐える意味での辛さは味が消し飛びますからね。
ところでまるか食品さんの製造現場に勝手な想像を膨らませると、たまに吹き出しそうになることがあります。
吹き出す原因となるイメージは『品質管理』。
生産するという事は必ず品質に関する部門があるという事で、生産物が食品であれば、必ず検査や試食する担当がいるわけじゃないですか。
そんな『試食担当』が辛いもの苦手だった場合、『仕事だから』という理由で口にできるのかがまず疑問ですし、商品のイメージ的に悶絶できないような辛さであれば条件クリアとはならない訳で…。
…………工場見学に行ってみたいなぁ。
でも、よくあるお土産に極激辛が入っていたら、…それは喜べるものなのかなぁ???
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