改善提案・創意工夫の例題と解決法
その1
おはようございます! すえです!
社会人となって会社員となった場合、多くの企業で会社員が求められる事は実績ですが、その実績を確かな位置づけに持ち上げるために考えるべきは
もともと存在する内容の改善
そしてこれまで存在しなかった発想である創意工夫
であり、それらの提案とその後について回る対策ではないでしょうか?
この流れは一見すればとても面倒な作業ではありますが、実は全ての会社は1つの物事に対する創意工夫の提案から始まり、その改善・対策を何回も練り直して実践する事の積み重ねで成長しています。
でも、実際には多くの会社員がこれらの内容を考える事を苦手としており、これを放っておく会社ほど時代と共に退化してしまう事もまた確かな話なんですね。
という事で、せっかく生活の基盤を担う会社の成長を促す意味でも、簡単ながら僕が得意とする考え方を基に、
創意工夫・改善・対策に関する例題とその解決法(提案)
を記しますね。
視点を変えればヒヤリハットにも流用出来ますよ。
多くの会社では提案内容よりも提出回数を重視している傾向にあるため、これを利用してジャンジャン成績や内心を引き延ばしましょう☆
もちろん、報奨制度を設ける会社の場合にも有用ですよ! お小遣い稼ぎにもピッタリですね!
改善提案・創意工夫の例題と解決法その1
単純に左から『問題』と、『それに対する提案・予想効果・提案実行による欠点』の順番で表記します。
ここでは2つの題材案とその予想効果を考えますので、あなたの職場の状況に合わせて活用してくださいね。
題材01:『作業エリア床面のゴミが目立つ』
題材(問題点): | 作業エリア床面のゴミが目立つ | |
提案(改善・工夫) | 予想効果 | 実行時の弱点 |
該当エリアにゴミ箱を設置する | 特定の場所にゴミが集まる | ゴミ箱の管理項目が追加される |
該当エリアのゴミ箱を追加する | 収容し切れなかったゴミが分散される | 追加購入にコストがかかる |
該当エリアのゴミ箱を大きくする | 収容能力が上昇する | 大きさの拡張分、作業エリアを圧迫する |
ゴミを出さない作業をする | ゴミそのものが出なくなる | 『ごみを出なくする工夫』を考える必要がある |
該当エリアの清掃員を雇う | 一定時間ごとにゴミが回収される | 人件費が増える |
該当エリアに特定の清掃時間を設ける | 定期的にエリアのごみを除去できる出来る | 作業時間が削られる |
手元に小さなゴミ箱を設置する | ゴミ箱が手元に置かれるため、エリア床面の散らかり防止になる | 工程によっては容量に問題が発生する恐れがある |
足元にゴミ箱を設置する | ゴミ箱が足元に置かれるため、エリア床面の散らかり防止になる | 意識し難い部分への設置も考えられ、邪魔になる事も考えられる |
題材02:『運搬機と従業員が同一の通路を利用している』
題材(問題点): | 運搬機と従業員が同一の通路を利用している | |
提案(改善・工夫) | 予想効果 | 実行時の弱点 |
運搬車移動通路と歩行者移動通路を分ける | 接触事故等の危険性を防ぐ | 通路分けのための備品を用意する必要がある |
歩行者専用通路を設ける(上記と同じ意味) | (同上) | (同上) |
安全通路を設ける (上記と同じ意味) |
(同上) | (同上) |
運搬車移動通路と歩行者通路を完全に分ける | (同上) | 2倍の通路が必要になる |
運搬車は地上、歩行者は空中通路など、縦の空間で分ける | (同上) | 空中通路を設置する費用が発生する |
歩行者と運搬車の接触する可能性のある通路を完全になくす | (同上) | 歩行者の移動時間が増える |
運搬車が稼働中は歩行者の立ち入り・作業を全面禁止にする | (同上) | 運案車両が稼働する分だけ作業者の作業時間が減る |
接触防止の安全エリアを確保する | (同上) | 安全エリアの空間確保 |
今回のあとがき
ここに挙げた例は『床面のゴミ』と『安全を考慮されていない通路』を題材に考えてみました。
ゴミに関しては多くの会社が問題視する内容ですので、こういった提案は安易でありながらも中間管理職方面からは『現場を見ている』という意味で高印象です。
例えばあなたが日常的に時間を見るけてはゴミ拾いなどをしている姿を確認されていれば、こういった内容の提案も重視されてくる事でしょう。
2つ目の通路の問題は屋内で作業する現場に多く、もっともイメージしやすい現場と言えば生産工場がその1つかも知れませんね。
屋内であるがゆえに移動場所が制限されていますが、実は運搬作業車と徒歩による移動中従業員の接触は少なくありません。
幸いは屋内で活動する運搬車両の出せる速度が低く設定されているために赤チン災害にすら発展しない場合が多いですが、それでも車両のほとんどは1トンを超えていますので、そこに荷物の重量も加わる事から『事故』という表現を使用される場合のほとんどは重大災害に発展する(している)ケースが圧倒的に多いんですね。
本来はそういった事故を未然に防ぐのが『安全対策』と呼ばれる処置ですが、残念ながら日本企業のほとんどは同様の事故が複数発生した後に、嫌々ながらに『今後安全対策』を考える傾向にあるみたいですので、中間管理職のサガではありませんが、責任を押し付けられる場合の先手を打つ意味でも効果が持てますね。
…というか、過去の職場の僕はそうする事で自分を守っていました☆
はい、そういう事で、ひとまずは上記2点の例題に対する案と予想効果。そしてその内容を実行するにあたってのマイナス要素も加えてみました。
シリーズではありませんが例題を変えて代案を書いていますので、気になる方や実際に提出を求められていて案件に困っているようでしたら、このページのサイドバーの『1.42 提案関係』か、『ブログ内全もくじ』で探してみてください。
という事で、今回もお疲れさまでした。次のお勤めも頑張りましょう。
すえ
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※↑『安全を無視した~その2』以降は赤チン災害ではない大きな事故の話です。内容によっては気分を害するかも知れません。自己責任でお願いします。
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